とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「純と愛」で話題の「ねむりひめ」が今日から発売

2012-12-20 20:12:24 | 読書
ねむりひめ
クリエーター情報なし
NHK出版


9月から始まったNHKの朝ドラ「純と愛」を見ている。全作の「梅ちゃん先生」とはまったく違ったテイストのドラマで、こんな演出NHKでよくやるなと毎日驚きながら見ている次第だ。何といっても脚本が、あの「家政婦のミタ」を書いた遊川和彦氏なので、今までの朝ドラとは違うだろうというのは判っていたが、それにしても個性的なキャラクターが多く、毎日楽しく視聴している。

さて、このドラマで重要な役割を担っている絵本がある。オープニングでも画面に登場してくる「ねむりひめ」と「王子」が描かれた絵本だ。ドラマでは、愛(いとし)が子供のころ母に何度も読んでもらった絵本という事になっている。当初は、番組の為にオープニングの絵だけ作られたものと思っていたが、ドラマの中でも絵本として登場したので本当にある絵本なのかと思いこんでしまっていた。

しかし、実際はやはり番組の小道具として作られた絵本だったそうだ。当初は、あくまでも小道具としての存在だったのが、ドラマの人気と共に本物の絵本として12月20日から緊急発売されることになったらしい。「純と愛」のオープニング原画を担当した荒井良二さんは世界的な絵本作家で、本物の絵本も荒井良二さんのオリジナリティあふれる絵で描かれているそうだ。

ただ、内容はドラマどおりの台詞が書かれているわけではない。あくまでもグリム童話の「眠り姫」をベースにしたもので、昔から誰でも知っている古典の名作童話なのである。ドラマとは直接関連付けないほうがいい。

出版社からのコメントには

「荒井良二さんがこれまであまり扱ってこなかった古典に対する荒井さんならではの読み手を楽しませる「挑戦」がふんだんに盛り込まれた絵本です。誰もが知っている物語だからこそ、あえて荒井さんのイメージにある物語を描いた“荒井良二らしさ"にあふれています。同時に、古今東西、老若男女、誰が読んでも色あせることなく広く知られる古典ならではの魅力もつまった、いつまでも読み続けられる「一生の宝物」の一冊です。」

と紹介されている。

古典ながらも、優しくて包容力のある新感覚の絵本を子供に読み聞かせるのもいいかもしれない。既にアマゾンには予約が一杯入っているそうだ。