とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

夏もあと少し、畑も実り豊かに

2015-08-20 21:14:33 | 
このところ毎日畑に行くのが楽しみになっている。
花も咲き、野菜もいろいろ実ってきているからだ。

今見頃の花は、松葉ボタンである。
赤、黄、白、ピンク、オレンジ等色もカラフルで、道行く人も良く見てくれている。




ヒマワリは、かなり大きくなってきているのだが、種まきが遅かったのでまだ花は咲いていない。
もうしばらくの我慢だ。台風が来ないうちに咲いてくれるといいのだが…。




移動したカンナも、成長著しくあっという間に大きくなった。




野菜のほうは、既に収穫しているのもあれば、もう少しというのもある。

トウモロコシ。


白ナス。


普通のナス。


エビイモ。


サツマイモ。


そして、今日植えたばかりのキャベツ。


草取りもほぼ一段落したので、しばらくは大丈夫だが、あと一週間もすれば、元の木阿弥だろう。

「こうのとり」打ち上げ成功!

2015-08-19 21:43:22 | サイエンス
先ほどのNHKニュースで「こうのとり」打ち上げ成功を知った。何度か延期になっていたのが、やっと今日打ち上げが成功したという事で、ホッとすると共に嬉しい事である。

「こうのとり」は、このあと5日かけて宇宙ステーションに近づき、日本時間の今月24日夜、宇宙ステーションに滞在している日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんがロボットアームを操作して機体をキャッチすることになっているそうだ。本来なら、アメリカやロシアの輸送船で物資が送られていたはずなのだが、すべて失敗だったため、日本の「こうのとり」が無事打ち上げ成功したという事で、宇宙ステーションの乗組員は、安堵したことだろう。

「こうのとり」を乗せた日本の「H2B」ロケットは、2009年の初飛行から5回連続して成功。エンジンなどが共通するH2Aと合わせると27回連続の成功となり、成功率は97%(33回中32回)になったという。まさに、技術立国日本の面目躍如といったところである。そして5日後、宇宙ステーションに滞在している日本人宇宙飛行士の油井亀美也さんが、NASAにいる若田光一さんの管制のもと、宇宙輸送船のドッキングを担う事になっている。日本人同士による重大ミッションが成功する事を大いに期待している。

徳島阿波踊りツアー:2日目うずしお見物

2015-08-18 19:10:32 | 観光
前日は、阿波踊りを見て宿に帰ると夜11時過ぎだったが、朝はしっかり起きることが出来た。徳島に来たからには、お遍路の雰囲気を知って欲しくて、第1番札所霊山寺に同行者を連れて行く。ここに来るのは4か月ぶりだが、懐かしい。




お遍路の作法などを説明して霊山寺を一回りした後、鳴門公園の鳴門山展望台に寄っていく。エスカヒル鳴門の全長68m・高低差34mのエスカレータで展望台まで行くのだが、先が見えないくらいに長いエスカレータにビックリだ。


鳴門山展望台からは、鳴門海峡や大鳴門橋等が一望だ。ただ、満潮の時間になっていないのでうずしおは現れていない。




昼食を済ませ、12:30のうずしお観潮船に乗る。間近で見るうずしおは迫力満点だ。




満潮時の渦の直径は最大で30mに達するといわれ、大きさは世界でも最大規模といわれているそうだ。






周りには、いろんな観潮船が繰り出し、大勢の観光客がうずしおを見学していた。


1日に2回、大量の海水が瀬戸内海に流れ込み流れ出す。瀬戸内海と太平洋の水位差は最高で1.5mにもなり、海峡の幅が狭く、海底の複雑な地形もあって、潮流は20km/hに達することもあるという。この潮流の速度は「世界三大潮流」にも数えられ、早い潮流と穏やかな流れの境目において、うずしおが発生するというわけだ。




淡路島に渡ったところで、トリックアート展にも立ち寄る。こういうところでは、カメラがないと楽しめない。今回も、面白い写真が撮れた。










1日目は、明石付近で大渋滞に嵌ったが、帰りはすんなり通過し、無事帰宅する。家に帰ると暑いのではと思っていたが、一頃の暑さも和らぎ、過ごしやすくなってきていたのでホッとした。

徳島阿波踊りツアー:1日目阿波踊り見物

2015-08-17 20:19:57 | 観光
阿波踊りは何度か見ているが、やはり本場で見るとその熱狂ぶりが良く分かる。徳島市内には有料演舞場がいくつかあり、その中の一つで見学することになった。しかし、入場できるのが20:30からの第2部だったので、眉山ロープウェイで山頂まで行って、眉山から徳島の夜景を楽しむ。


眉山から演舞場に向かうとちょうどいい時間になった。早速、予約席に座ると前から3列目で見やすくていい場所である。以後、1時間半ほどの間、いろんな連の踊りを楽しむことができた。

徳島天水連


娯茶平連




飛鳥連


藍饗連


奴踊り


子供たちの踊りも凛々しい。




ENEOSのエネゴリくんも登場。


天保連


大阪天水連








「徳島阿波踊りツアー:2日目うずしお見物」に続く。

徳島阿波踊りツアー:1日目大塚美術館

2015-08-16 20:48:46 | 観光
甥夫婦が阿波踊り好きで連に入っているのだが、本場の阿波踊りを見に来てほしいとの事で、初めて徳島まで阿波踊り見物に出かけた。阿波踊りは夜なので、まずは観光で、鳴門にある「大塚国際美術館」に立ち寄った。

「大塚国際美術館」は、国立新美術館に次ぐ日本第2位の広さを誇る。私立では最大の美術館建築だという。展示されている作品は、大塚グループの大塚オーミ陶業株式会社が開発した特殊技術によって、世界中の名画を陶器の板に原寸で焼き付けたもので、全てレプリカである。作品は古代から現代に至るまでの著名で重要なものばかりを展示している。これらを原寸で鑑賞することでその良さを理解し、将来実物を現地で鑑賞して欲しい、との願いを込め設立されたのだという。世界中の名画を一度に鑑賞できるというから、本物ではなくても、雰囲気を味わえるという点では、素晴らしい美術館だ。

しかもありがたい事に、フラッシュなしなら全ての絵画の撮影がOKだ。ただ、絵画だけの画像はダメらしいので、銘板や壁を含んだ画のみ公開する。全て掲載できないのが残念だ。以下、作品の数々。

まず最初に入るのがシスティーナ・ホールだ。ミケランジェロの天井画と壁画が一面に広がっている。


フェルメール「真珠の耳飾りの少女」


レオナルド・ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」


モネの大睡蓮


ボッティチェリ「受胎告知」。受胎告知は、他にもいろんな画家の作品がある。


ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」


マネ「笛を吹く少年」


ミレー「落ち穂拾い」


ゴッホの幻の「ヒマワリ」


リッカルド・ベリ「北欧の夏の宵」


ゴヤ「裸のマハ」


他にも、レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」、ムンク「叫び」、ドラクロウ「民衆を導く自由の女神」、アングル・ドミニック「泉」、モネ「ラ・ジャポネーズ」等など。ここに書ききれないほどの名画が1000点以上展示されているから、感動ものである。

レプリカとはいえ、陶板に焼き付けられた絵画は、色あせせず2000年以上も変わらないそうだ。ここで気に入った絵画を見つける事で、改めて本物がある美術館に行くきっかけ作りになることは間違いない。昔、ボストン美術館で見た作品をここで見つけた時は、大いに嬉しかった。

「徳島阿波踊りツアー:1日目阿波踊り見物」に続く。

2015東北登山:4日目早池峰

2015-08-15 07:19:21 | 山登り
4:50。民宿「峰南荘」を出発する。


5:15。河原の坊登山口に車を停め、いよいよここから早池峰への登山口に入る。


歩きやすい道は、すぐに終わり、いきなり岩だらけの登山道に変わっていく。


渡渉箇所もいくつか出てくるが、水量が多くないので問題なく通過だ。




6:00。水場でのどを潤す。


登山道は、ほぼまっすぐに山頂まで伸びている。


ウスユキソウを所々で見かけるが、花期が終わりに近く、物足らない。しかも早池峰の固有種であるハヤチネウスユキソウではない。やはり、ハヤチネウスユキソウの時期には間に合わなかったようだ。


タカネナデシコ。


登山道はさらに傾斜を増し、白っぽい標識が、点々とまっすぐ上に続いているのが見える。


巨大な一枚岩の上を、ロープを頼りによじ登る。


7:20。打石を通過する。八合目の打石は、その昔、早池峰山の美しい眺めに魅せられた天狗が飛びまわっていた時に、突然雲に包まれ頭をぶつけたことからその名がついたと云われてるそうだ。


今度は、鎖で岩壁をよじ登る。


94という番号が見えてきた。登山口から、ところどころに番号が振られ、徐々に増えていた。このペースでは100が頂上だろうと推測していたので、頂上が近い事がわかった。ただ、この番号、かなり昔に付けられた物らしく、大幅に飛んでいるところが多い。現在のコースとは違うところにも付いていたらしい。


険しい岩稜帯が、間近に迫ってきた。


8:05。早池峰山頂1917mに到着する。百名山87座目である。早池峰山頂は、早池峰神社の奥宮となり、社と岩に突きたてられた剱が目につく。


山頂の南側には、大展望が広がっていた。


山頂には、大きな避難小屋もあり管理人がいた。ただ、宿泊はできないそうだ。登山口から山頂までは、高山植物を守るため、登山道わきで用足しをすることも、他の山以上にかたく禁止されている。その為、入山時から携帯トイレを持参し、避難小屋脇の携帯トイレブースで用足しをする。


ハクサンシャジン。


小田越登山口に向かって下山を始める。


麓に白い点が見える。右側が、河原の坊登山口、左側が、小田越登山口である。


早池峰の固有種であるナンブトラノオ。トラノオの仲間だが、小ぶりで可愛い。


小田越コースの最大の難所とされているクサリ場。天狗の滑り岩と呼ばれる巨岩には鉄梯子がかけられ、垂直の壁を下るような急傾斜である。


下の方を見ると、登山者とは思えない軽装で半裸の男性が歩いていた。


竜ヶ馬場と呼ばれる視界の開けたハイマツ帯。ハイマツの絨毯の中に、可憐な花々が咲いている。


9:20。御金蔵を通過する。大きな千両箱のような直方体の岩が立っており、ここで祈願すれば金運に恵まれるそうだ。


岩の隙間から、たくましく咲いているナンブトウウチソウ。これも早池峰の固有種だ。


岩だらけの道をさらに下って行く。


10:10。やっと木道にでる。これで歩きやすくなった。


木の下に一斗缶がぶら下げられている。これを叩いて、クマよけにするのだ。この辺りもクマの生息域になるらしい。


10:20。小田越登山口に無事到着する。


小田越から車を止めた河原の坊までは、舗装道路を2キロほど歩いて戻る。道路からは、早池峰山頂が見え、あそこからもうこんなに下りてしまったという事が良く分かる。


10:45。河原の坊に到着し、東北の山行がこれで終わった。早池峰からは、花巻に向かう。花巻では、日帰り温泉の東和温泉に寄ってから、新花巻駅から東北新幹線・東海道新幹線で帰宅する。7月の北海道に続き、8月も百名山を無事踏破出来てホッとした。今回も、いいメンバーに恵まれ、楽しい山旅だった。

2015東北登山:3日目遠野観光

2015-08-14 07:12:30 | 観光
岩手山から、100キロほど移動して遠野まで向かう。遠野といえば、以前東北震災ボランティアで一度行ったことがあり、柳田國男の「遠野物語」の舞台となった地域である。空き時間に立ち寄った場所を、仲間に見せたくて今回の山旅の一部に組み入れたのだ。

11:20。まず初めに、遠野駅前に着いた。


遠野駅前には、河童の像があり、いろんな仕草の河童が見られる。


お腹が空いていたので、観光協会で紹介してくれた食事処まで歩いていく。5分ほど歩くと「とおの物語の館」にある“伊藤屋”という食事処に入る。江戸時代の住居を改造した食事処で、“ひっつみ”という地元料理を食べる。“ひっつみ”とは「すいとん」の一種で、小麦粉を練り、煮汁に入れて煮込んだものだ。


お土産屋などを覗いた後、13時からの“語り部”のお話を聞くために「遠野座」に向かう。


遠野では、昔から伝わる民話を岩手弁で 語る人たちを“語り部”という。遠野に来たら、一度は聞いてみたいと思っていた。20分ほどの間に、やさしそうなおばあちゃんが、5つ程の民話をじっくり語ってくれた。日本昔話を聞いているようなものだが、岩手弁が難しく、何を言っているのか分からない部分もあり、すぐに眠くなってしまった。おばあちゃんが目の前にいるので、眠気を抑えるのが正直言って辛かった。

「とおの物語の館」を出ると、数キロ先の伝承館に移動する。伝承館の駐車場には、水木しげるの「遠野物語」をラッピングしたバスがあった。


伝承館では、こんな風に簡単に河童になれる。




「曲り家」と呼ばれる人馬が同居した屋敷を見学する。


ここは、オシラ堂と呼ばれる部屋で、娘と馬の恋物語で知られるオシラサマ千体を展示している。


伝承館から10分ほど歩くと、有名なカッパ淵がある。




カッパ釣り名人が、河童を釣ろうとしている。


カッパ捕獲許可証を持った人は、ここで釣竿を借りてカッパ釣ができる。


若い女性が、早速キュウリを餌にカッパ釣を始めた。しかし、なかなかカッパはつれないですねえ。


遠野観光を終え、いよいよ最後の目的地である早池峰の登山口に向かう。最後の宿は、グレートトラバースの田中陽希さんも宿泊した「峰南荘」という民宿だ。焼き魚や山菜料理が出てきて山の宿らしい夕食だった。




部屋の外からは、近くを流れる沢の音がずっと聞こえていた。結構大きい音だったが、網戸から入ってくる涼しい風が気持ちよく、ぐっすり眠れた。最終日も4時起きの予定だ。

「2015東北登山:4日目早池峰」に続く。

2015東北登山:3日目岩手山山頂へ

2015-08-14 00:04:03 | 山登り
4:40。8合目避難小屋前の広場に出た。


ちょうど、東の空から僅かにご来光が見えた。


昨日の雨がやんで、無事山頂まで行けそうだ。仲間を呼んで、急いで山頂に向かう。


8合目から上は、シシウドのお花畑だ。


4:55。不動平に到着する。雲の中に入ってしまったのか、カメラのレンズが濡れてきていた。


お鉢の火口縁を歩く。雲に隠れ周りは良く見えないが、火口が進行方向の右側にある。


5:25。岩手山の薬師岳2038mに到着する。86座目の百名山達成である。カメラの写りが悪いのが残念だ。


僅かな時間だったが、岩手山でもブロッケンを見る。


雨は降っていないものの、雲の流れが激しく、景色は目まぐるしく変化していく。


コマクサには。水滴が付いて瑞々しい。


コマクサの周りには、イワブクロも咲いている。


6時くらいには、小屋に戻る。小屋で朝食を作り、食べ終わってから下山を開始する。小屋前には「御成清水」という湧き水が出ていて、食事の水には事欠かない。


7:10。若い夫婦登山者の可愛い娘さんと一緒に記念写真を撮る。


下界は、暑い雲に覆われていた。


しかし、上空は青空だ。


7合目あたりから雲の中に入り、雨も降りだしていた。再び雨具を着て下山していくが、次第に雨も止み、登山口に着くころには、雨も上がっていた。9:10。無事、馬返し登山口に到着する。下山は、コースタイム3時間のところ2時間ほどで下山する。さすが健脚揃いのメンバーだったので、計画に余裕ができて良かった。


「2015東北登山:3日目遠野観光」に続く。

2015東北登山:2日目蔦温泉~岩手山8合目

2015-08-13 18:43:30 | 山登り
5:15。早起きして、蔦温泉玄関前に出る。


蔦温泉前のビジターセンターから「沼めぐりの小路」に入る。


歩きだしてすぐに、名前がない沼があった。


さらに5分ほど歩くと、大きな沼に出た。沼めぐりの小路では最大の蔦沼だ。朝日が当たりはじめた山と森、そしてそれらの影が、見事に水面に映し出され、何とも言えない荘厳な風景だ。これだけは、早起きしたからこそ見られた絶景だ。


この景色を撮りに来ていたカメラマンに写真を撮ってもらう。


これは、鏡沼。まだ日が当たってないせいか、鏡のようには見えない。


長沼。ここの水面も鏡のように美しい風景を映し出していた。


水草に付いた水滴が瑞々しい。


沢から立ち上る水蒸気に、スポットライトのような日差しが届いている。


菅沼でも、水面を白い水蒸気が覆っていた。


白い中をカモが悠然と泳いでいる。


1時間10分ほどで、沼めぐりを終え部屋に戻り、朝風呂に入る。散歩した後の風呂は気持ちよく、その後の朝食も美味しかった。8:30には宿を出発し、奥入瀬渓流沿いに車を走らせる。昨年は、雨の中、奥入瀬渓流を歩いたが、今回は要所要所を見るだけにとどめる。変化に富んだ美しい流れや様々な奇岩・奇勝があり、何度見ても素晴らしい渓流だ。






その後、十和田湖から岩手山登山口まで移動だ。約150キロもあり、ちょっとしたドライブである。しかし、その最中ビックリする電話が私にかかってきた。かけてきたのは、昨夜泊まった蔦温泉からだ。「お客様の部屋にトレキングシューズの入った黒い袋があり、お忘れではありませんか」という内容だった。さっそく仲間に忘れてないか確かめたが、誰も心当たりがないという。そこで、もう一度考えたら、なんと自分の登山靴に心当たった。宿の人が到着時荷物を運んでくれたので、どこに置いたか記憶がなかったのだ。一瞬、気が遠くなったが、とりあえず宿から自宅に着払いで送ってもらうよう連絡する。さて、これからの登山をどうしようかと思って情けなくなってしまった。しかし、ランタマさんが、ランニングシューズを余分に持ってきたというので、サイズを聞くとそれほど変わらない。登山靴ほどグリップ力がないが、ランニングシューズでも登れない事はない。この後は、ランニングシューズで山を登ることになった。山に登るようになって、初めての大失敗だ。

12:15。岩手山の馬返し登山口から登山を開始する。この日は、8合目の避難小屋に泊まる予定だ。


12:55。0.5合目に到着する。1合目にしても遠いが、まだ0.5合目とはショックだった。お腹もすいたので、直前に買ったコンビニのおにぎりを食べる。


13:25。標高930mの豆腐岩を通過する。


登山口がかなり下になってきた。


13:35。2合目を通過する。砂利だらけで滑りやすい道が続き、ランニングシューズでは心もとないが慎重に登る。


13:40。2.5合目に到着。0.5号刻みと細かい標識だ。それにしても、まだ2.5合とは先が長すぎる。


14:10。4合目に到着。


14:30。5合目に到着する。ところどころに新道と旧道との分岐があるが、険しい岩場が多い旧道を避けて、今回は比較的歩きやすい新道だけで進む。


その後、次第に雨が降りはじめ、雨具を着ての山行となった。以後は、カメラを出す余裕もなく、ひたすら8合目を目指した。晴れていれば、8合目の避難小屋に荷物を置いて頂上まで行くつもりだったが、雨が酷くなり、重い荷物に疲れてそのまま小屋に入りこの日は終了だ。

8合目避難小屋は、管理人が常駐し、かなり大きな小屋である。毛布もあり、水場、水洗トイレも完備した快適な小屋だった。持ち込んだ食料で簡単な夕食をとり、消灯まで楽しく団欒する。他の登山者たちとも、楽しく会話できるのが山小屋の楽しみだ。


さて、翌日は早起きして、ご来光を見るために山頂を目指す。果たしてご来光を眺めることが出来るだろうか?

「2015東北登山:3日目岩手山山頂へ」に続く。

2015東北登山:1日目八甲田山

2015-08-12 19:25:06 | 山登り
8日から11日まで東北の山に出かけていたので、今日からブログ再開だ。

今回の山旅は、八甲田山、岩手山、早池峰の三座を巡る。なかでも、八甲田山は、昨年計画していたが台風で断念しているので、今回は何としても登りたかった。参加者は、当初6名だったが、急遽2名不参加となり、N山さん、かっちゃん、ランタマさんと私の4名で行くことになった。

前日、夜行バスで東京まで行った後、始発の東北新幹線「はやびこ」で新青森まで向かう。新青森からは、レンタカーで酸ヶ湯温泉まで移動。11:30。酸ヶ湯温泉前の駐車場に車を止める。昨年は、ここに泊まったので懐かしい。この日は、まずまずの天気で駐車場もほぼ満車である。


11:42。酸ヶ湯温泉脇の登山道から八甲田山に向けて出発する。


湯坂と呼ばれるブナの樹林帯を30分ほどで抜けると、木道のある湿地帯に出た。


この辺りは、毛無岱と呼ばれる湿地帯だ。最初晴れ間が見えていたが、次第に雲がかかってきて辺りは白く霞んでしまっていた。


12:30。ちょうどいいところにベンチがあったので、ランチとする。


ベンチからしばらく進むと、見上げるような長い階段が見えてきた。この階段は、上部の上毛無岱と下部の下毛無岱を結んでいる。段数は、281段あるそうだ。


階段の途中から、下毛無岱を振り返って見る。池塘が所々に見られ広大な湿地帯であることがわかる。


上毛無岱にも、大きな池塘があった。


13:40。井戸岳直下のベンチに到着する。


大岳避難小屋裏から、八甲田大岳への登山道に入る。


14:05。岩だらけの急坂を20分ほど登ると、八甲田大岳1584.6mの山頂に到着する。八甲田山とは、この辺りの山塊の総称で、最高峰が八甲田大岳である。85座目の百名山としては、ここで達成だ。


運がいい事に、時折雲が切れて青空に浮かぶ雲海が姿を現す。後方に見えるピラミダルな山は雛岳。


山頂には、トンボが飛び交い、もう秋の雰囲気だ。


14:20。景色を楽しんだ後、仙人岱方面へと下山する。


5分ほどで、鏡沼に到着する。鏡のような穏やかな水面には、周りの樹木や青空が映し出されていた。


14:55。仙人岱の湧き水に到着する。本来なら、こんこんと冷水が湧きでているはずなのだが、何故か止っていて、溜まっている水も冷たくないので、ちょっと休んで先を急ぐ。


後ろを振り返ると、先ほどまでいた八甲田大岳の山頂が良く見えていた。もうこんなにも下ってしまったのだ。


15:15。地獄湯の沢が見えてきた。


木が全く生えていない谷あいに硫化水素の有毒ガスが噴出している沢だ。まさに地獄というのにふさわしい場所である。玉子の腐ったような臭いがして、ゆっくりはできない。早々に、この場所を通過する。




地獄湯の沢から25分ほど行くと、再び“有毒ガスの発生に注意”という場所に出た。森の中の一部が、茶色い地肌をさらけ出し、草や木々が立ち枯れている。この辺りは、どこからでも火山性ガスが噴出するようである。ここも早々に通過する。


繊維状の敷物をした登山道を進む。クッション性があって気持ちよい道だ。


16:05。「日本山脈縦走起点」の看板前に到着する。“日本山脈縦走”なんて言葉は初めて知った。調べてみると、今から50年以上前、読売新聞社が社業として行なった「本州の山々をつなぐ大縦走」という長大な山行の事で、東西2班に分けて、それぞれ45日かけて山の中を歩き、最後に富士山で合流したというイベントの事らしい。最近は、グレートトラバースが有名になったが、昔から同じような事を考える人がいたのだ。


16:15。酸ヶ湯温泉上の駐車場からは、八甲田大岳の姿がくっきり見えた。いつの間にか、素晴らしい天気になっていた。


酸ヶ湯温泉からは、八甲田十和田ゴールドラインを30分ほど車で走り、蔦温泉に移動する。蔦温泉は、平安時代に開湯された源泉が足元から湧出する日本有数の秘湯だといい、ここも一度は泊まってみたかった宿だ。足元から湧出する「久安の湯」でスッキリ汗を流した後、夕食となった。


岩魚の串焼きが美味しい。


部屋に帰ったあと、北海道土産のオホーツクブルービールに氷を浮かべて飲む。キンキンに冷えたビールがたまらなかった。


さて、翌日は、蔦温泉の周りを散策し、岩手山へと向かう予定だ。

「2015東北登山:2日目蔦温泉~岩手山8合目」に続く。