とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015東北登山Part2:1日目蔵王山

2015-08-21 20:58:00 | 山登り
今月上旬、東北の山に行ってきたばかりだが、この際残っている登りやすい山も一気に行ってしまおうと、急遽計画を練りあげ、今日から出かけた。

1日目は、山形県の蔵王山である。蔵王山には、道路、ロープウェイ、リフトが整備され観光客も比較的簡単に登れる山だ。登山口に着いた時は、曇りで景色もまあまあ見えていたので、雨が降らないうちにと急いで山頂を目指す。蔵王山も、修行の場としての山々の総称であり、蔵王山という名称のピークは存在しない。最高峰の熊野岳へ登る事で、蔵王山登頂とする。

熊野岳入り口には、石を積んだ入り口があった。


登山口から、軽装で出かけたので、コースタイム45分のところ30分ほどで熊野岳山頂1840.5mに到着する。88座目の百名山だ。




山頂には、熊野神社奥宮があり、登山の無事を祈り下山する。




下山する頃、雨が降りだし雨具を着る。あっけない登山だったが、ついでにもう一つの山、刈田岳にも登ってみる。刈田岳は標高1758mだが、駐車場からすぐに登れるので、雨の中でも多くの観光客が登っていた。


刈田岳には、刈田嶺神社・奥宮があり、こちらは宮城県側となる。


刈田岳山頂からは、水深約30m、直径約330mの火口湖・御釜が良く見える。蔵王といったら、この御釜抜きでは語れない。水の色は淡い緑色、水質はpH=3.5の強い酸性であり、生物は一切生息できない湖だ。霧が時折かかって、良く見えない時が多かったが、霧が晴れた一瞬を見ることができて良かった。




蔵王、御釜といったら先日読んだ「キャプテン・サンダーボルト」阿部 和重&伊坂 幸太郎/著の舞台にもなっている。フィクションだが、御釜の水は中性で、実は飲めるとか、お宝が埋まっていたという記述があり、ちょっとストーリーを思い出してしまっていた。ただ、太平洋戦争終結直前、アメリカ軍のB29が3機続けて蔵王に墜落したというのは事実だという。

さて、明日は吾妻山に登る予定だが、天気が今一つのようだ。酷く降らなければいいのだが…。

「2015東北登山Part2:2日目吾妻山」に続く。