気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

世界・宇宙という夢 その6

2019-03-16 06:24:07 | 語り部の章
意識が・・すべての存在顕現の・・根源である。

時間空間も世界も、そして宇宙すら、意識によって映し出されるもの。

本来意識であるわたしたちは、ひょっとして何千何万年も素通りしてきたのかもしれない。

意識は・・自らが映し出す世界・宇宙・時空間の中に、自らを投入し、
さらにそれを忘れるという荒業が出来るのである。

映画・夢を創り、その映画・夢の中に没我する。

映画監督が映画の中にちょっと出演するという生易しいものではない(笑)

そうではないか?

・・・

今の私たちの存在形式の基本、
毎日繰り返される24時間の在りようの基本は”意識”の変遷である。
体の変遷ではない。

「熟睡」は、知覚も思考も感情も、何もない状態だ。

そこから、毎朝・・いつか・・次第に・・目覚めてくる。

何が目覚めてくるのか、・・意識だ。

わたしという感覚・・意識、気づきである。

そこから”すべて”が始まっている。



毎朝のようにビッグバンが起きているといえば、興味をそそられるだろうか?
ちなみに、
宇宙物理学でいう難解なビッグバン、爆発的宇宙創成の理論は、
膨張している宇宙観測等から類推した理論といえようが、
当たり前のように、扱えるのは素粒子・エネルギーなどという、
観測可能で数式表現可能な物理量ばかりだ。

知覚対象世界・宇宙の壮大な成り立ちの理論ともいえようが、
その理論は・・誰が考えているのだろうか?といえば超偉い?学者さんたちだが、

理論とは・・観測・観察・思考・想念・想像によって組み立てられるもの、
現象をうまく説明できる類の理屈であるが、
あくまでも、人の・・「意識」の働きによって描かれている。

石ころが勝手に行うことでも、ロボットが自動で行うことでもなく、
知的生物と言われる、人の”意識”の働きによって描かれている。

何がどうあろうとも、どんな世界であろうと、
宇宙の果て、辺境、あるいは中心であろうと、
悩み多い人生だろうと、愚か者の支配する世界だろうと、

世界・宇宙、なんであろうと、
大きかろうと小さかろうと、卑小であろうと壮大であろうと、
それは・・わたしという「意識」・・の知覚する・対象であるということだ。

あなたが熟睡しているときには、世界や宇宙はない。
意識が土の中の種子のごとき、未分化の状態では世界も宇宙も存在しない。

いや、世界や宇宙はあるはずだと・・思っているのだが、
熟睡の・・その時には・・・、
意識にとって、それを証明する誰も存在していないのだ。

わたし・意識がなければ、世界宇宙も・・無い!
わたし・意識があるから、意識する世界・宇宙がある!

簡単すぎて、あり得ない感覚があるだろうか、
「熟睡」は体の休息という、わかったような表現に騙されてはいけない。

あなたが眠っているときに、そのときに世界・宇宙はあるか?