吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年11月28日/〈日記〉193・2つの図書館を視察

2007-11-28 15:53:22 | 日記
写真①:「宇美町地域交流センター『うみ・みらい館』」1階にある宇美町立図書館
     =福岡県宇美町平和1で、2007年11月27日撮影

 「福津市立図書館分館整備ワークショップ」委員の一人として27日午後、福岡県粕屋郡の宇美町立図書館と久山町民図書館を視察してきました。

 視察に参加したのは、市立図書館協議会委員を含む18人。午後1時10分、市のマイクロバスで津屋崎庁舎前を出発、まず同2時30分から宇美町立図書館を1時間視察しました。

 建築費約16億円で建設された「宇美町地域交流センター『うみ・みらい館』」(鉄骨、一部鉄筋コンクリート造り2階建て延べ約5,400平方㍍)の1階約2,200平方㍍に9月にオープンした県内で最も新しい公立図書館=写真①=。2階が生涯学習センター。人口約3万8千人の町にしては、デラックスな施設です。登録者数は、町人口の約18%の6千8百人。

 開架図書数は最大約9万冊で、天井が高く、ゆったりしたスペースに、一般、地域資料、青少年、児童、視聴覚、インターネット、展示、喫茶各コーナーのほか、おはなしのへや、親子ルーム、対面朗読室、畳の部屋がありました。本はICタグ付きで、カウンタ-横の自動貸出機で情報を読み取り処理でき、サーマルプリンターの紙が要らないようにリライトカードを使うなど最新鋭機器を駆使した図書館業務に感心しました。トイレも親子トイレ、こどもトイレまで完備。

 開館時間は、午前10時から午後7時まで。住民の勤め先のある福岡市から遠いため、近隣の図書館より開館時間を1時間遅くし、職員13人で勤務ダイヤを組んでいるという。

 このあと、午後4時から30分間、久山町民図書館=写真②=を視察。総事業費15億円で建設された文化交流施設「レスポアール久山」(鉄筋コンクリート造り2階建て延べ約3,200平方㍍)の1-2階に平成11年開館。面積約700平方㍍で、広さは宇美町立図書館の約3分の1。2階部分まで吹き抜けで、専門書コーナーや読み聞かせ室などがあります。人口約8千人の町で、職員4人というこじんまりとした図書館です。開館時間は、午前10時―午後6時(日曜日は5時まで)。開架図書数は最大約4万7千冊。


写真②:文化交流施設「レスポアール久山」1-2階にある久山町民図書館
     =福岡県久山町久原で、27日撮影


 「市立図書館分館整備ワークショップ」委員は、月1回程度、無報酬でワークショップに出席し、市が平成22年度に開館を目指して作成している「市立図書館 津屋崎分館」の基本構想案に整備計画の提言を行うのが役目です。

 市の整備計画では①昭和48年の建設で老朽化した津屋崎公民館を解体、跡地に平屋の分館(延べ床面積約800平方㍍、蔵書約5万点)を建設②総事業費は5億円で、地域活性化のために使う――と説明しており、分館の面積からすれば久山町民図書館とほぼ同規模です。市は「ロビーでは展示も行えるようにし、北側の新浜山児童公園はリフレッシュ、東側の『ハーモニー広場』にバスターミナルを設け、地区の活性化に役立てたい」ともしています。

 12月13日の第2回ワークショップでは、新しいタイプの図書館について学習する予定です。
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