気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

どうやって解脱するのか(3) 自分に最も近いもの

2014-12-21 06:31:35 | 意識の拡大
あなたとは何か知らずして、あなたの幸福も何もあったものではないだろう。

それぞれが、わたしとは何か?を知らずして、

解脱も、悟りも、こころの平安も、何もあったものではない。

それぞれの<わたし>のことを知るために、わたしの最も身近なものを探究することも必要であろう。


我々の最も身近なものは何であろうか?

そう、あなたにとって、最も身近な・・近しいというか、そういうものは何だろうか?

あなたにもっとも近いものが、あなたという存在を説明しているかもしれない。

・・・

近いと言えば、そう・・家族か、子供か、・・・あるいは目の前のパソコンか、タブレットか、いやいや、さらに近いのは、自分の顔の鼻か?いや目であろうか?

いや、そういうものを含んだあなたの『身体』だろうか、ああ、多分そういう感じだろうか。

自分の体が自分に最も近いというか、そういうものだという感覚があるはずだ。

だから自分を肉体だ・・・と当たり前のように、思っているということ。

そう何十年もそういう基本感覚で生きてきたというわけだ。

そうではないか?

・・・

ところで、・・

我々にとって一番身近なものは、身体そのもの・・ではない・・・ことに気付けるだろうか。

ではなんだろうか。


身体、肉体は、60兆もの細胞で出来ていると言われている。

また細胞は様々な分子で作られており、分子はさらに細かな原子で作られていることを知っているだろう。

その数を言うならば、数えきれない原子で構成されている。

頑張って何億兆とか、カウントする、数えるような・・・そういうものでないことは、

その仕組みが、宇宙を見た時と同じであることに気付けるだろう。






そう、我々の肉体は、それこそ無数の原子というエネルギー要素ともいえるもので構成されているのだ。

手のひらを太陽に透かしてみれば・・という歌があるが、よく見ると、あなたの手も無数のクオーク、原子・分子で作られているのである。

さらに、それら無数の細胞、分子、原子は<完全なる協調、全き調和で>維持管理されているのだ。

そうでなければ、わたしやあなた達という存在は一刻たりとも維持出来ようもない。

想いをはせるべきは、

ゴミ箱をつつくかのような3次元世界の喧噪や、政治や支配の嘘だらけの観念放送ではなく、

かような、あなたの最も身近なあり方なのである。





あなたの身体は、それこそ無数のエネルギー要素、分子、原子で構成され、

それが全きの調和をもって維持されている。

それはまた、無限の先が見えないところの『宇宙』の構成と何ら本質的な違いがないということである。
 
あなたの肉体は、実際それなのである。

・・・・

あなたの身近な<身体>、それを維持するためのことに関して言うならば、

例えば、衣食住を維持するための、個人の働きによる金銭の稼ぎなど、

それが何億円あろうとも、本当に微々たるもの。

 
この世界を体験するために・・あなたの身体を維持している無限数にも及ぶ分子、原子、

完全なる調和で在りつづける様々な細胞、内臓、肺臓、血液など、

そういう生きた組織によって生かされていることに気付かなければならない。

 
これを『無償の愛』と言わずして何というのであろうか?


そういう意味では、保身に明け暮れ、競争に勝ち残ろうとあくせくしている人間達の努力、

あれを頑張れ、これをすべきだ、税を払え、経済を上げよ等としている現代社会の動き等は、

まるで目くそ、鼻くそのようなものではないか。


生きていることにおいて、肝心なところはそんなものではないということである。

・・・

そう、あなたの最も大切だとしている<身体>も、

それを自分として、当たり前のように思っているその<肉体>も、

自我でなんとか維持しているというのは虚妄の観念であり、

無条件に生かされている事実、与えられている事実、

身体の出現維持の、その・・・下には<膨大な>無償の「愛」があることに、気付けるだろう。


・・・・

そして、さらに身体以外に、さらに貴方にもっとも近いものがある。

それは何だろうか?



 


本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました。

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