吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2007年7月23日/〈日記〉142・「津屋崎駅舎」姿消す

2007-07-23 06:09:43 | 日記
写真①:駅舎が撤去された旧西鉄宮地岳線「津屋崎駅」跡
     =福津市津屋崎天神町で、2007年7月21日午後2時58分撮影

 3月限りで廃止された福津市津屋崎天神町の旧西鉄宮地岳線「津屋崎駅」は23日現在、駅舎が解体、撤去されて姿を消し、プラットホームを残すだけとなっています=①=。

 これで、ここに駅があったという〝しるし〟は、旧駅舎跡西側に建つ「電車延長記念碑」だけとなりました。

 旧宮地岳線(福岡市東区貝塚―津屋崎間、20.8㌔)のうち、当初開業していた「和白駅」(東区)までの路線が「宮地岳駅」(福津市宮司)まで延長されたのは大正14年(1925年)。さらに、「宮地岳駅」から「津屋崎駅」(同市津屋崎)まで延長されたのは、旧津屋崎町時代の昭和26年(1951年)7月1日でした。私が津屋崎小学校1年生だった同月、宮地岳線の津屋崎駅までの路線延長を全町で祝う〝津屋崎どんたく〟が催され、天神町どんたくパレード隊の一員として参加したのを覚えています。

 その56年前の記憶の底には、津屋崎駅までの路線延長の喜びに沸きたった津屋崎町民の熱い想いが、横たわっています。この電車延長を祝う記念碑は、公害の排気ガスや温熱も出さず、環境に優しく、ローカルで豊かな自然を残す津屋崎にふさわしい交通機関として、津屋崎の人たちにかけがえのない郊外電車が走っていた最後のしるし――として、ぜひとも残さなければなりません。新しい「津屋崎地域郷づくり」のためにも、欠かせない広場の一角として、このモニュメントを活用できないでしょうか。
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