気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

死んだらどうなる その1

2023-03-24 09:29:21 | 意識の科学(実践編)

●死んだらお墓に入る?

今までの3次元生活の基本はと言えば、

自分とは、偶然生まれ、そして死んだら終わりの肉体であるというものだ。

死んだらお墓に入って永眠するとか、・・そんなイメージだ。

多くが、何か勘違いしている世間の風潮に合わせているだけなのだが、

生きているうちから、出来るだけ立派な墓をローンで買うとか・・そんな人も多いだろう?(笑)。

魂までお金で片付けるつもりなのか、確かに、全てではないが・・日本人もかなり馬鹿になったものだ。

 

●肉体の系譜に捕らわれた人達

家系があり、先祖がいて・・わたしはその中ひとりで、数十年の命である、・・だいたいが、そういう受け継いできた(3次元的)自己認識である。

多くが、つまり「私とは、この肉体人間である」という主観念で生きている人だ。

3次元レベルでは多くの人がそうであろう。近所の人に聞いてみると良い。

 

多くの人が、自分とは何か?・・そんなことを今さら問いかけることなく、

親たちから受け継いだ環境を元に、物心ついてから無し崩し的にこの世の人生に、あわただしく参入してきたわけである。

そして、いつの間にかそれが常識・信念となってしまう。

もちろんそれらも魂の経験であり、嬉しいこと楽しいこと、悲しいこと、悲喜こもごもであるけれども、幼稚園、学校、受験、就職、結婚・・・いつの間にか、ほとんど全く無意識の機械のように人生を突き進んで行くわけである。

あなたはどうだろうか?

大体そういう流れに乗ってきたであろうか。

 

●物語はつづき物

そうしていつか人生も、気づけばあっという間に、あるいは突然に終わりになるのだが、

多くの人は、往々にしてこの終わり方がいつも問題になる。

終わり良ければすべて良し・・というが、あろうことかその真逆だ。

終わりが良くないため、始まりも良くないことになるということ。

どういう意味かと言えば・・・、

なぜならば、終わってもまた別の転生が始まり、

その転生は、かつて終わった段階の魂のレベルからまた始まるからである。

終わり方がまずく、けつまずいた状況では、そのけつまずいた状況からまたスタートすることになるわけだ。

幾多の人生という、壮大な魂のストーリーの「つづき」・・・なのだから仕方がない。

物的な借財借金は、帳消したり、踏み倒すことも可能だが、魂のつけは踏み倒したり出来るわけもない。

かように、

あらゆる想いや行為が、全て・・すべて自分に返ってくる、

魂意識の宇宙システムにおいては、

一瞬一瞬が大切であると言われるように、

生きざま、自分物語の一章一章が、いや一生・一生が大切なのだ。

・・・

例えば、あなたはそれを知っていただろうか?

 

●人生は長大なストーリーの一コマに過ぎない

もちろん別の転生で、生まれ出る環境は全く別の時代・別の世界等であるが、当然ながら、原因と結果の法則に従って、魂のテーマに関しては引き継ぐことになるわけなのだ。

そう、魂に関しては、めんどいな~、リセットしよう!

「えーいい!やめやめ・・全部終わり」・・にはならないのである。

 

我々3次元レベルの学校教育でさえ、成長を促すための段階、上昇レベルが設けられているわけで、

存在宇宙における、神へと至る魂・意識・生命の本質の成長・進化も間違いなく進んで行くのだ。

誰かが・・「そんなことない!・・」と言ったのだろうか?

人生、一回きりって、だれも証明など出来やしないのに。

多くの日本人も、西洋人が正々堂々と表明しているだけの哲学的無知の毒気にあたったのだろうか?

死んだら終わり、だから他人に気づかれなければ、悪いことも何でもやってもいい・・そう言っているのだろうか?

・・

●気づきは・・始まりも終わりもない

死んだら終わりは・・あなたが観ている・・物体や肉体でしかないのだ。

見る・聞く、感じる、想う・・などの気付きを主体とした意識の根本活動は死んでも終わらない。

「死ぬ」・・というのは、わたしが死ぬ、消滅する・・という風にとらえているが、実のところは・・・観察「対象」(現象結果)が消える・変化する・という意味である。

観察主体(わたしの本質・魂・原因)も消えてしまう・・と勘違いしてはならない。

 

●色即是空・・・気付いているのは誰?

色即是空・・空即是色・・の「色」・・色は空より生じ、空に帰す・・。

様々な事象は、現れては消えるけれど、

色即是空・・に気付いていること・意識・その働き・法則そのものは消えることは無い。

わたしは・・色(出没する現象)ではない。

わたしは、肉体ではなく、気づいている意識である・・

だから、それが消えようがないのである。

 

●意識が中心の人・五次元レベルの人

この自覚まで来た者、存在のことを「この世の五次元人」と呼ぼう。

もちろん死なず、肉体を維持したままに、五次元に足を突っ込んだ人だ(笑)

そして、あなたは五次元の人であろう。

 

●起死回生・・死んだら生きられるの意

肉体ではなく、意識であるわたしを・・、頭の知識でなく、腹に落とした人である。

自己が肉体であるという動物的主観念を外した人。

もう肉体はご主人様ではなくなった、ある意味では、肉体を捨てた人であるともいえよう。

 

意識としてのわたし・・・を、

腹に落とす・・腑に落ちる・・真の理解・・想い出す・・同じ意味だ。

単なる知識・情報の掛け合わせ・・ではない。

意識から・・肉体・環境・・全てが生じることに気づくという事は・・・

実は、とんでもない次元の拡大と上昇をもたらすのである!

・・・

死んでからでなく、肉体を維持したままの五次元への上昇、スピリチュアルで、・・アセンションと言われるものだ。

これが今までの3次元世界では実に難しいことなのである。

 

これを、覚者であったニサルガダッタ・マハラジは「わたしは既に死んでいる」という表現で表した。

 

 

 

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