今日は、明日ニセコ地区で開催されるアマチュア自転車ロードレースである「ニセコクラシック」のボランティアスタッフとして働くために、ニセコへ向けて出発。お昼に比羅夫スキー場に到着して、別働隊と合流して準備作業に入りました。
ニセコクラシックは2014に始まった自転車ロードレースで、今年で三回目。特筆すべきなのは、今年からこの大会が9月にオーストラリアのパースで開催されるグランフォンド国際選手権の国内予選大会になったこと。
日本の選手はこれまで国外の予選へ参加しなければこの国際選手権への出場権が得られなかったのが、今年からはこのニセコクラシックで好成績を収めれば良くなったので、このレースの人気も上がろうというものです。
今年は140kmと70kmのコースが設定されていて、600名以上の参加者を迎えました。
例年は周辺自治体の職員がボランティアとして応援に駆けつけてくれるのですが、今年は参議院選挙と日程が重なったために自治体からの応援が期待できず、私なども含めた一般ボランティアが募集されたというわけです。
私としては、ボランティア精神もさることながら、自転車のライダーたちに舗装路面の道路の現状をどう思っているかということを聞く良いきっかけになるかもしれないという思いもあって参加する気になったのでした。
ボランティアスタッフの中には、本来ならこの大会に参加しても良いのにと思うようなサイクリストも多く、中には"ブルべ"と言って、90時間で1200kmを走りぬくという超人的なレースに参加して制限時間内に完走したという猛者もいて、すごいなあと感心するばかりです。
今日のところは明日の給水所で選手に渡すためのスポーツドリンクと水をボトルに詰める作業をして、あとは明日の予定を確認しておしまい。明日は朝五時半に宿泊所を主発して各人の持ち場につき、大体昼頃までレースの面倒を見ることになっています。
「最近の道路路面をどう思いますか?」と何人かに訊いてみたところ、はっきりと「走っていて怖いところが多いです」という答えが帰ってきました。
面白かったのは、「国道230号線の定山渓から戻ってくる方が危ないです」という答えでした。
「あのあたりは定山渓へ向かう方も路面が悪いのではありませんか?」と訊くと、「いえ、定山渓へ向かう方は上りだからまだスピードも出ないのでまだ影響が少ないです。しかし定山渓から札幌へ向かう道は、下りでスピードも出るのでそこでガタガタ道になるととても危険だと感じました」
路面の悪さは四輪自動車に乗る人たちよりも、細いタイヤの自転車乗りの方がはるかに強く影響することでしょう。
サイクリング人口がどんどん増えている昨今、そうした方面からのニーズも馬鹿にできなくなる時代が近づいています。
早めの道路メンテナンスで、北海道を快適サイクリング空間にしてサイクルツーリズムの聖地にしたいものです。
明日は雨との予報ですが、気合を入れて頑張ります。