吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年11月2日/〈今月・来月の行楽・催事案内〉050

2007-11-02 23:54:21 | 行楽催事
〈11月の行楽・催事案内〉


写真①:「波折神社の歌仙絵馬と短冊」の展示
     =福津市文化会館で、2007年11月2日午後0時32分撮影

福津市民文化祭始まる
カメリアホールで「波折神社の歌仙絵馬と短冊」展


 第3回福津市民文化祭(市と市文化協会の主催)が、市文化会館(カメリアホール)と市中央公民館の2会場で2日から始まりました。4日まで。

 カメリアホール2階会議室では、津屋崎郷土史会の「波折神社の歌仙絵馬と短冊」=写真①=と「宮地岳線延長記念碑の拓本」が展示されています。

 「波折神社の歌仙絵馬と短冊」展には、福津市津屋崎(北ノ二区)の氏神・波折神社に奉納された「三十六歌仙図」絵馬のうち現存している33面が展示されています。絵馬の額は、すべて外されている=写真②=ため、奉納時期が特定できないものの、奉納者の一人が明治23年に亡くなっていることから、それ以前の奉納と見られるという。

 津屋崎郷土史会員の大賀康子さん(北ノ一区)によると、波折神社「三十六歌仙図」絵馬の不明の3面は、小野小町(おののこまち)と壬生忠見(みぶのただみ)、藤原興風(ふじわらのおきかぜ)が描かれていました。


写真②:額がすべて外されている波折神社奉納の「三十六歌仙図」絵馬
     =福津市文化会館で、11月2日午後0時34分撮影

 展示された絵馬には、和歌とその作者が描かれていますが、和歌は変体仮名で書かれているため、福津市の書家梅本夕起子さんが読みやすい字で書いた短冊が添えてあります。

 三十六歌仙は、平安時代中期の歌人・歌学者藤原公任(きんとう)が秀歌撰「三十六人撰」で選んだ優れた歌人たちをいうのが一般的です。展示された歌仙絵馬それぞれに、〈津屋崎千軒〉として栄えていたころの、願いや感謝をこめて奉納した氏子たちの想いが偲ばれます。

 「宮地岳線延長記念碑の拓本」の展示は、今年3月末で廃線になった西鉄宮地岳線「津屋崎駅」前にある電車延長記念碑の拓本です。         
       
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