気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

悟りの道標 (20)「思考」を観ること

2016-09-07 06:06:37 | 人間とは何か

この世の人為的な世界はすべて「思考」で出来ている。

こころで出来ている、あるいはマインドで出来た世界とも言う、

都市や家、飛行機、船、法律、道路、国家組織、あらゆるものが「思考・思想」で出来ている。

人的世界のあらゆるものだ。

そうではないか?

人間の生存環境を提供しているこの地球という生態系は、当然人間の創作物ではないが、

地球という生命圏を創り出す原因としての、意識と意図、壮大な設計思想によって出来ているのだ。

同じく意識、意図、想いによって表現されているのである。



かように、人々が共同で作る社会、世界というのは、

・・全て・・人間の「思考」で出来ているのであって、

他人や、環境や条件、社会や世界に振り回されているということは、

思考に振り回されている・・ことと等価なのである。

世界とは、つまり思考、想念、感情という、

目に見えない次元から下ってくるところの現象結果なのである。


したがって、大事にすべきものは、結果である物や、銭や、形ではなく、

そして、観察して統御すべきものは、・・こころ、マインドなのだ。

・・・

例えば、

あなたが世界に在って・・やるせない、つらい、苦痛だ・・と感じているのは、

それは・・・、

あなたが「自分の思考」をしっかりと観ていない・・からなのである。

そう、自分の思考に「意識的に気づいていない」せいなのだ。

決しておバカな上司や権力者、あるいは御大臣のせいではない。

あなたがどう感じて、想っているか・・、要は・・それなのだ。


なぜならば、それぞれの、

わたしの世界の”意識的中心”は<わたし>・・しかいない。

見る、聞く、感じる、思う、観察する範囲の、無限とも思えるこの宇宙にあって、

それに気づいている存在は、

わたしの世界には「わたし」しかいない・・・という、

最重要事項に気づけるだろうか。

・・

「なに言ってんの、大勢の人がいるじゃないか!、俺だけじゃない・・」と、

そう言うかもしれないが、

それは、外側から自分を・・仮に・・見てその自分を、

大勢の個人の群れの中の1個人と「想定」しているだけであって、

あるいはそいう訓練をされているだけであって、

実際には、

いつもいつも・・、自己という・・

意識の根元から「外側」を観ているということなのだ。

要は、あなたがなぜか・・外側にいる?・・という、仮の幻想でしつけられただけ。

それは、集団の中の1個人、あなたという肉体が1カウントされる・・仮の視点である。


しかし、事実としては・・認識は、内から外なのであり、

外から自己を見ている・・わけではないのである。


集団の中の個人、集団を作るための、それを支配するための架空の想定なのである。


お釈迦様が言うように、唯我独尊、わたしの世界にはわたし・・しかいない・・。


これは自分さえ良ければいいという、エゴイズムとは全く次元の異なること。


毎朝眠りから覚めて、この世界に現れるのは。。。誰か?

・・・そう、それぞれ・・・わたし・・・しかいないではないか。

それとも大勢が一緒に集団で、列を成して、ワーワーと意識が立ち現われてくるのか?・・・

ありえない(笑)




あなたの世界の中心である、あなたの・・その認識、あるいは思考が

いつか 「あなたのものでない思考」で置き換わっているときには、

あなたは自己内面と、外の世界のギャップを感じてしまい、

そこに常に苦痛や不快感を現すのである。

あなたはあなたでない・・と言われているために、

まったくもって不幸であると感じるのである。


なるほど、お仕着せられた観念は、

例えば身の丈に合わない衣服と同じようなものであって、

居心地が悪いのも極めて当たり前なのである。


「あーしろ、こうしろ、こうあるべきだ、それを成さねばならない・・!」って、

どうしてなのか、考えたこともなかったろうか。

そして、

それをそのままにしている間は・・、何か?こう・・

不自然で、苦痛な状況だけが続くものである。

それを在るがまま・・でないと言っている。

本来あるはずの、在るが・・ままでない状態、

人工的に作られた、極めて不自然な在りようなのである。

不幸多くして、それを物質的快楽で補おうとする、そういう次元世界ともいえようか。

それを第3密度の世界とか、3次元レベルの粗い世界とも呼んでいる。


それは、あなたの魂から来るはずの、本質からの思考、想いが、

そうでないものに置き換わっているからなのである。

だから魂はいつも、聞こえない声で言っているかもしれない、

「おいおい、いつまで、なに眠ってんだよ」・・と。


・・・

壮大な宇宙も地球も、

実際、なんでもかんでもそうであるが、

あらゆるものは様々な波動のエネルギーであり、

そして、そのエネルギーを如何様に表すかの「設計思想」なるものがある。

それを普遍意識、宇宙意識、根源意識などと言っている。

エネルギーが暴れまわって、偶然にすべてが起きているのではない。(笑)


人が何かそういう風に習ってきた?のだとすれば、

それは意識的、無意識的に「無知な」状態にさせられていたとも言えよう。

社会秩序のためやら支配のためやら、資本主義の兵隊を作る為やら、色々と説明もあるが、


「えー、?いったい誰がそういう支配をしてきたのか?」ということにもなるが、

それもまた、今はもう意味がないのである。なぜならば、

人生には、あなた以外に責任者など、いつもどこにもいないからである。

「この野郎!、嘘ばかりついている奴ばらめ、責任者出ろ!!~」

といったところで、責任者など、どこにもいないのである。

あなた以外にあなたとして生まれたことが、かつてないように、

あなたに代わって死んでいくものも、在りはしないのである。

本当の責任者?

あなたがそれなのだ。・・・実に大きな笑いが起きないか?


あなたの世界の”意識的中心”はあなたしかいない。

観察する範囲の無限とも思えるこの宇宙を見て、

それに気づいている存在は、

わたしの世界には「わたし」しかいない・


かの覚者であるニサルガダッタ・マハラジは繰り返し言った、

「わたしは在る・・・」という感覚は、真我の反映である・・と。

真我・・本当のわたし・・全てなるそれ・・、

わたしは・・それであると。

・・・

しかしながら、思考だけではこれがわかることもなく、

その思考、マインドを越えなけらばならないとも説明している。



そう、これは試練ということである。

魂から、自らで輝き始めること、無知から英明への試練なのである。

・・・

思考、想念がもとで形づくられたこの世界は、変幻する幻想世界、

世界はその思考、想念の変化によって様変わりするわけで、

そういう変遷が、嘘多き、歴史の記憶ということになる。


昔から、「女ごころと秋の空・・」等というけれど、

これは心が、ころころ変わるさまを言い、

思考や想いは、決して一定することなく常に変化しているという意味である。

今日はカレーが食べたい、明日はお寿司だ・・そんなもの。

好いた惚れたが・・たった一言で大嫌いになる・・・そんなものである。

・・・

あなたが自省や黙想、瞑想などをしているならば、

この「思考」なるものが頭に次から次へと去来していることをマザマザと知っていよう。

「思考」は。あなたの周囲の知覚状況への反応や、連想、思い付きなど含め、

実に、次から次へと沸いてくるのである。

その中の「これはと思う」ものを取り上げて、それに表現、行為と結び付けて、

この世界に「形として」を表すのだ。

何か設計したり、素材を持ってきて加工するのも同じプロセスだ。

ちなみに、大体仕事とはそれ、思考⇒表現・行為だ。


全ては想念、思考によって作られていること、

エネルギー・物質が偶然に存在するわけではないことに気づくならば、

つまり意識的な働きこそが、エネルギー・物質の表現の原因だと気づくならば、

いわゆる「意識」の介在しない、物質的3次元的な世界から超脱することになる。

考えることではなく、考えることを・・観ている者の次元である。

高次な次元とは、物事の原因となる思考、想念に振り回されず、

マインドに翻弄されることなく、そのマインドを使い切れる者の次元である。


だからスピリチュアルな分野での「アセンション」には、

心の浄化や自己への気づきが大切だと言われているのである。

マインドに翻弄された、不確かでドロドロな世界から上がるには、

そのマインドより上に行くことなのだという事は、火を見るよりも明らかである。

あなたは思考に振り回されることを続けるか、それとも、

思考を眼下に観る、意識的視座に上がり、その思考と遊ぶことができるか?

・・・・


(下記は、あるサイトから引用したもの)



禅の修行を現したものの一つに「十牛図」というのがある。

己の中の真の自分を牛に見立てた漫画のようなもので、十枚の絵から成り立っている。

まず最初は牛を探しに出かける。

そして牛の足跡を見つける。

次に牛の一部、頭を見つける。

遂に牛全体をみつけそれを捕らえる。

捕らえて牛を飼い慣らす。

ここまでが前半である。


各段階が一つの悟りになっており、

段階的に真の自分を見つけることが修行を進めて行くことだ。

・・・・


牛とはすなわち思考、マインドであり、

あなたは思考、マインドではないという事である。





  騎牛帰家



本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難う御座いました。font>


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4 コメント

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1414黄金人類 ()
2016-09-13 21:34:22
マッチョマンさん

はしか が流行ったり、私の病院でも

原因不明の高熱があったり、体調不良を

訴える人などが、以前とは違う感覚で増えています。

一方で、黄金人類の胎動も聞こえます。

アセンション 黄金人類 次元上昇などは

それを自覚した当人に訪れ

そうでないと思う人には訪れません。

まさに アイ アム ザッツ アイ アム の世界!!!

分離は密かに進みます。

阿含宗の桐山さん 亡くなりましたね。

密教のかなりの神通の人と聞きましたが

95歳とは言え、お亡くなりになるんですね。

さて、私は、●●●●になります!!!

いや既にそうです!!!そうなんです!!!

何のこっちゃなコメントですが

マッチョマンさんには通じます!!!

もう既にそう は そうなんです!!!

返信する
こうなってきますと・・・ (P)
2016-09-13 23:26:35
マッチョマンさん

金本 という元広島 現 阪神の監督ですが

覚悟が大切だと・・・

超一流のプロ野球選手になると 思うことでそうなると

同じことが、神として生きる

中今を悦びに生きる 無限の進化を続ける

等々 にもあてはまる

経った今この瞬間から

スタートできるかどうか

その状態にあり続ける為に

努力もし 自分を大切にし 大切にする自分のように

他者も愛し 大切にする

最も楽しい趣味の時のような上機嫌で目の前の

仕事も家事も全て やる やる やる

マインドに翻弄されず

しかし、自在性を得る為に 智慧を得る為に

無限の進化の為に 知識を得続ける・・・

そんなことじゃないのかって思ってます。

ありがとうございます。
返信する
魂の輝き (マッチョマン)
2016-09-14 08:16:45
おはようございます。

コメントいつも有難うございます。

なるほど・・、
「黄金人類」の意味することは、・・一面で、
その存在の生体エネルギー場、オーラフィールドが、
以前より澄み切った、高周波動体となり

従来の、低周波動域の知覚者から観察した場合、
より輝いて見えるということでしょう。
単純物理的な、視覚可能な、ごく300~700ナノmの光波長帯域だけの話ではありませんが・・。

根源から分化した、魂という究極の存在波動・・、
いわば、神の断片としての「魂(の波動)」が、

様々な次元的な経験知や、習得した知恵などで「変調」されつつ成長し、

さらに精緻で高い波動域にシフトしつつ、未知が様々な既知になってゆく。
つまり、これが「神の創造への参加」という事でしょう。

実にこれは楽しいわけですね。
生活費稼ぐために疲れている場合じゃない・・みたいな。(笑)

今までは、その波動「変調」に、秒なバイアスがかかっていたため、3次元レベルに固定される傾向が大きかったというわけです。

この当たり前の自覚がある存在たちは、
黄金家族、黄金ビーイング(存在)と言っていいと思います。

すでに、そうである・・!
われは・・在る、それなり。
I am that I am。

意識的な意図が、
まず見えないレベルで発生し、
表現、行為、言葉としてもベクトル化され、
確実に見えるレベルへと変換されてゆきます。

・・・
と見ると、家にある小さな仏壇の中の仏さまの絵の、
その、身体全体から輝く光が放射しています。

ああ、こういうことなんですね。
返信する
打てば響きすぎるなり!!! (P)
2016-09-14 21:07:02
マッチョマンさん

素晴らしいリコメをありがとうございます。

今まで、怠慢だったんです。

いつも「条件付き」で、輪廻転生の人間である自分を

続けてきた。・・・じゃないと・・・じゃないと(笑)

しかし、本当は! 既にそうなんですと気付くと(笑)

これこそまさに 気付きの錬金術!

お金が大事なんじゃなくて、生活費の為に

疲れない程度に稼げていることが大事で

もっというなら、金と時間の自由

これは野放図でエゴなんじゃなくて~

自他が心地よく神である状態に照準を合わせて

その状態の為の お金・時間を許していく

そうすると、金色に輝いて行って、神仏に至ると

今、そんな感じですかね~。

まだまだカルマの影響もあるわけですが

気にしない!許していく!なかなかすぐに

うまくいかない今の状態を許していく。

必ず覚醒に移行して、状態が変化する

そのプロセスを楽しんで行きます。

マッチョマンさんも含め、地上の大天使

ライトワーカー なんだかんだ言って、人類を

あきらめていません。峠の茶屋も大貢献です。

だからいつもマッチョマンさんに感謝です。

本当に本当にいつもありがとうございます!!!

P
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