とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

7月1日「うるう秒」1秒が挿入される

2015-06-29 22:24:30 | ニュース
1日の長さは地球の自転を基に決められているが、地球の自転の速さにはわずかな「揺らぎ」があるため、精密な原子時との間にずれが生じることから、ずれの累積が1秒に近付くと「うるう秒」を挿入する事が決まっているそうだ。今回、日本では7月1日の午前8時59分59秒と午前9時ちょうどの間に「8時59分60秒」が挿入され、うるう秒の調整が行われる事になっている。

たかが1秒の事だが、されど1秒という事で、前回「うるう秒」の挿入があった2012年にはオーストラリアのカンタス航空で機器トラブルが起きたり、日本ではミクシィで約4時間サービスがつながりにくくなったなど、大規模なコンピューターシステムを管理している企業などではトラブルが起こったという。そんな訳で、今回の「うるう秒」の挿入に関しては、コンピューター関係者の間では厄介な問題となり対処に苦労しているらしい。午前9時に取引開始の東京証券取引所では、突然1秒が挿入されないように、1秒を午前7時からの2時間(7200秒)に“分散”して調整するそうで、1秒といえどもコンピューターの世界では、とてつもなく長い時間になるようだ。

ただ、大規模なコンピューターシステムでは、トラブルになる事がありそうだが、個人レベルでは、それほど問題になることはないだろう。パソコンやスマホには、「うるう秒」の調整を自動で行う機能が備わっている。パソコンは、インターネット上にある時刻を管理しているコンピューターからの情報で、数日以内に自動的に修正されるほか、スマホも、通信会社の基地局からの情報で、数時間以内に自動的に修正される仕組みになっているから、自分で調整する必要はないそうだ。

コンピューターは、今やなくてはならない存在だが、こんな些細なことでシステムダウンが起きてしまうから、人間にとっては両刃の剣である。7月1日9時といえば、平日の始業時刻を直撃するという事で、大きなトラブルが起きなければいいが…。