とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015岩殿山

2015-06-14 23:27:07 | 山登り
山梨県大月市にある岩殿山に登ってきた。3年半ほど前の秋に登って以来2回目の登山だ。岩殿山の標高は東京スカイツリーと同じ634mであり、それほど高い山ではないが、山頂から望む富士山が素晴らしく、秀麗富嶽十二景に選定されている。ただ、この時期は富士山の展望はあまり臨められない。今回は、富士山の展望より、岩殿山から先に行った所にある稚児落しや、そこに至るまでの岩場や鎖場のスリルを楽しむのが目的だった。

8:55。大月駅の北側にある岩殿山丸山公園無料駐車場にマイカーを停め、岩殿山城跡入口より登りはじめる。


9:05。石段を登っていくと鳥居があり、中に入っていく。


鳥居の先は、丸山公園があり、トイレや水場が整備され、中央には「ふれあいの館」という案内所がある。中に入ると、管理人から大月市の観光案内パンフレットや岩殿山のルートマップなどを無料で頂いた。


「ふれあいの館」のすぐ隣に小高い丘があり、登って見ると「丸山山頂444.4m」の標識があった。4が4つ並び分かりやすい標高だ。


丸山山頂から、大月市内が良く見下ろせる。


ふれあいの館から、整備された遊歩道を登る。この日の天気は、曇りで、朝方降った雨の影響で湿度がかなり高く蒸し暑かった。なかなか急な登りで、一足ごとに汗がポタポタと流れ落ちていく。山頂間近になったころ、巨大な1枚岩の壁が見えてきた。


9:35。第二の関門と呼ばれた大きな自然石を使った揚城戸跡に到着する。


9:40。岩殿山山頂部に到着する。山頂部は平たんで広く、戦国時代に岩殿山城(いわどのやまじょう)が築かれていた場所だ。


この山頂部から望む富士山は素晴らしいとされているが、あいにく、富士山はほとんど見えない。天気が良ければ、中央部に大きな富士山がドンと見えるはずだ。


9:48。富士山を臨む山頂部は、本当の山頂ではない。さらに数分歩き、展望の効かない無線中継塔のある場所が本当の山頂だ。標高は634mである。


岩殿山山頂から少し下った所の稚児落し分岐から築坂峠、兜岩、天神山、稚児落しへと続くルートに向け出発する。


稚児落し分岐から築坂峠までは樹林帯の下りで、築坂峠から登り返えすと次第に傾斜がきつくなり、このルートの核心部に入っていく。まず、最初の岩場にかけられたロープ場は、それほど大変ではなく、難なく登り終える。




兜岩に到着すると、鎖場となる。登山初心者は兜岩を迂回する巻道を通ることが出来るが、鎖場を登るのが目的なので、迷わず鎖場ルートに進む。二箇所ある鎖場は、かなり高度感がありちょっとしたスリルを楽しめる場所だ。岩には鉄製の足場が、打ち込まれており、しっかり3点支持で登っていけばそれほど難しくはない。




兜岩を過ぎると、岩壁をトラバースする箇所に出る。谷側が切れ落ちており、高度感があって足場は非常に狭い。鉄製の手すりにつかまって慎重に通過する。




11:02。兜岩の鎖場を終え、樹林帯の中の小さなアップダウンを繰り返し、天神山を過ぎると、稚児落しと呼ばれる絶壁が見えてきた。「この先危険」の表示があり、気を引き締めて岩場に登っていく。


岩場は、谷側が垂直に切れ落ちているので、あまり谷側には近づかずに、慎重に山側に体重を落として記念撮影だ。


11:09。稚児落しの最高点に到着する。


稚児落しは1m谷側に動けば、真っ逆さまに転落してしまう怖い場所だが、腰を下ろせば展望が良く、最高の休憩場所だ。岩の平らな部分に腰を下ろし、早めのお昼とした。


11:39。雲が僅かに流れ、富士山の山頂が一部見えてきた。


稚児落しで休憩していると、その後続々と登山者が岩盤の上を歩いてくるのが見えた。自分たちがその場にいると、その高度感は、良く分からないが、反対側から見ていると凄い場所を通って来たというのが良く分かる。


30分ほど休憩して、稚児落しから下山ルートに回る。下りも、しばらくは大きな岩盤の上を歩く。


さらに30分ほどで浅利集落に下山すると、舗装道路になり、中央高速道路の高架橋の下を通る。


大月駅を通り過ぎると、岩殿山の岩壁が見えてきた。駐車場までは、あと僅かだ。


13:10。岩殿山丸山公園無料駐車場に無事到着する。4時間15分ほどかかり、休憩時間を除けばほぼ標準コースタイムどおりだった。


参考:今回のコースマップ(駐車場がスタート・ゴールなので、大月駅には寄らない)


時間に余裕があったので、今回も近くの観光スポットである「猿橋」に寄っていく。


こちらは、名勝猿橋の東側にある水路橋。明治時代に建設された貴重な文化財だ。


前日の天気予報では、雨模様だったのでどうなる事かと思っていたが、行ってみたら全く雨には降られず、今回も晴れ男の称号は返上せずに済んだようだ。

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2 コメント

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両手に花 (kazukawa)
2015-06-15 07:42:29
今回の山にはもうお花は咲いてなうようですがその代わりに両手に花で楽しそうな雰囲気が伝わってきましたよ。
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kazukawaさんへ (とっちー)
2015-06-15 22:03:02
そうですね。
山の花よりも、若い花々に囲まれて良かったです。
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