とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015福田港・シラス丼エンジョイマラニック

2015-06-20 23:04:35 | マラソン
2年前、十数名でシラス丼を食べるために福田港まで走って行ったことがあったが、今年2年ぶりに再び参加してきた。今回は、50名近くも集まり、シラス丼人気が大いに高まっていたようだ。だいたいは顔馴染みのメンバーが多かったが、東京方面から団体でまとまって参加してきた人たちがいたのでビックリだ。顔なじみのH先生の教え子だというから、H先生も人望があるものだ。まずは、磐田駅前で恒例の集合写真を撮って9時過ぎにスタートする。


5キロほど走ったところで、山草人さん宅に寄る。コースから少し外れるが、エイドを開設しているというのでありがたくご相伴にあずかる。


天気予報では、曇りの予報だったが、福田港方面に向かうほど雨が酷くなってきていた。しかも気温も下がり肌寒いくらいだ。9キロほどで、国道150号線のコンビニに入り、ビールやお摘みを買う。この日、雨具を用意していなかったのでポンチョもついでに買う。いざという時、ある程度のものはコンビニで調達できるというのがありがたい。ポンチョを買っておいたおかげで、この後の休憩時、体が冷える事がなくて助かった。

福田漁港近くに来ると、今朝採れたばかりのシラスを釜茹でしている作業場があった。この辺りはそんな作業場が多く、今朝は大量だったらしい。


10時45分くらいには、福田漁港の「漁師のどんぶり屋」に到着する。開店時間が11時からという事で、一気に行列ができてしまった。行列のほとんどはマラニックのメンバーで占められていたようだ。


シラス丼マラニックといいながら、結局私が食べたのは、天丼だった。揚げたての天ぷらが如何にも美味しそうに見えたので、シラス丼から心変わりしてしまった。


こちらの海鮮丼も美味しそう。


どんぶりを食べたらお腹一杯になってしまった。12時ちょっと前、「漁師のどんぶり屋」を出て、福田漁港の小高い丘に立つ。


福田漁港の沖には、日本で初めてという「サンドバイパス」がある。沖のほうから砂を吸い上げ、砂浜まで砂を圧送するというシステムで、年々減っていく砂浜を復元しようという試みの施設だという。


さて、後半のほうが距離は長く、雨がやんで気温も上がってきた。「漁師のどんぶり屋」までは11キロくらいだったが、後半は17キロほどあり、腹が膨れた身には、走るのもつらい。しばらくは、海岸近くの防風林の間を走る。


砂浜も見える場所もあるが、5キロほどある防風林の道が長く感じた。


20キロくらいで、ゴルフ場の中を通過し北上する。


それから5キロほどは、仿僧川の堤防沿いの道を走る。この道が厄介で、普段通る人がいないせいか、草だらけだ。草を掻き分けて進むが、先頭の人がある程度は踏みならしてくれていたので助かった。




東海道新幹線、東海道線を通り過ぎ、ゴールの温浴施設「磐田ななつぼし」に到着する。走行距離は約28キロで、到着時間は午後2時過ぎだった。結構のんびり走っていたつもりだったが、ゴールした人は少なく、思ったより早い方だったようだ。6月ともなると、梅雨時で蒸し暑い日になることが多いのだが、前半、半袖では肌寒いくらいの気温だったのが幸いして、この時期としてはまともに走れて良かった。

参考:今回のコースマップ









ヒマワリの芽が出てきた

2015-06-19 20:04:11 | 
畑の道路側部分が、空いていたので、通行人にも楽しんでもらおうと花を植えることにした。
何を植えようかと考えたが、これからの季節には、やはりヒマワリがいい。
先週末、ホームセンターで種を買ってきて種を撒いておいたのだが、数日前から早速芽が出てきた。


一ヶ所に3粒ずつ撒いたのだが、ほとんど3つずつ芽が出ていた。
発芽率は、かなりいいようである。


ヒマワリの芽はまだ双葉だが、大きくなると四葉になり、そうしたら間引きしたほうがいいらしい。
これから成長していく様子を見るのが楽しみになってきた。


ついでに、こちらはスイカの生育状況。
かなり蔓が伸びてきて、実がいくつか生ってきている。


これは、一番大きいやつ。7月の暑い頃には食べられそうだ。


ピンポン玉くらいの可愛いのもあった。







『鹿の王』上・下:上橋菜穂子/著

2015-06-18 07:17:30 | 読書
鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店


鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐
クリエーター情報なし
KADOKAWA/角川書店


上巻内容(「BOOK」データベースより)
強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。その隙に逃げ出したヴァンは幼子を拾い、ユナと名付け、育てるが―!?厳しい世界の中で未曾有の危機に立ち向かう、父と子の物語が、いまはじまる―。

下巻内容(「BOOK」データベースより)
不思議な犬たちと出会ってから、その身に異変が起きていたヴァン。何者かに攫われたユナを追うヴァンは、謎の病の背後にいた思いがけない存在と向き合うことになる。同じ頃、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。ヴァンとホッサル。ふたりの男たちが、愛する人々を守るため、この地に生きる人々を救うために選んだ道は―!?

2015年の本屋大賞受賞作品である。今週図書館の予約が届き、二日ほどで上下巻とも読み終えた。上下巻で1100ページにも渡る長編作品だ。内容的には、弓矢と剣の時代における架空の世界のファンタジーである。こういったファンタジー物は、最初にその世界を綿密に構築しておかなければならない。いろんな国や民族、言葉、文化、歴史などあらゆる分野でつじつまが合うようにしなければ、物語の構成に齟齬がでてくるからだ。この作品でも、いろんな国の名前や歴史、文化などの話が出てくる。国の名前や人の名前等、難しい漢字だったりカタカナだったりと、良くも考えたなあと思う事ばかりだ。ファンタジー物を考える作家の想像力には、まったく凄いものだと感心する。また、登場人物が多いので、登場人物の紹介欄があったのは良かったが、この世界の地図がなかったのは残念だ。

さて、どんなお話かというと、謎の伝染病から生き残った父子と、その伝染病の治療法を懸命に探す医術師の物語だ。出だしは、戦士団<独角>の頭であったヴァンが、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていたシーンから始まる。そこへ、凶暴な犬が侵入し、噛まれた人間がことごとく死んでしまう。生き残ったのはヴァンと幼い少女ユナだけだった。出だしから、どんな展開になるか気になり次へ次へと読み進んでしまった。

岩塩鉱で死んでしまった人々は、犬が感染していた病原菌によるもので、犬を操っていた人間の深慮遠謀によるものだった。物語は、強国とそれに翻弄される小国の人々の歴史が深く入り込んでいる。そして、そのカギを握るのが人々を恐怖に陥れる謎の病原菌だ。途中から、病原菌に関する専門的な解説が多くなり、ファンタジーというより医療サスペンスという雰囲気にもなってしまう。剣と弓矢の時代でありながら、高度な医療技術があるというのは、ちょっと違和感があったが、医療関係者の監修を受けているだけあって詳しく書かれている。ただ、物語的には医療の事をこと細かく書く必要はないと思った。

主人公は、<独角>の頭ヴァンと医術師ホッサルの二人だといえるが、少女ユナやヴァンの追手であるサエやホッサルの助手であるミラルも魅力的なキャラクターだ。医療的な内容よりも、ユナがどんな少女に成長していくのとか、ヴァンとサエの関係等もっと掘り下げた描写がもっとあると良かった。また、登場する動物も飛鹿、鹿、トナカイ、犬、狼、黒狼等、どこがどう違うのか今一つピンと来なかった。壮大なテーマでありすぎて、内容が広がりすぎて個々が薄くなってしまった感がある。上下巻1100ページでは納まりきれない。個人的には、上中下3巻くらいあっても良かったのではと思う。そして、最後の結末は、あまりにもあっさりしすぎて物足らなかった。タイトルの『鹿の王』の意味が、あまり伝わってこなかったかもしれない。

本屋大賞受賞作という事で期待していたが、結末が物足らなかったので今一つという読後感だ。それでも、上橋菜穂子という作家の作品を初めて読み、その他の作品も読んでみたいという気にはなった。

日経トレンディ 2015年上半期ヒット商品ランキング

2015-06-16 22:11:33 | いろいろ
先日、恒例の日経トレンディによる2015年上半期ヒット商品ランキングの発表があった。ランキングは下記の通りだ。

1位 北陸新幹線
2位 コンビニドーナツ
3位 アップルウォッチ
4位 トヨタMIRAI
5位 スーパーフード
6位 明治プロビオヨーグルトPA-3
7位 Robi jr.
8位 フリクションスタンプ
9位 0.01mmコンドーム
10位 ディープセラム

1位は、予想通り北陸新幹線だった。経済効果は約200億円といい、東京-金沢が3時間50分→2時間30分になり、東京から北陸が近くなった。東京の人にとっては、非常に便利になったといえるが、静岡から見ると交通の便は、全く変わりはない。それでも、新幹線効果で、富山や金沢に行きたくなったのは確かだ。

2位に、コンビニドーナツが入っていたとは。コンビニに行くと確かに美味しそうなドーナツがいろいろ売られている。コーヒーとセットで買う人が多いのだろう。

3位のアップルウォッチは、非常に興味があるのだが、どんな使い方が出来るのか、もっといろんなアプリが出てこないと購入する判断はできない。何年かすると、飛躍的に利用者が増え、もっと安くなったら使ってみたい気もする。

4位は、トヨタMIRAI。タンクに積んだ水素と空気中の酸素を融合させ発電する世界初の燃料電池車だが、723万6,000円という価格では、“ふーん”というくらいで特にコメントもない。

6位の 明治プロビオヨーグルトPA-3は、食べて飲めばメタボ解消になるそうだが、本当かな?試しに飲んでみよう。

8位のフリクションスタンプは、既に発売されているフリクションボールペンのスタンプ版である。1個120円というから、気軽に買って使えそうなのがいい。

下半期と合わせると、年間ではどれが生き残っていくのだろうか?

「ペヤングソースやきそば」発売が待ち遠しい

2015-06-15 21:58:34 | 呟き
ゴキブリが混入していたとかで生産・販売中止が続いていた「まるか食品」の「ペヤングソースやきそば」が、
先週から発売されたそうだが、全国ではなく関東7都県だけの限定発売だった。
その他の地域は、7月になってかららしいが、早くわが町でも発売して欲しい。
「ペヤングソースやきそば」は、数ある即席焼きそばの中で一番好きなブランドで、山登りの時などよく買って持っていたものだ。

生産・販売を停止した原因は、何者かがツイッターに「ゴキブリ出てきた」と画像付きで投稿したことによる。
その1枚の写真のせいで全商品を回収し、半年も生産・販売を停止したというのは大変な事だ。
異物が混入するということは問題ではあるが、毒でない限り、それを取り除けば特に問題はないと思う。
日本人は、衛生面にこだわりすぎるきらいがある。
少しくらい汚れていたって、何か付いていたって、めったに腹を下すことはないのだ。

早く全国で発売されるようになって、あの味を楽しみたいものである。

2015岩殿山

2015-06-14 23:27:07 | 山登り
山梨県大月市にある岩殿山に登ってきた。3年半ほど前の秋に登って以来2回目の登山だ。岩殿山の標高は東京スカイツリーと同じ634mであり、それほど高い山ではないが、山頂から望む富士山が素晴らしく、秀麗富嶽十二景に選定されている。ただ、この時期は富士山の展望はあまり臨められない。今回は、富士山の展望より、岩殿山から先に行った所にある稚児落しや、そこに至るまでの岩場や鎖場のスリルを楽しむのが目的だった。

8:55。大月駅の北側にある岩殿山丸山公園無料駐車場にマイカーを停め、岩殿山城跡入口より登りはじめる。


9:05。石段を登っていくと鳥居があり、中に入っていく。


鳥居の先は、丸山公園があり、トイレや水場が整備され、中央には「ふれあいの館」という案内所がある。中に入ると、管理人から大月市の観光案内パンフレットや岩殿山のルートマップなどを無料で頂いた。


「ふれあいの館」のすぐ隣に小高い丘があり、登って見ると「丸山山頂444.4m」の標識があった。4が4つ並び分かりやすい標高だ。


丸山山頂から、大月市内が良く見下ろせる。


ふれあいの館から、整備された遊歩道を登る。この日の天気は、曇りで、朝方降った雨の影響で湿度がかなり高く蒸し暑かった。なかなか急な登りで、一足ごとに汗がポタポタと流れ落ちていく。山頂間近になったころ、巨大な1枚岩の壁が見えてきた。


9:35。第二の関門と呼ばれた大きな自然石を使った揚城戸跡に到着する。


9:40。岩殿山山頂部に到着する。山頂部は平たんで広く、戦国時代に岩殿山城(いわどのやまじょう)が築かれていた場所だ。


この山頂部から望む富士山は素晴らしいとされているが、あいにく、富士山はほとんど見えない。天気が良ければ、中央部に大きな富士山がドンと見えるはずだ。


9:48。富士山を臨む山頂部は、本当の山頂ではない。さらに数分歩き、展望の効かない無線中継塔のある場所が本当の山頂だ。標高は634mである。


岩殿山山頂から少し下った所の稚児落し分岐から築坂峠、兜岩、天神山、稚児落しへと続くルートに向け出発する。


稚児落し分岐から築坂峠までは樹林帯の下りで、築坂峠から登り返えすと次第に傾斜がきつくなり、このルートの核心部に入っていく。まず、最初の岩場にかけられたロープ場は、それほど大変ではなく、難なく登り終える。




兜岩に到着すると、鎖場となる。登山初心者は兜岩を迂回する巻道を通ることが出来るが、鎖場を登るのが目的なので、迷わず鎖場ルートに進む。二箇所ある鎖場は、かなり高度感がありちょっとしたスリルを楽しめる場所だ。岩には鉄製の足場が、打ち込まれており、しっかり3点支持で登っていけばそれほど難しくはない。




兜岩を過ぎると、岩壁をトラバースする箇所に出る。谷側が切れ落ちており、高度感があって足場は非常に狭い。鉄製の手すりにつかまって慎重に通過する。




11:02。兜岩の鎖場を終え、樹林帯の中の小さなアップダウンを繰り返し、天神山を過ぎると、稚児落しと呼ばれる絶壁が見えてきた。「この先危険」の表示があり、気を引き締めて岩場に登っていく。


岩場は、谷側が垂直に切れ落ちているので、あまり谷側には近づかずに、慎重に山側に体重を落として記念撮影だ。


11:09。稚児落しの最高点に到着する。


稚児落しは1m谷側に動けば、真っ逆さまに転落してしまう怖い場所だが、腰を下ろせば展望が良く、最高の休憩場所だ。岩の平らな部分に腰を下ろし、早めのお昼とした。


11:39。雲が僅かに流れ、富士山の山頂が一部見えてきた。


稚児落しで休憩していると、その後続々と登山者が岩盤の上を歩いてくるのが見えた。自分たちがその場にいると、その高度感は、良く分からないが、反対側から見ていると凄い場所を通って来たというのが良く分かる。


30分ほど休憩して、稚児落しから下山ルートに回る。下りも、しばらくは大きな岩盤の上を歩く。


さらに30分ほどで浅利集落に下山すると、舗装道路になり、中央高速道路の高架橋の下を通る。


大月駅を通り過ぎると、岩殿山の岩壁が見えてきた。駐車場までは、あと僅かだ。


13:10。岩殿山丸山公園無料駐車場に無事到着する。4時間15分ほどかかり、休憩時間を除けばほぼ標準コースタイムどおりだった。


参考:今回のコースマップ(駐車場がスタート・ゴールなので、大月駅には寄らない)


時間に余裕があったので、今回も近くの観光スポットである「猿橋」に寄っていく。


こちらは、名勝猿橋の東側にある水路橋。明治時代に建設された貴重な文化財だ。


前日の天気予報では、雨模様だったのでどうなる事かと思っていたが、行ってみたら全く雨には降られず、今回も晴れ男の称号は返上せずに済んだようだ。

2015豊橋・菖蒲&古墳巡りマラニック

2015-06-13 22:41:27 | マラソン
今日は天気が良く余裕が出来た日となったので、kazukawaさんからお誘いがあった豊橋の菖蒲園と古墳を回るマラニックに急遽参加してきた。天気がいいのは悪いとは言えないが、かなり暑くなりそうな予感はあった。

8時半に豊橋公園の噴水前に集合という事で、7時過ぎに家を出て豊橋まで向かった。公園に着き、噴水を探すがどこにも見えない。どこだろうとキョロキョロしていたら、見覚えのある女性が前方に見えて、ホッとした。そのうちkazukawaさんも来て全員が集まり噴水前でスタート前の写真を撮る。噴水前といっても、噴水は出ておらず噴水の設備があるだけの場所だった。男性3人、女性6人の計9名で走り出す。


豊橋は、結構古墳が多い街らしい。1時間ほど走ると、宮西古墳に到着する。


こんもりとした小山があり、その中に石室がある。道路からすぐの場所に入口があり、さっそく石室に中に入ってみる。高さ2m位で奥行きは5~6m位はあり、ちょっとした居住スペースになりそうだ。




宮西古墳の後ろの山にも数多くの古墳があるそうだが、もう少し先のほうにもっと大きい古墳があるというので、先に進む。


広大な柿畑の中に現れたのが、馬越長火塚古墳(まごしながひづかこふん)だ。愛知県では最大の横穴式石室をもつ前方後円墳で6世紀後半この地方を支配した豪族の墓だという。




早速、石室の中に入ってみる。


中はヒンヤリしていて外の暑さを忘れさせてくれる。さすが、豪族の墓ということで宮西古墳よりもはるかに大きい石室である。


石室を出て、古墳の上に上がってみる。高いところに行くと、今回のメンバーは、何故か飛び上がりたく成るようだ。8人がジャンプしたら、地面が揺れたような気がした(内心、罰当たりではないかとハラハラしていたが…)。


二つ古墳を見てから、菖蒲園までのロードをひた走る。菖蒲園に着いたらビールが飲めるというので頑張ってしまう。


この賀茂しょうぶ園は、愛知県豊橋市賀茂町にある花しょうぶのフラワーガーデンである。入園料は、無料というのがありがたい。市の観光開発事業の一環として設けられたもので、ちょうど花しょうぶまつりの時期になっていた。






しょうぶ園には、約300種・37,000株もの花しょうぶが咲きほこり、夜のライトアップもあるという。園内には、屋台がいくつも出ていて、お客で賑わっていた。屋台でビールやお摘み、お寿司などを買ってお昼休憩する。






睡蓮の池の前で、記念撮影。みんな元気だねえ。




その後、三つ目の古墳に寄る。広い丘の上に、ポコッと飛び出しているのが古墳だ。


草が生い茂ってはいるが、石室の入り口が見えていた。


狭い入口なので、少し顔を突っ込んで中を覗くと出口が見えていた。


狭い場所なので中に入るのをやめたのだが、小柄なよっぴーさんが中に入って、出口から顔を出した。何だか子供時代に秘密基地ごっこをやっていたような気分だ。


それから、四つ目の古墳に行くはずだったが、お店でアイスを食べているうちに、道案内のkazukawaさんたちが先に行ってしまい、後を見失ってしまう。どこに行ったか判らなくなり、残ったメンバーでもと来た道を戻る。

行きに見かけた果物屋さんに立ち寄ると、冷たいトマトをご馳走になる。暑い日は、冷たいトマトが実にうまい。


結局、女性陣はいろいろ買い物をして行く。なかなか面白い果物屋さんだった。


そして、3時頃無事スタート地点の豊橋公園に戻る。先行のkazukawaさんたちも、すでに到着していた。GPSの距離は28キロほどになっていたが、休憩も多かったから実質27キロくらいだったかもしれない。暑い日だったが、久々にいい練習になった。

参考:今回のコースマップ


2015九重山・祖母山登山:3日目「祖母山」

2015-06-12 00:05:27 | 山登り
ついに三日目となる。今回の九州登山の最終日だ。高森のペンションから祖母山への登山口に向けて出発する。登山口までは、約40キロあるのだが、地図を見ても今一つ分かりにくい。無事に登山口にたどり着けるのだろうかと不安な気持ちのまま車を走らせた。宮崎県入りしてから、道案内看板を見ていくと、何ヶ所かで祖母登山口と書かれているのを見て一安心する。五ケ所という集落から林道に入っていく。九州自然歩道のコースとなり、道案内の看板がいたるところにあり迷うことはなかった。

9:15。北谷登山口の駐車場に無事到着する。ほとんど車は止っていないのだろうと思っていたが、全く予想外で駐車場はほぼ満車状態だった。僅かな空きスペースを見つけて駐車すると、もう止められそうな場所はなかった。やはり百名山という事もあって、こんな山奥にまでやってくる登山者は多いようだ。駐車場には、トイレも完備され整備が行き届いていた。


北谷登山口からは、風穴コースと千間平コースの二つのコースがある。風穴コースは、健脚コースとあり初心者はやめたほうがいいと書いてあったが、風穴を見たいので風穴コースから行くことにした。


歩きだしてしばらくは、ごく普通の林道だ。


しかし、沢の音が聞こえてきて、いきなりの渡渉となった。沢の上にはロープが掛けられ、沢の水がゴーゴーと流れている。前日の雨で水量が増していて、沢の中に足を踏み入れないと渡ることができない。さすが健脚コースで、しょっぱなから試練の道となった。意を決して沢の中に足を踏み入れ、ゆっくりロープを伝って渡りきる。




その後も、何度か沢を渡る。




何だか、沢登りがメインのコースみたいだ。しかも、急坂の連続である。


1時間ほどで、風穴の入口までやってきた。


梯子を一つ登ると、風穴の真上に出た。風穴からは冷たい風がスースーと流れてくる。夏だったらさぞかし気持ちいい風だろうが、この日はちょっと寒いくらいだった。


風穴への梯子を下り、中に入ってみる。穴は大きく、かなり奥深くまで続いているようだが、滑って危ないようなので手前で引き返す。


風穴から先も、険しい道が続く。地面が崩れ落ち、むき出しとなった木の根を掴んで登るしかない。


大きな岩が多くなり、ロープがないと登れない。




ストックもここでは邪魔になり、両手両足を使って登るしかなかった。


11:30。祖母山のピークらしき頂が見えてきた。


山頂近くになると、ここでもミヤマキリシマが我々を迎えてくれていた。




11:45。祖母山1756.4mの山頂に無事到着する。昨日に続いて、81座目の百名山登頂である。


山頂には、小さな社があり、神武天皇の祖母にあたる豊玉姫など九神が祭られ山名の由来となっているそうだ。


雲が湧いてきて、山頂からの眺望はほとんどダメになってしまったので、30分ほど昼食休憩をして、下山する。

一株だけ大きなツツジの木があった。ミヤマキリシマにしては、背が高いし、春先に咲くというアケボノツツジにしては色が濃すぎる。何の木か分からないまま、通り過ぎる。




下山は、初心者向きとあった千間平コースに向かう。初心者向けとはいえ、出だしは、むき出しの木の根っこ伝いの道だ。


12:50。千間平に到着する。後方に見えるのが、祖母山山頂だ。


13:15。三県境に到着する。大分県、宮崎県、熊本県の三県の境だ。


あとは、なだらかな道がずっと続いていく。


なだらかとはいえ、雨でえぐれた粘土質の道は、滑りやすい。


うっかり粘土の道に下りたら、滑る滑る。必死に持ちこたえて、転倒から逃れることが出来た。


長かった下り道が終わりに近づいた。


14:20。無事、北谷駐車場に下山。既に2/3以上の車がなくなっていて、ほとんどの人が下山していたようだ。


これから天気が悪くなるという天気予報だったので、雨が降り出す前に下山できてホッとした。その後、熊本方面に向かい、途中温泉に寄った後、熊本空港から帰路についた。三日間という駆け足の登山だったが、九重山をほぼ縦走できたことと、今回も温泉三昧できて良かった。これで、九州の百名山は全て終わり、あとは北海道、東北が今後の目標になった。

参考:今回の登山コースマップ(祖母山:北谷登山口)


2015九重山・祖母山登山:2日目「高森のペンション」

2015-06-11 07:15:05 | 観光
長者原から『やまなみハイウェイ』を通って南阿蘇高森町まで向かう。この『やまなみハイウェイ』は、日本でも有数のワインディングロードだ。九重連山や阿蘇の外輪山、広大な高原等、ついつい脇見をしてしまいそうになるほどの素晴らしい景色が連続する。




ドライブ中に、面白い風景を発見して車を止めた。恐竜や動物を模ったトピアリーが呆れるほど多く展示されていた。いったい誰が何のためにこれほどのトピアリーを作ったのか、全く分からない。この風景を見て気になった車が、何台も駐車場に入ってきた。ちょうど、農産物の販売所があり、焼きトウモロコシを買う。きっと、「ナニコレ珍百景」にも登録された風景だろう。






17時。高森町のペンション「フラワーガーデン」に到着した。四季の花宿という事で、建物の周りは、緑で覆われていた。これから、暖かくなると美しい花々で包まれそうな宿だ。




ペンションから、車で数分のところに温泉があるという事で、食事の前に立ち寄る。周辺には、高森温泉館と月廻り温泉館があり、高森温泉館のほうに入ってみた。入浴料300円と格安な料金で、サウナ、露天風呂、ジェットバス、打たせ湯など、趣向を凝らした湯が13種類もありかなりお得な温泉館だった。


駐車場の目の前には、阿蘇の根子岳が見える。もちろん露天風呂からもこの雄大な景色を眺めることができるのだ。


温泉でスッキリしてペンションに戻った。もうお腹が空いて夕食が待ち遠しい。このペンションのウリはイタリアンのコース料理だ。ワインで乾杯した後、サラダが出てきた。


そして、石窯で焼いた手作りの特製ピザ。


完熟のトマトや赤牛のうまみが凝縮されたハヤシライスと鶏のから揚げ。


パスタもボリュームたっぷりだ。


最後は、ドルチェとコーヒー。


すべて完食したら、もう満腹である。これで、翌日の登山もバッチリだ。

2015九重山・祖母山登山:3日目「祖母山」に続く

2015九重山・祖母山登山:2日目「九重山主峰-久住山」

2015-06-10 19:21:40 | 山登り
中岳の北方を眺めてみると、噴煙が上がっている山がある。硫黄山だ。九州は、火山が多いが、九重も例外ではなく温泉が多いのも頷ける。硫黄山は、今なお活発に活動を続ける活火山であり、かつては硫黄の採取が行われていたそうだ。1995年に約250年ぶりに水蒸気爆発をおこし、付近の登山道は立ち入り禁止となっている。


中岳での景色を堪能し、御池方面へ下山していく。


久住山への登山道は、登山者の行列が蟻の行列のように見える。山頂にもかなりの登山者がいるのが見える。


御池の周りをぐるっと回っていく。




避難小屋の池ノ小屋前を通過する。


小屋のすぐ近くに、梵字が彫られた石碑があった。何を意味するものなのか分からなかったが、あとで調べたところによると、昔この辺りで遭難した学生がおり、その遭難碑だという事がわかった。


さらに進むと、ミヤマキリシマとマイズルソウが並んで群生している場所があった。マイズルソウがこれだけ群生しているのは珍しいそうだ。




御池の畔まで下りてきた。


久住山への分岐まで進む。


13:15。ついに久住山1786.5mの山頂に到着する。日本百名山の九重山は、主峰である久住山に登頂しなくては意味がない。今年初めての百名山をやっと一つ片付けたところだ。これで80座となった。


13:40。久住分れまで下山する。


久住分れから、北千里浜へと下って行く。


下って行くと、岩に黄色いペンキを塗っている人たちに出会う。この辺りは霧が良く出るそうで、目印用に岩にペンキを塗っているそうだ。下から塗りながら上がってきていたようで、塗りたてのペンキの黄色が目立っていた。ありがたい事である。




ペンキを塗った後は、こんな感じでずっと先まで良く分かる。


北千里浜まで下りる。山の中で、浜がつくというのも変だが、砂浜をイメージして名づけられたのかもしれない。




硫黄山の噴煙も、かなり近くに見える。もし、噴火が起こったらこの辺りは相当危険なのかもしれない。


14:15。すがもり越えの分岐までやってきた。


すがもり越えから三俣山への登山ルートもあり、多くの人が三俣山へ登っているのが見えた。


我々は、そのまま、すがもり越えから硫黄山道路に下山していく。


硫黄山道路は、硫黄の採掘のために開かれた道路で、この辺りまでは、許可車両だけは入山が出来るらしい。落石が多く、休憩は禁止という箇所を足早に通り過ぎる。




舗装された硫黄山道路から外れ、登山道を歩いていく。やはり舗装道路より山道のほうが疲れにくい。


ゴールとなる長者原の湿原が見えてきた。


森の中を抜けると、ゴールは近い。


15:30。長者原の駐車場に無事到着する。この日は、一日中九重山の景色を堪能し、大いに満喫できた。梅雨の合間の好天に恵まれ、はるか九州まで来た甲斐があった。


駐車場の近くには、平治号(へいじごう)という実在した九重登山のガイド犬の像がある。平治号はとても賢くおとなしい犬で多くの登山者の道案内をして助けたという。


長者原からは、南阿蘇の高森町まで移動する。

参考:今回の登山コースマップ(大船山は、2日目早朝に変更)


2015九重山・祖母山登山:2日目「高森のペンション」に続く