気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

転生の話(10)意識展開のサイクル

2019-09-25 07:47:33 | 語り部の章
誰でも知っているように、「転生」とは生まれ変わりの事だ。
それで、それがあるのかどうか?実際にはよくわからない人が多いだろう。

あなたやわたしが生まれて今、生きている・・存在しているということが、

それが・・その証拠だと言っても、納得できないだろうか。


わたしのことを・・わたし以外の何かの証拠で証明しようとする愚策を行う事と言えよ
う。

それはある意味で、わたしを悟らせてくれ・・と言うようなものだし、
わたしの代わりにトイレを済ませてくれというようなものだ。

それは、証拠が必要だ、誰かの保証が必要だ・・という観念からきている。
証拠はあり・・いまここに在る・・それぞれ・・”わたし自身”だと言っても、
えっ?それが何だと?・・・証拠は?・・と、他者に確認したいと・・思うものだ。

そうではないか?

今在る・・ことを、深く感じること・・在る・・に意識合わせる行為によって、
意識内面から静かに噴出する微細な純水のような想いを浴びる必要があるだろう。

その静かな意識の内面から沸き起こる微細な想いという、いわば情報によって知る、
今生きていることは1つのサイクルに過ぎないという確証が沸いてくるだろう。

さらに、今の時代は、実はすでにかなりな時代になっており、
別に高額が求められる占い師や霊能者に聞かずとも、
探せば、多くの人々の転生や生まれ変わりの調査報告に接することも出来よう。
そういう外からの情報をもたらす霊的、あるいは科学的な書物もは実に役立つものだが、
しかしながら、いずれにしても・・
その証拠は、自分で真剣に調べて、その意識的努力の先にやってくる収穫、
内面から起こる確信しかないということだ。

これは、人に頼んで「・・なるほど・・そうですか!」という、
消費社会の霊的ビジネスでの獲得物を陳列することでもないはずだ。

もし転生があるとすでに知っているならば、
その存在は多分に、生き方考え方が質的に変化・転換しているはずである。

大きな変換と言っても別に大きな事をやるとか、金持ちになるとか、羨望される偉い人になるとか、
そういう古い社会プログラムとは一切合切関係なく、
多分に・、思慮深く、明るく、穏やかで、優しく、
また強靭でもあるような、そんな存在表現に少しづつシフトしているだろうと思われる。

そう言う人たちが多くなれば、そういう集合世界、
思慮深く、穏やかで、明るく、優しく、強靭な存在たちの集合世界になるのは、
火を見るよりも明らかである。

そしてそれが必然的に、次なる展開(サイクル)へと持続する。

人も社会も、人類も、宇宙を含むすべては、
わたし・・(宇宙)意識の展開する無数の(波動)サイクルの、
無限の展開を楽しむプロセスにあることが理解できるだろう。

肉体は地球上にも70億の存在がいるが、それが何の変化もない状態であれば、
これほど気持ち悪いこともあるまいし、それが永遠の生とは言えないはずだ。

魂、意識は無限であるがゆえに、あれやこれ、あいつやわたし・・君と僕、お前とおれ、
きゃつらと奴ら・・いろんな姿で現れては創造を楽しんでいるのである。

しかしながら、あなたは気付いているだろうが、
いまはもう、その楽しみの質的なものが大きく変化する時代のただ中にあり、
持続すべき、魂・意識の探求拡大の努力は、ゆめゆめ疎かには出来ないものである。

意識はひとつが・・無数に展開する・・・それ、
例えば形や意匠、衣装や踊り、人生も山河も世界も様変わりもするもの、
しかしながら、それら様々な変化・展開あるいは変容があるのは・・
無限に湧き出す
不動の一点、その本質、真のわたしが常にあるからである。

他人ごとではなく、それぞれのわたしの話なのだ。