とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

呆れる日本年金機構のデータ流出

2015-06-04 19:12:53 | ニュース
先日、ネットニュースでも号外で流れた程、日本年金機構のデータ流出事件は、ビックリしたと同時に、そのお粗末さに呆れた。

外部からのウイルスメールによる不正アクセスで、個人情報約125万件が流出したということで、基礎年金番号と氏名、生年月日の流出が約116万7000件▽基礎年金番号、氏名、生年月日、住所の流出が約5万2000件▽基礎年金番号と氏名の流出が約3万1000件あったという。ウイルスに感染したのは、5月8日と18日で、職員がウイルス付きのメールの添付ファイルを開いたのが原因らしい。19日に警視庁に捜査を依頼し、28日に情報が流出していることが判明したというが、あまりにも対応が遅すぎる。

今どき、見ず知らずの人間からのメールの添付ファイルを開くなんて、自分の常識から考えるとありえない対応だ。しかも、個人のパソコンに大事な社会保険オンラインシステムのデータをダウンロードして業務に使っていたというのだから、情報管理がずさんだとしか言いようがない。重要な情報を取り扱う場合、USBとかDVDにデータを取り込むことは、一般の企業でも禁じているケースが多い。また、基幹システムとインターネットとの接続は、別々にするのが常識である。

昔から言われている事だが、日本人の情報に対する意識は他の先進諸国より相当低いといえる。パソコンが普及し、膨大な情報を誰でも簡単にやり取りできてしまう時代となり、便利さと引き換えに、悪用された時のリスクは、取り返しがつかないほどの大ききとなっているのである。今後、実施されるであろうマイナンバー制度の情報管理が、いまさらながら心配になってきた。