吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2009年4月29日/〈今月・来月の行楽・催事案内〉078

2009-04-29 22:03:18 | 行楽催事
写真①:「有田陶器市」の買い物客で賑わう町並み
     =佐賀県有田町で、2009年4月29日午前8時51分撮影

「有田陶器市」に遠征
行楽日和に恵まれました

 佐賀県有田町で29日、「第106回有田陶器市」(有田商工会議所主催)が開幕。今年も早朝、5年連続で〝掘り出し物〟を求めて陶器市会場=写真①=を細君と訪ねました。

 午前5時10分、朝食抜きで福津市津屋崎の自宅をマイカーで出発。「九州縦貫道」―「西九州自動車道」経由で高速道路を走り、同7時10分に有田町の有田中学校駐車場に着きました。今年はETC利用だと高速道路料金が割り引かれて千円でいいとあって、昨年より有田行きの高速道路の車が多いように感じました。

 有田町のメーンストリートにある「香蘭社」や「深川製磁」、「賞美堂本店」などの店舗を回り、お皿や小鉢、コーヒーカップなど割り引きサービスの〝掘り出し物〟16点を購入しました。

 今年は、真右ェ門窯(有田町南原甲)の二代真右ェ門、馬場九洲夫さん(日展会友、現代工芸美術家協会本会員)の作品=写真②=が展示されている昭和5年建築という有田の焼き物商家・「旧松本家」の座敷=写真③=を初めて観覧しました。


写真②:釉薬の効果を巧みに使い、夜明けの富士山を表現した馬場九洲夫さんの力作
     =佐賀県有田町の「旧松本家」で、29日午前8時43分撮影

 馬場さんの夜明けの富士山は、床の間に飾りたくなる印象の作品でした。「有田陶器市」は、5月5日まで。天気に恵まれた今年は、不況の最中ながら最高の人出になりそうな気配です。


写真③:馬場九洲夫さんの多くの作品が展示された座敷
     =「旧松本家」で、29日午前8時43分撮影
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2009年4月29日/〈日記〉353・「町家まつり」を振り返って(6)

2009-04-29 04:22:58 | 日記
写真①:「津屋崎めぐり」の画像を見ようと携帯電話のカメラで「QRコード」を読み取る女性
     =福津市津屋崎の「津屋崎人形巧房」前で、2009年4月18日午後2時59分撮影

何かが変わる、変える
「津屋崎千軒 町家まつり」を振り返ってー 

6)QRコードで「津屋崎めぐり」見物

 「QRコード」というのをご存知でしょうか。白と黒の格子状のパターンで情報を表し、高速読み取りができるようにしたマトリックス型二次元コードです。4月18日、19日に初めて開催された「津屋崎千軒 町家まつり」で、この「QRコード」でインターネットに接続して「津屋崎めぐり」の画像を携帯電話で見られる珍しい試みが行われました=写真①=。

 「町家まつり」に参加した〈津屋崎千軒〉かいわいの町家の軒先やショーウィンドーなど13か所に12種類の「QRコード」=写真②=を掲示。たとえば、「津屋崎人形巧房」前を通りかかった行楽客が、携帯電話のバーコードリーダーを起動し、カメラで「QRコード」を撮影して読み取り、表示されたURLをクリックしてインターネットに接続すれば「津屋崎祇園山笠」の画像や解説文を、別の町家の前でも同様に「旧津屋崎塩田」の画像や歴史の概要説明文などをそれぞれその場で楽しめます。


写真②:「津屋崎めぐり」の画像が読み取られる「QRコード」
     =福津市津屋崎で、2009年4月23日スキャン

 この画像は、「津屋崎千軒 町家まつり」の企画運営にボランティアで協力していただいた九州工業大学(北九州市)の「景観研究室」4年生・船場(ふなば)文博さん(建築学専攻)が12点用意し、ブログにアップ。携帯電話で「QRコード」を読み取り、インターネットに接続すればパケット料金が発生することを「QRコード」の掲示に添え、利用方法が分からない行楽客には「津屋崎千軒民俗館『藍の家』」に「津屋崎千軒 町家まつり」期間の18,19両日午前10時から午後4時までなら、電話して問い合わせできるように配慮しました。

 船場さんは「2日間で約130のアクセスがありました。お店の方にも、QRコードの使い方を説明して携帯電話で観てもらい、喜んでいただいて、よかったです」と話しています。この「津屋崎めぐり」のように、「QRコード」でインターネットに接続して画像や解説文を見ることができる試みは、福岡県では門司港レトロ地区で行われた例があるくらいという。先進的な試みが、「津屋崎千軒 町家まつり」で成功したのは、嬉しいことです。
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