2015白馬三山縦走：3日目猿倉荘まで下山

白馬登山の最終日となった。この日も午前4時に目が覚める。山に来ると早寝早起きになってしまうから、眠い事もなく、早速朝風呂に出かけた。露天風呂からご来光が見えるといいなと思って出かけたのだが、周りは真っ白い霧に包まれ全く展望は効かない。それでも、体はスッキリしたようだ。

5時の朝食を済ませる。トイレの脇では、湧きだした温泉がゴーゴーと雪渓に流れ込んでいる。


6:10。白馬鑓温泉を出発する。


出だしから小雨模様となり、全員雨具着用となった。


10分ほど下ると雪渓となる。結構長い下りとなるので、ここでアイゼンを着用する。




鑓温泉下の雪渓は、一旦下って途中から横へトラバースする。進路には、ピンクリボンが目印として付けられている。




その後も何度か雪渓をトラバースする。アイゼンは、最初の雪渓だけで、以後はノーアイゼンで大丈夫だ。




雪解け水がゴーゴーと流れ滝のようになっている場所もある。


雪渓上には、大きな岩がいくつもみられる。落石がいつ起きてもおかしくない。


湿地帯では、ミズバショウが咲きだしていた。


8:35。展望がいい場所に出ると、下の方に沢の流れが見えた。猿倉はあの辺りだと思うが、まだ相当下らなければならない。


この辺りでは、シモツケソウが咲いている。だいぶ植生が変わってきているようだ。


9:50。鑓温泉と白馬尻の分岐がある林道に到着する。長い下りだった。


10:00。猿倉荘に無事到着する。


無事下山した自分への御褒美にカキ氷を頂く。


11:00。ゆっくり下りてきたイノさん、ヨーコさんも無事到着する。これで全員下山だ。


全員揃ったところで温泉と昼食のソバ屋に移動後、解散する。

今回の白馬三山縦走コースは、夏山の見どころポイントである雪渓歩き、高山植物のお花畑、雲海から現れるご来光、北アルプスの山岳展望、源泉かけ流し温泉、鎖場等を全て押さえた最高のコースである。今回の参加者は、山歩きの経験が少ない方が多かったので心配だったが、いろんな景色を見、いろんな経験をしてもらえたようで、おおいに喜んでもらえたようだ。そんな様子を見るのが、一番うれしい。素晴らしい山旅になって本当に良かった。

参考：今回のコースマップと高低図