気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

ハイアーセルフ(2) 変性意識の窓

2011-06-13 07:35:55 | 覚醒意識

例えば自分の場合をお話しよう。

 

それがハイアーセルフ、いわゆる今の私以外の高次のわたしであるだろう、という・・・そういうことは実は後で理解することになった。

 

要は、様々な変性意識におけるメッセージを継ぎ合わせれば、ハメ絵パズルのように意味が解ってくるものである。

 

変性意識というのは、五感を中心とした慣れ親しんだ普通の生活モードにある意識、すなわち顕在意識ではなく、それから少し離れた意識である。

 

それは潜在意識に含まれると言えようが、ごく普通のいわゆる3次元的な世界にある感覚状態を含んでいるものの、かなり自由な情報取得が可能な意識レベルとでも言えるため、「変性意識」といっても良いだろう。

 

もちろん臨死体験や体脱体験も、大ざっぱにひっくるめて言えばそのような変性意識における「体験」と言えるかもしれない。

 

また、夢もその変性意識におけるビジョン、あるいは体験である。

 

体験と言っても文字通り肉体の五感という、いわば狭い感官窓を経由しない、あるいはそれが広がった状態での意識体験である。

 

そのような肉体感覚に縛られない状態の意識では、実に様々なビジョンや印象等を通じての、メッセージ性のある情報に満ちていることがわかる。

 

リモートビューイング(遠隔透視)等も、そのような変性意識に入ることで、五感の向こう側からの情報を直接得る方法であり、それらは密かにかつ実際に今の世界でも使われているのだ。

 

国家レベルでも超能力者を使った軍事機密の捜索や、刑事事件のリアルな情報を得ることが実際に諸外国では行われている。

 

ただそれがあくまでも国家レベルの利害関係を中心としたものに特化されており、それらを実際に可能とする人間の意識のレベルへの注目はおざなりになっている感があるかもしれない。

 

人間の意識レベルの可能性に関して注目すべきところを、それで得られる効果のほうだけに目が行っているのは、やはりプラグマティズム的功利主義の賜物であろう。何でもかんでも自己利益、自己保身の道具に変えてゆこうとするこころがあるかもしれない。

 

やはり超能力という「おもちゃ」の方に意識が集中している子供のようなものである。

 

しかしながら、そうではあっても、様々な超常現象と人間の意識の関係が明確になったことだけは事実であり、

 

人間は決して単なる肉体人間ではないということの傍証になっている。

 

いわゆる人間とは、それに備わる「意識」という無限の可能性を体現している存在なのだ。

 

意識はいわゆる「内面」であり、その内面を通して、「外面」である現象世界、時間・空間を読み解くことが可能であるということだ。

 

何度も記事に出しているように、内面は外面とメビウスの輪のように、不思議な仕組みで繋がっており、外面を理解しようとすれば、内面からアクセスすることになるのは、矛盾そうに見えて決して矛盾ではなく、正当なルートなのである。

・・・・・

 

自己内面の意識の気づきや拡大が無くして、その表れである世界を変えることは決して出来ない相談である。

 

それぞれの「わたし」が、より拡大された意識に、「自ら」気づいてゆくことが意識進化と言われるものである。

 

意識的主体の周辺に醸し出されるのが外の「世界」であり、意識的存在である人間は、外の世界によって加工・変化・醸成されるものではないということだ。

 

今の時代は、この180°異なる方向を理解することが必要であり、意識的存在である人間が、自ら選ぶ時期にあるということでもある。

 

ここは肝心なところであろう。

 

人間とは、現実のテンポラリな肉体を含んで、またそれを超えているところの存在である。

 

また当たり前ながら、環境に支配される動物などではなく、意識的・無意識的に環境を自然と創り上げてゆく存在である。

 

これは、不特定に意味を持たせた宗教的な感情論のようなものではなく、大いなる霊的、あるいは意識進化的な「事実」である。

 

そこには各人の意識というところから発して、各人が経験して気づきを増やしていくことでしか得られない「研鑽」が必要であることも事実なのだ。

 

実は楽しき研鑽の持続を、意識の進化と呼んでいる。

 

・・・・

 

たまにTVなどで紹介されている超能力捜査官マクモニーグル等・・や外国のサイキック等も超能力者というよりは、意識のより拡大した変性意識での情報受信を得意としている人達といえるだろう。

 

それは決して特別な能力ではなく、気づけばそれは誰でも可能になることである。

 

また変性意識で得られる情報には時間や空間の制限がないため、過去や未来のことも情報として得られることになるのだ。

 

・・・

 

我々が誰でもそうであるように、自らが意識的存在として、そのすそ野の広さに気づかなければならないということである。

 

・・・

前置きはこの程度だが、ハイアーセルフに関して、自分の体験についてお話ししよう。

 

当然ながら個々人の内面からのビジョン、メッセージ、情報をいかに得るかという話になる。

 

私の場合は、その変性意識での、主に身体が目覚める瞬間の、ごく短い瞬間に得られるビジョンとして起きてきた。

 

恥ずかしながら、不精な性格からか、夢のような楽な方法で何か発明や特許になるアイデアを得ようか・・という魂胆から生じた。枕元にノートとペンを用意するといいうことが、その動機付けとなったようである。

 

まさにその意図有り、というモチベーションを作ったわけだ。

 

いづれにしても、わたしの内面に着目する意識レベルになったことだけは事実ではある。

 ・・・・

寝起きの一瞬には、それに意識的になっていれば、実に様々なビジョンに気づくことが出来るのだ。

 

それは心理学、医学的な言い方であれば、脳波的にはアルファ波、シータ派周辺のものであり、それは身体が寝ているか、まどろんでいる状態での、明晰な意識の状態という事が出来る。

 

肉体的な五感情報に左右されない、少し異なる意識的周波数帯域という表現が妥当な、そんな意識状態である。

 

(つづく)

 

Koala

 

本日も拙い記事をご覧いただきまして、誠に有難うございました