気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

生死は・・夢まぼろし

2021-06-03 06:46:10 | 意識の拡大

あなたがこの世界に生まれる前はどうだったろうか?

「生まれる前?、そんなのあるわけないじゃ無いか!」・・とそう思う人が多いだろう。

生まれていないし、存在などしてしてないじゃないか・・それが常識と思っているだろう。

その常識とは・・・、

生まれて初めて、わたしという今がある。

それまではわたしは存在していなかった。

従って、死んだら存在しないことになってしまう・・と考える。

あなたは偶然にも生まれて、爺さんや婆さん、他の人がそうであるように、あなたもやがて確実に死んで終わりとなる。

それが事実だと・・人生でそう観察しつつ、そう思っているだろう。

そして恐れている、

恐れているからこそ、それを避けようと生き残りに夢中になる。

 

でもこれらは・・すべて「そう・・考える」ことなのだ!

言わば思考・観念ということだ。

 

・・

ここで大勢の誰かは言うはずだ。・・

生まれること、死ぬことが・・「考えること」だって・・?、

だってみんな赤ん坊で生まれて、年を取って死んでゆくじゃないか!

爺さんや婆さん、他の人がそうだったように、あなたもやがて確実に死んで終わりとなるじゃないか・・。

それは考えることなんかではなくて事実だ、それは現実なんだよ!

と言うかもしれない。

・・・

あなたはどう思う?

 

でも、それはあなたや人々の「肉体」の観察結果なのである。

あなたや他人様が=肉体(物質)・・ならばその通りである。

ならば、あなたは肉体(物質)であって、形に現れたら消えてゆく定めにある。

この三(四)次元世界では物質については多く習っているため、

物質とは顕現・消滅・変化するものであることは既に知っているからだ。

 

あなたは物質・肉体である・・という前提・思考・信念があるからこそ、

あなたは生まれる前には存在せず、死んだ後にも存在しない・・

たまたま偶然生まれて、結局は死んで終わりである・・という、

そういう ”信念” になっているということなのだ。

そして、そうした低い強い信念が悠久の魂の記憶さえ遮るのだ。

 

そして、この三(四)次元世界の多くの住人がそう信じているからこそ、

そのその他大勢の常識、同調圧力によって力を得ながら、その信念体系の中にとどまっているという事なのである。

 

 

町中を行き交う人に聞いてみれば良い、

あなたの親兄弟・友人に問うてみれば良い、

 

もっとも常識的と言われる人たちは尚更に・・

わたしは生まれる前には存在せず、死んだ後にも存在しない・・

たまたま偶然生まれて、結局は死んで終わりだである・・という、

漠然としながらそうも思い込んでいるはずである。

 

だってそれが現実じゃないの?・・・・・と、

そう思い込んでいるのである。

 

ただ、そう思い込んでいること・・

意識による投影像・・現実だと・・思い込んでいること、

それが・・幻想である。

 

繰り返すが・・世界・物質・形とは・・人(意識)が知覚しているからこその世界・物質・諸形態であり、

あなたが行為するための肉体も、あなた(意識)が知覚している対象物なのである。

従って、あなたは決して肉体そのものではない。

 

あなたは「意識」であることを悟ったならば、ことは容易に理解できるのである。

 

実のところ・・・ここが肝心かなめの峠なのだ。

 

簡単に言おう、

あなたは意識であるのか?

単なる肉体なのか?

これが旧次元である三(四)次元世界と、

次に来る五次元世界との、言わばボーダーラインなのである。

 

少なくとも此処までくれば、彼岸の世界への解脱が起きる。

まず意識上の進化・解脱が起きる、

というより、

真に気づく・・ことが覚り・・なのだ。

 

全宇宙を顕現しているのが宇宙の意識であり、

人間を顕現しているのもその意識であると知り、

 

あなたが意識である・・と自覚するならば、

物質が中心の、狭く重い時空間に縛られた存在形式から解脱し、

3次元的物質肉体現象の生と死など超えて、

さらに大きな次元生活へと進むことになる。

 

幻想とは・・想いで創り上げる・・まぼろし、

それを現実だと・・信じ込む・・信念が・・

それにふさわしい・・まぼろしを創るのである。

疑いもしない・・まぼろし・・・実に深淵ではないか。

 

あなたは今まで、この次元世界で一体何を信じ込んで、信じ込まされてきたのだろう?

いまはもう、ある意味で過酷で苦渋に満ちた、その夢まぼろしの世界も、短いその終幕劇のさなかにある。

もう本当に、・・・

今までのような、苦痛や悩みに満ちた低い次元の幻(まぼろし)から覚めたらどうだろうか?

 

あなたの本質は・・朽ち果てる肉体なのか?

それに気付き・知覚し、表現をするところの「意識」なのか?

 

頭の知識を憶えて情報量を増やすのでなく

・・意識で感じる・・実感すること、

今在る・・自分自身により深く気づいていく・・意識的努力が必要なのだ。

その意識の深みや広がりの結果によって、

真の知識や情報や経験が必然とやってくることになる。