気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

あるヨギの自叙伝より(6)幽界・アストラル界

2020-07-03 06:04:00 | あるヨギの自叙伝 抜粋解説

あるヨギの自叙伝の内容を借りて、ここ、気付きの科学なりの解釈を記事にしているが、この著では、地球以外の星の世界の様相が語られており、より高次の世界の事を「幽界」とされているのだが、この幽は・・よく見えないかすみのようなイメージや、幽霊などというおぼろでよくわからない怖い存在のイメージがあるため、どこか忌避したい、取っつきにくい概念かもしれない。

もちろん近場から見てあちら・遠くは、何でも良くわからないし、調査して情報を集めなければその実体は怖いままで終始するが、人類の進歩は知るという事で開かれてきたことを忘れてはならない。

幽界とはスピリチュアルで言われる「アストラル世界」と考えていいだろう。アストラルは、星の、星のような、星の世界の・・という意味の英語だ。

また物理的とアストラル的の違い、地球と他の世界の違いという意味もある。その世界の違いを簡単に言えば、存在の周波数帯域が違う・・・という言い方が分かりやすいかもしれない。例えばTVの3chと5chは何が違うかと言えば、電磁波の周波数帯域だけである。

また、3chから5chは見ることが出来ないが、3chを見ている者が5chの周波数に合わせることが出来れば、5chの映像を見ることが出来るわけだ。いわゆる霊能者や霊界通信、あるいは宇宙人とのコンタクティーなる者たちは、この”周波数同調”を行ったがゆえであると考えるのが自然である。尚周波数同調は・・機械的ではなく意識によって行うものである。

この他チャンネル(他世界)への同調が、ほんの少し垣間見える程度であれば、その見える世界はおぼろで、かすみのように不確かにしか感じないのである。

また、物質界とアストラル界を1本線で区分けすることは出来ないため、その周波数帯域は、光のスペクトルのような変化と考えられる。例えば虹の七色はどこか1本で境界分け出来ないが、各々の色の中心はあきらかに異なるようなものだ。

 

最も重要な事柄は・・・、

「意識」・・が世界を知覚する・・ことを理解すれば、「意識」の拡大・進化によってその知覚世界も拡大・進化するということだ。

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「あるヨギの自叙伝」 パラマハンサ・ヨガナンダ著 p432

肉体は、普段無数の危険にさらされていて、よく傷ついたり不具になったりすることがあるが、希薄な幽体もまた、ときには切り傷や打ち傷を受けることがある。しかしそれらは、治そうという意志を働かせることによって直ちに治ってしまう(注釈1)

「先生、幽界の人たちはみな美しい人ばかりですか?」
「幽界における人の美しさとは、外見的な容貌のことではなく、霊的な性質を言うのだ」 先生は答えられた。

「だから幽界人は、顔かたちにはほとんど重きを置かない。しかし彼らには、新しい多彩な幽体に自由に衣替えをする特権が与えられている。地上の人たちが祭りの日などに晴れ着を着るように、幽界人も、ときには特別な衣装を凝らした姿で身を飾ることがある。

「過去生において友達だった者は、幽界ですぐにお互いをそれと見分けることが出来る(注釈2)」スリ・ユクテスワはフルートのような美しい声で(注釈3)話を続けられた。「彼らは友情の不滅を喜び合い、地上で死別したときに悲しみとともに疑った愛の不滅性をあらためて悟るのだ。

幽界人の直覚は、地(球)上の人間の活動を、次元のベールを貫いて見透すことが出来る(注釈4)が、地上の人間は、ある程度第六感を発達させなければ幽界(アストラル世界)を見ることが出来ない。だが地上の人間でも。幽界の一部やその住人を瞬間的に垣間見た者は何千人もいる。

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(注釈1)幽体(アストラル体)はボンヤリしたかすみ状などではなく、傷つくようなしっかりした緻密な身体であるが、その構造が想念・意志に直結したものであることがわかる。

(注釈2)世界とは、類は友を呼ぶという諺通りの集合世界であり、また個々と見える魂・意識にも幾重もの体験記憶があるために、その膨大な記憶を参照すれば、多くの他の魂存在たちが”知己である”ことがわかる。日本でも昔から「袖すり合うも他生の縁」という諺(ことわざ)があるが実に秀逸な表現である。

(注釈3)フルートのような美しい声・・
軽やかで、なめらかなで快活な声音という意味と思えるが、このような表現は宇宙人と接触した人(金星人と会見したジョージ・アダムスキ)が語る内容と同じものがある。嘘・いつわりの念がこもらないため、直覚で感じる場合はまるで春風のような声だろうか。

(注釈4)波動の原理で言えば、周波数が高いものはそれを落とすことが出来るが、低い周波数はそのままでは高い周波数に変化は出来ない。高い山から下界の様相は観察しやすいが、下界から高い山の様相は見えずらいのと同じである。

 

 

  パラマハンサ・ヨガナンダ(パラマハンサ・ヨーガーナンダ(1893~1952) Paramahansa Yogananda,ベンガル語:পরমহংস যোগানন্দ) 本名ムクンダ・ラル・ゴーシュは、インド生まれのヨーガ指導者、グル。クリヤー・ヨーガは「神の理解と内なる平安の達成のための科学的技法」であると説き、これを西洋に広めることが使命であると信じて活動し、ヨーゴーダ・サットサンガ(Yogoda Satsanga Society of India)、自己実現同志会(Self-Realization Fellowship)、全宗教自己実現教会を設立、西洋で成功を収めた。(ウイキペディアより)


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