北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

東京での要望活動をしてきました。東京は蒸しますなあ

2016-07-21 23:58:46 | Weblog

 雨降る東京で補正予算などの要望活動を行ってきました。

 元々は、北海道建設業協会とわが北海道舗装事業協会外関係二団体で中央要望に行こうと計画していたのですが、急きょ北海道の高橋はるみ知事が上京し道経連や道商連などと緊急中央要請を行うにあたり、合同で行うこととなり大集団での要望活動となりました。

 朝一番で自民党北海道選出議員さんたちの朝会に出席し、まずは高橋知事、高橋道経連会長、岩田北海道建設業協会会長などから要望の趣旨を説明。

 その後に、舗装三団体として独自の要望書を用意して、道路の維持管理費が減少している現状を伝えたうえで、平成29年度当初予算における道路関係事業費の確保や平成28年度補正予算を使途を限定せずに編成すること、併せて道路建設業者の経営の安定化などについて要望を伝えました。

 補正予算は現在もまだ議論や調整が進んでいる最中ですが、議論の行く末に注目していきたいと思います。


        ◆   


 今日の東京は朝から午後までずっと小雨の降る天気で、気温こそ26℃くらいと涼しかったはずなのですが、湿度が高く少し動くと全身が汗まみれになりどうにも不快な一日でした。

 東京での必須アイテムは「扇子」です。エアコンがかかっていても風が弱くては一向に汗が引かないのですが、扇子でパタパタと仰ぐととりあえずは体を冷やすことができます。

 どこへ行ってもとにかくすぐに汗の出る東京でしたが、飛行機で新千歳空港に降り立った途端に外の空気全体がエアコンのようで生き返る思いでした。

 東京では一緒に行った人たちと「どうしてみんな東京なんかで苦しい天気の中で物価も高く何もかも遠いような環境で過ごしているんでしょうね」という会話をしていました。

 できれば仕事をもって地方で暮らしてみてはいかがでしょうか。北海道暮らしも試してみてほしいなあ。

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エネルギーもほとんどが生体維持のために使われる

2016-07-20 23:46:39 | Weblog

 夕方から久しぶりの東京出張。考えてみれば半年ぶりかな。

 今日の東京はうだるほどの暑さもなく東京にしては涼しかったようですが、札幌から行った身にはこのどよんとした空気は不快そのものでした。

 東京に住む娘と連絡を取り合って、新宿でちょっと一杯。娘の最近のマイブームはビールだそうで、それに対して私はビールを飲むとお腹の調子が悪くなるので梅酒のソーダ割を注文。

「どうみてもお父さんにビールを出して私に梅酒だよね」と笑う娘。まあこういう親子もあるでしょう。


       ◆ 

 明日は霞が関や北海道選出の国会議員さんたちに対して、補正予算に関する緊急の要望をするために上京してきました。
 
 総額十兆円などと威勢の良い言葉が新聞紙上を賑わせていますが、総額は総額としてどういうテーマで何に使うような補正予算になるのか、ということが具体的な関心事。

 さらに言えば、地域で遅れているインフラストックの老朽化対策や、未来の日本への投資として新しい道路ネットワークなどへの建設費用が認めらるのでしょうか。

 新幹線開業の前倒しなども、未来への投資としてはキャッチーな話題ですが、見出しになるような話題性のある分野だけでは困ります。

 それも良いけど現実には地方で進む施設の老朽化対策こそ待ったなしで、今年やらなければそれは来年に積み残されて、積み残しは増える一方。気が付いた時には手遅れなんてことにならないように願いたいところです。

 そもそも作ったものを維持管理するというのは資産を持つ者の務めのはず。わが体だって、日々食べ物を食べるのは、新しい筋肉や運動能力を得るためだけではなくて、今の体と健康を維持するためにかなりの割合が使われています。

 成人男性が一日に必要とするカロリー数は2000kcalと言われますが、私でも生体を維持するために1500kcalを必要とします。それが現状を維持するのに必要な栄養の割合。

 現状を維持することは、携わっていない人にはあまり感じられませんが、実際は大変な動的平衡の結果です。

 汚れれば拭く、埃がたまれば取り除く、壊れれば修繕する…。そういう崩れてゆこうとする力に対して元通りにしようという力を与えて、ようやく者は変わらない形に見えるということです。

 さて、明日の陳情では誰に会えるでしょうか。

 

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道の駅で無料のWi-Fiが使えるようになっているらしい

2016-07-19 22:58:53 | Weblog

 開発局の道路技術者の方の話をしていて、話題が道の駅のことになりました。

「そういえば道の駅と言えば小松さんがなんといってもお詳しいと思っていますが…」「いやいやー、そんなことあるよ」
「なんすかそれ。えー、とにかくですね、最近道の駅で無線のWiーFiが設置されているという話をご存知でしたか?」

「えー?知らないなあ、ショックだ」「やっぱり。小松さんでも知らないとなると、ほかの方は…だめだ、スマホ持っている方じゃないと話題についていけませんよね(笑)」


 最近の道の駅は、単なるトイレ休憩と地域の産物の物販施設というよりは、観光振興のための基地としての役割が期待されるようになりました。

 もちろん従来の休憩機能の延長として防災拠点施設としての役割にも注目が集まっています。いずれにしても多機能な施設としてますます役割が重要になっています。

 そして観光振興という観点では、特に海外からのインバウンド観光客は撮影した写真をすぐにでもネットにアップして故郷の友人知人たちに情報を知らせることがあたりまえ。

 それはタダで観光宣伝をしてくれているようなものなのでとてもありがたいのですが、自国外でのネット利用料金はまともに契約するととても高くつくために、それが海外客の不満の一つなのでした。

 公共のWi-Fiはそういう意味で、通信料を公共が負担することで観光振興につなげられる良いサービスです。国交省ではそこに注目をして道の駅を積極的に観光情報発信基地として活用する方向に舵を切ったようです。

「それって公共だからパスワードもないちょっと危険なネット環境じゃないの?」と訊くと、「いえいえ、利用に一定の制限はありますが、パスワードがあって安全に努めています。今度道の駅を使うことがあったらぜひ使ってみてください」

 
 この週末に道の駅はいくつか利用しましたが、一向に気が付きませんでした。ポスターなんかちゃんと貼ってあるんでしょうか。

 全道的にみるともう整備されているところと、整備が来年になるところがあるようですが、それはネットでご確認ください。

 今度の移動の時は使ってみようっと。


【道の駅SPOT整備状況】
 http://www.hkd.mlit.go.jp/zigyoka/z_doro/station/michinoekispot/index.html#

 

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豊富温泉に川島旅館がリニューアルオープン~心の宿になるといいね

2016-07-18 22:33:16 | Weblog

 今回の道北旅行の最後の目的は、豊富温泉で友人夫婦が経営する旅館のお披露目パーティに参加することでした。

 豊富温泉と言えば、かつては稚内の奥座敷の温泉旅館街でした。しかし今では世界でも珍しいアトピー性皮膚炎に効果がある"油"成分の石油の香りがする泉質の湯治温泉として知られるようになりました。

 そんな温泉街に、かつては古い老舗の温泉旅館として多くの客を迎えた川島旅館。しかしいつかアットホームは良いけれど、今日の宿泊客のニーズにはなかなか応えきれない現状も目立ち始めていました。

 それをここの三代目の若夫婦がリニューアルして、いよいよ完成したのが露店風呂付温泉旅館としての新生「川島旅館」です。

 日曜日は地元の人たちやプランニング、建設などに携わった関係者、さらには友人・知人なども交えたオープニングパーティが開催され、私ら夫婦は宿泊客としてお宿に泊めていただきました。

 新しい湯治ニーズや宿泊トレンドなどを考えて、一人用の個室を増やしたほか、露天風呂を新設。

 アトピーを患う皆さんは、水道水ですら体に良くないですし、食の面でもタンパク質系は注意が必要。そんなきめ細かいニーズを施設で受け止めたり、ご主人である板長が素材を厳選したヘルシー料理でもてなしてくれる温泉旅館に変わりました。

 建物は現代建築っぽくなって、玄関すぐの吹き抜け空間は宿泊客の集いのスペース。階段下はなんと子供たちのお遊び冒険空間になっていたりして遊び心も満点。

 またかつての旅館で使われたレトロな部材が姿かたちを変えて建物の中にちりばめられていて宝探しのような感覚もありますよ。

        ◆   

 さて、そんじょそこらの温泉とは全く違う泉質の豊富温泉ですが、初日の我々が入ってみると熱くて熱くて昭和の我慢おやじになりそうな感じ。
 
 後から聞いたら、「すみません。水道で埋めると肌に悪いのでボイラーで温度調整をするんですがまだ微調整がしきれなくて。横にある温度の低い源泉槽の水で埋めてもらえばよかったんですが」とのこと。
 
 まあ友人は良くも悪くも実験台であり、改善のための初期不良除去役です(笑)。

 この日は古くからの友人が集まってきたり、名前だけ聞いていても会うのが初めてという方も大勢いて、ここを核にしてまた新たな人間関係が広がりました。

 新しい知人の一人は、「実は目の前の川ももう少し上流へ行けば20センチくらいのヤマベがずいぶん釣れるんですよ」という耳寄り情報を教えてくれました。

 何度もその横を車で走らせていながらとうとう竿を入れないまま離れてしまった稚内。そういう情報を待っていました。

 道北の新たな拠点がまた一つ。どうぞ一度お越しになってみてください。


 稚内北星学園大学全面協力による
【川島温泉スペシャルムービーあります】
 http://kawashimaryokan.co.jp/special-movie
 
 

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道北釣行二日目~ホームグランドは徳志別川

2016-07-17 22:15:15 | Weblog

 道北の釣行二日目。日曜日は私にとってヤマベ釣りのホームグラウンドである枝幸町歌登の徳志別川へとやってきました。

 稚内にいたときは、稚内に近いところでのポイントで釣りを楽しんでいたのですが、今日は美深川から入ったので、これまでにないほど上流域へと上がってみました。

 川沿いの道を走ってみると、入渓ポイントと思しき場所には必ず車が止まっていて先行者がおりなかなか入ることができません。

 ようやくある場所で先行していた餌釣りの一行が車周りでたむろしているところに遭遇。「これからですか?」「いや、上がるところ」「そうですか、じゃあ後にやらせてもらっていいですか?」「どうぞどうぞ」

 助かったー。程よいところで入渓ができます。

「釣れました?」「いやあ、いない」「またまたー」「嘘でない。見るかい?」

 そういって腰に下げたバックから取り出した袋には十数センチほどのヤマベが20匹くらいでしょうか。

「釣れても大きいのがいないよ」「そうですか、でも頑張ってみます」「お宅らは餌釣りじゃないの?」「いえ、フライです」「そうかい、今もマーカーにはビシビシ来てたからフライには来ると思うよ」

 餌釣りとフライの差こそあれ、まあ同じ釣り人同士の心のふれあいです。


    ◆    

 
 川へ降り立ってアント(蟻)のフライを投げ入れると、確かにビシビシ魚信が返ってきます。川底からフライめがけてロケットのように飛び上がるちびヤマベ。

 体は数センチと小さい魚が多いのですが、狙いが外れて水の上でもんどりうってまた川の中へ帰ってゆく様子は実にかわいいものです。

 数だけだったら私のほうが釣っているのですが、こと大物になるとどうも妻のほうに軍配が上がります。

(この辺には大きいのがいそうだな)と思ったところを取っておいて妻に「そこへ入れてみたらいいよ」と言うと、数回振ったところでみごとに20センチを超えるヤマベをヒット。やっぱり今日も竿頭は妻でした。

 釣りの最後にはイワナも出てきて楽しい時間を〆てくれました。

 いつでも優しく迎えてくれる徳志別川。本当にいい川です。

 

 

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道北釣行初日~岩尾内ダムの天塩川

2016-07-16 23:45:45 | Weblog

 

 この連休、日曜の夜に豊富温泉までいくことになったので、ぷらぷらと道北地域で釣りをしながら北上することにしました。

 土曜日は、旭川市の北にある士別市の岩尾内ダムへ向かいました。高速道路で愛別ICまで向かいそこからは道道を北上です。

 岩尾内ダムによる淡水で岩尾内湖ができています。ここへは何本も川が流れ込んでいて、どの川も良い釣りができると評判です。

 今日はここに流れ込む天塩川の本流に入っての釣り。天塩川は下流へ行くと川幅の広い大河ですが、ダムの上流ともなると川筋は川幅10メートルほどのほどよい川になっています。

 なかなか魚信もないままにポイントを探りながら上流へと向かうと、瀬から淵に向かって流れ込みのある溜まりがありました。

 いかにも魚のいそうな雰囲気が漂っていて、フライを放り込んでみると案の定ピシッと反応がありました。

 何度かフライを入れてみる中で、20センチあまりのイワナをゲット。いい感じです。

 
 自分は何匹化釣れたので、まだ釣れていない妻を呼んで「この辺りにいるからその木の根元辺りに入れてみたら」とポイントを譲ってあげました。

 妻がやってきて何度かトライしていると、ガツンと強い引きが。

「きた!」 結構暴れる魚を引き寄せてランディングに成功。なんと30のニジマス。このあたりのニジマスは放流したものではなくて天然で増えているものなので貴重です。

 結局この日の竿頭は妻のニジマスでしたが、私もイワナに遊んでもらえて満足の釣りでした。

 岩尾内ダムの湖畔にはキャンプ場もあって人気だそう。ダムの下流も大物のニジマスがいるそうです。夏休みに何日か過ごして川ごとに攻めるなんて楽しいでしょうね。

      ◆ 


 この日は美深の道の駅で車中泊に及んだのですが、隣にいた千葉から来たというキャンピングカーのおじさんとお話ができました。

「北海道は数年ぶりだけど今回は七月初めから八月末まで二か月くらいいます」というそのおじさん。やはり釣りをしながら旅をするのが楽しいと言います。

「北海道は川で釣りをするのがタダなんですよね。うれしいですよね」と改めて北海道での釣りを絶賛していました。

 北海道に住んでいて釣りをしないなんてもったいないんですよ。今日はよい釣りでした。
 

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スマホにするには人生の時間が足りないかも

2016-07-15 23:45:45 | Weblog

 

 わが組織の上司と話をしていて話題はスマホのことになりました。

上司「私はまだガラケーで、それで話もできるしメールもできるからそれでいいかな、と思っているんだけど、周りがみんな『もうスマホにしてはどうですか』と勧めるんです。やっぱりもう変えたほうがいいかなあ」

私「いやあ、使ってみての感想ですができることが多すぎるということも逆に弊害だと思うようになりました」

上司「そうなの?だってそれがあれば出張の飛行機の予約がちゃっちゃっとできるんでしょ?」

私「飛行機の予約【が】じゃないんです。飛行機の予約【も】できるんです。つまり、あれ【も】それ【も】あんなこと【も】こんなこと【も】できる。あまりになんでもできるところから、自分で主体的に何はするけれど何はしない、という主体的な選択をしないと、どんどん時間を取られるようになってしまいます」

上司「そんなもんかねえ。まあ地下鉄に乗ったりしていると、まあ三割くらいの人はスマホを眺めているわね」

私「それがニュースを読んでいるならまだマシですが大抵はゲームですからね。あれはもうお金をかけない賭け事と同じで中毒と言うべきだと思います。あたら若い時分の時間をそんなことに費やしてしまって、読書や人と会ったりする時間を作れないというのは後々になって臍をかむと思いますがねえ」

上司「ふ~ん、無駄なことが多くなるのかねえ」

私「それに加えて、いろいろなアプリとの付き合い方や自分の情報をどこまで使ってよいかの承認を自己責任でやらないといけませんし、アプリの使い方一つでも悪意のあるいたずらや詐欺の被害にあう機会はガラケーよりも格段に増えます。しかしスマホを使う前に悪意や自己責任との付き合い方を教えてくれる学校もなければ講習の機会もありませんよね。皆『習うより慣れろ』という無手勝流で流れを泳いで、たまに失敗してそこで初めて知恵をつけることを繰り返しているんです」

上司「じゃあ60代後半の僕ならそれに慣れたり覚えたりするのが大変、というわけか。スマホにするには人生の時間が足りないかも」

私「絶対止めたほうが良い、とまではいいませんが、それによる時間消費やリスクの自己責任などをクリアして便利と効率を味わんだ、という強い意志がなければ大変な相手ですよ、とは申し上げておこうと思います」

    ◆

 この日の朝、エクセルで送ってあった予定表を埋めてもらってメールで返してくれたので「早かったですね」と言うと、「いやあうちの女子職員にちょいちょいとやってもらったんだけど、自分じゃできないしね」という返事。

 そこから上記のスマホ論議に話が発展していったのですが、社会の便利に付き合うにはある程度柔軟な脳と時間と危機管理力などがなければいけないんだな、と話しながら改めて感じた次第。

 スマホやパソコンがあるために、便利になった反面どれだけの時間を取られて消費しているかと思うと功罪ありますね。

 現代人はそれでもやらなきゃいけないのかなあ。

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上富良野十勝岳ヒルクライム~ここでも自転車イベントが

2016-07-14 23:51:46 | Weblog

 

 とある用事があって私を訪ねてきた方がいました。

 型通りの挨拶から始まって、お互いのことを話すうちに、私が「舗装が悪いと自転車乗りが一番困ると思うんです」というと、「おや、小松さんは自転車にお詳しいんですね。もしかして来月末に上富良野に招かれていませんか?十勝岳ヒルクライムというなかなかハードなイベントがあるんですよ」と言いました。

 十勝岳ヒルクライムの開催日は8月28日の日曜日。上富良野町の火野で講演をスタートしてゴールは十勝岳温泉。ほぼ5%勾配の坂を自転車で15km以上にわたって上る辛そうなイベントです。

 その方は、急きょ代役で出ることになり、変速機も満足に使えないままに自転車を借りて参加したといいますからかなり度胸があるというか無謀というか(笑)。それでも完走したそうですから立派なものです。

 ヒルクライムなんて大変そうに聞こえますが、制限時間が割と緩くて完走率は98%と高いのだそう。参加すれば大抵はゴールができるというのは参加しがいがあるといえるかもしれませんね。

 ところで、このイベントのホームページを見ていると、『重要注意事項』として、「コースのセンターライン上は亀裂が入っているところが多く、タイヤが挟まり店頭の恐れがあります」とありました。「走行時はくれぐれもご注意ください」と注意を促すお知らせになっていますが、ここでも道路の痛みがイベントの実施に影を差しています。

 どうやらコースとなっている道路は道庁管理の道道のようですが、観光振興の観点からも道路の適切な維持管理は必要だとここでも思い知るのでした。

 自転車によるイベントもどんどん増えています。イベントのベースとなる道路の維持管理にもっと関心を寄せていただきたいものです。


【上富良野ヒルクライム】
 http://great-earth.jp/kamifurano/kamifurano_gaiyou.php

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それって魂と魂のぶつかり合いのはずなんだけどな

2016-07-13 23:09:20 | Weblog

 

 ある研修会に講師として招かれて、地方自治についてお話をしてきました。

 受講生は約50名ほどで、職務上のマネジメントスキルを学ぶなかで、地方自治体とは何か、首長とは何か、地方自治体に住むということはどういうことか、というような話をするには、地方自治体を二度経験している私が良いだろうということで依頼があったものです。

 講義の前に担当者に、「今日はクールビズで上着は着なくても良い、と言ってあるのですか?」と訊いてみると、「ええ、講師も気楽になさってください」という返事。

 その会話で昔受けたある講義を思い出しました。それはやはり夏の盛りに受けた研修での一コマで、当時の建設省の幹部の方が講話をしてくれるというものでした。

 当時はまだクールビズなどという言葉もありませんでしたが、暑い日だったので、何人かは講師が部屋に入る前に上着を脱いでいました。

 講師は司会から紹介されて壇上に立つと、会場を見渡すと「君、それはなんだ!」と強い言葉で何人かを指さしました。

 それはまさに上着を脱いでいる何人かに対して発せられた言葉でした。

「私はまだ『上着を脱いでよい』と言っていないよ。そういうことは講師から言われて初めてやってもよいことだ。先にくつろいでいるとは何事だ!」

 私は幸い考えもせず上着を脱がずにいたので、叱責を受けることがなくホッとしたのが半分で、もう半分は「そういう叱り方もあるんだな」という驚きが半分でした。

 ただ不機嫌な上司というのはときどき見かけますが、その方は受講者が慌てて服を着るのを見て、「よし、暑いから上着をみな脱ごう」と言って、それ以上の怒りはみせませんでした。

 講話の時間がピンと張り詰めた空気になったのは言うまでもありませんが、"叱る"ということを私の中で最も感じた忘れられない記憶なのです。 

       ◆

 思うに、今日の主催者の「講師も楽になさってください」という言い方は、単に『ためになる話を聞かせてくれればそれで良いのです』と言っているようなもので、全ての時間においてより高いものを求める姿勢とは言えないと感じました。

 そこで、かつて講話の前に上着を着ていないと叱られた思い出を話し、「最近はそういうことをいう上司もいなくなったでしょう」と言うと、返ってきたのは「皆、部下に嫌われたくないのじゃないでしょうか」という反応。

 私が「私はそうは思いません。何を言わなくてはいけないか、ということが分かっていてそれを実践できる上司がいなくなったか少なくなったのだ、と思いますよ」と言うと相手は考え込んでしまいました。

 研修を通じた一瞬一瞬を通じて、受講者には講師の発する一言一言から何かを得てほしい、という気持ちを主催者自身も持っていないのではないか、と思ってしまいます。

 受講者は今日の時間から何かを得ることができたでしょうか。それは魂と魂、気合と気合のぶつかり合いであるべき。何かを得ることができなければそれを与えられなかった講師の負けであり、何一つ見いだせなかったとすれば受講者も負けです。

 仕事は"ミッション"と言われますが、それを遂行するには"パッション(情熱)"がなければだめなのです。今日はパッションを呼び起こすような講義ができたでしょうか。これは自問自答です。

 久しぶりの講義でちょっと気分が高まりました。

 次回があるならば、もっと気持ちを込めたやり方をしようと思います。

 

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NHKBS火野正平さんの「こころ旅」で道内の道路が見える

2016-07-12 22:05:55 | Weblog

 

 しのひょうへい…、いや違った、火野正平さんが自転車に乗って読者から寄せられた思い出の地を訪ねる番組、NHKBSで放送されている「にっぽん縦断 こころ旅」が人気です。

 この番組、朝7時45分からダイジェスト版が放送され、ロングバージョンが夜7時から放送されています。火野さんが目的地に着いたときに発する「とうちゃこ!(到着という意味)」という言葉から、夕方のロングバージョンは「とうちゃこ版」とも呼ばれています。

 周りに自転車愛好家が多くなり、いつの頃からかこの番組を見るようになりましたが、火野正平さんが読み上げる読者からの手紙の心温まる内容に朝からほのぼのした気持ちになっています。

 そしてこの「こころ旅」は、今週と来週にかけて北海道が旅の舞台。今日は松前城から始まって吉岡のトンネルメモリアルパークまで17kmの自転車旅でした。

 これから二週間にかけてどんな北海道を紹介してくれるのか、いまから楽しみです。
 

   ◆


 さてこの番組では、先頭を走る火野さんの姿を列の二番目に陣取るカメラさんが撮影しているのですが、今日からの北海道ツアーでは撮影された映像がガタン、ガタンと振動している様子が見て取れます。

 舗装ばかり気にしているからそう見えるのか、道路の振動をカメラが拾っているように見えて仕方がありません。
 
 北海道の道路はメンテナンス不足から路面状況が悪いところが多いのですが、そんなことが番組に表れているのかもしれません。

 皆さんも「こころ旅」を見て、日本を発見するとともに道内の道路の状況をご覧になってください。

 パッチと呼ばれる部分修理の道路が見えないかな~。
 

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