夕方から久しぶりの東京出張。考えてみれば半年ぶりかな。
今日の東京はうだるほどの暑さもなく東京にしては涼しかったようですが、札幌から行った身にはこのどよんとした空気は不快そのものでした。
東京に住む娘と連絡を取り合って、新宿でちょっと一杯。娘の最近のマイブームはビールだそうで、それに対して私はビールを飲むとお腹の調子が悪くなるので梅酒のソーダ割を注文。
「どうみてもお父さんにビールを出して私に梅酒だよね」と笑う娘。まあこういう親子もあるでしょう。
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明日は霞が関や北海道選出の国会議員さんたちに対して、補正予算に関する緊急の要望をするために上京してきました。
総額十兆円などと威勢の良い言葉が新聞紙上を賑わせていますが、総額は総額としてどういうテーマで何に使うような補正予算になるのか、ということが具体的な関心事。
さらに言えば、地域で遅れているインフラストックの老朽化対策や、未来の日本への投資として新しい道路ネットワークなどへの建設費用が認めらるのでしょうか。
新幹線開業の前倒しなども、未来への投資としてはキャッチーな話題ですが、見出しになるような話題性のある分野だけでは困ります。
それも良いけど現実には地方で進む施設の老朽化対策こそ待ったなしで、今年やらなければそれは来年に積み残されて、積み残しは増える一方。気が付いた時には手遅れなんてことにならないように願いたいところです。
そもそも作ったものを維持管理するというのは資産を持つ者の務めのはず。わが体だって、日々食べ物を食べるのは、新しい筋肉や運動能力を得るためだけではなくて、今の体と健康を維持するためにかなりの割合が使われています。
成人男性が一日に必要とするカロリー数は2000kcalと言われますが、私でも生体を維持するために1500kcalを必要とします。それが現状を維持するのに必要な栄養の割合。
現状を維持することは、携わっていない人にはあまり感じられませんが、実際は大変な動的平衡の結果です。
汚れれば拭く、埃がたまれば取り除く、壊れれば修繕する…。そういう崩れてゆこうとする力に対して元通りにしようという力を与えて、ようやく者は変わらない形に見えるということです。
さて、明日の陳情では誰に会えるでしょうか。