写真①:第36回全国町並みゼミ倉敷大会全体会が開かれた市芸文館
=岡山県倉敷市中央1で撮影
〈倉敷・町歩きスポット〉3
:全国町並みゼミ倉敷大会
倉敷市の観光町歩きを楽しんだ後、9月20日午後1時から同市中央1の市芸文館=写真①=大ホールで開かれた「第36回全国町並みゼミ倉敷大会」(主催・同大会実行委員会、特定非営利活動法人全国町並み保存連盟)に出席しました。
「全町ゼミ倉敷大会」は、22日まで3日間の日程で開催。大会のテーマは「つながる地域文化の伝統と創造~備中の風土力の発信~」で、この日の「全体会」開会式では、主催者を代表して前野まさる・特定非営利活動法人全国町並み保存連盟理事長(東京芸大名誉教授)が挨拶しました=写真②=。
写真②:挨拶する前野まさる・特定非営利活動法人全国町並み保存連盟理事長
=倉敷市芸文館で、2013年9月20日午後1時5分撮影
基調講演では、神崎宣武・旅の文化研究所所長が「町並みと旅の文化」の演題で話しました。続いて、兵庫県豊岡市城崎町の「城崎温泉町並みの会」や、佐賀県鹿島市の「肥前浜宿 水とまちなみの会」など各地で伝統的町並みの保全に取り組んでいる5団体から活動報告がありました=写真=③。
写真③:檀尻が走る温泉町の町並みを守る「城崎温泉町並みの会」の活動報告
午後7時からは、歓迎交流会に出席。会場は、倉敷市の旧倉敷紡績倉敷工場を再開発、ツタ(アイビー)のからまる赤レンガ造りの建物にホテル、レストランなどが入居した複合交流施設・「倉敷アイビースクエア」のフローラル・コートです。アトラクションで、岡山県備中地方に伝わる「備中神楽」(国指定重要無形民俗文化財)=写真④=が披露されました。
写真④:歓迎交流会で披露された「備中神楽」
=倉敷市の「倉敷アイビースクエア フローラル・コート」で、9月20日午後7時10分撮影
交流会では、参会者と地酒を酌み交わしながら懇談。2012年12月1日、福津市文化会館で開いた「第35回全町ゼミ福岡大会」の第5分科会に出席いただいた中村泰典・第36回全町ゼミ倉敷大会実行委員会委員長(特定非営利活動法人倉敷町家トラスト代表理事)や、2008年に「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が同会館で開催した町づくり講演会で「〈津屋崎千軒〉まちおこしへの提言」の演題で講演いただいた西村幸夫東大教授(現副学長、特定非営利活動法人全国町並み保存連盟理事)にも再会し、お礼のご挨拶をしました。