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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

タバコの新しいビジネスチャンス?

2010-10-12 23:45:54 | Weblog
 煙草を値上げしてから早半月が経とうとしていますが、愛煙家の皆様ご機嫌はいかがでしょうか。

 幸いにしてタバコを吸わない私としてはあまり関係もないように思いますが、飲み会では愛煙家たちの嘆き節が聞こえてきます。

「イギリスではタバコを値上げした後に売り上げが一瞬下がってその後増えたんです。その原因は密売だったんですよ」

 今日の飲み会でイギリス留学経験者のAさんが教えてくれました。

「値上げでタバコが売れなくなって、多くの工場が閉鎖の憂き目にあいました。その結果、タバコを作る工場のタバコ製造機械も二束三文で売られてしまい、それで勝手にタバコを作る密売人が登場したというわけです。日本はどうなりますかね」

    ※     ※     ※     ※     ※

 そういえば私の父は学生時代、札幌大通りに面していた旧拓銀ビルにGHQが入っていた時に掃除のアルバイトを経験したことがあるそうです。

 掃除では吸った後のタバコ、いわゆる「シケモク」がたくさん手に入り、それをこっそり集めてほぐし、使えるタバコの葉に辞書の紙を使ってタバコを作って売り歩いたそう。

「当時は紙を敷いてタバコの葉を乗せてくるっと丸めると紙巻きたばこを作れる機械があったんだよなあ」とは父親の思い出でした。

 タバコを値上げしてJTは売り上げ減に苦しむかもしれませんが、こんな危機の時こそ新しいビジネスに乗り出すチャンスではないか、とも思います。

 先のAさんは「イギリスには紅茶を茶葉で選んで買うことが当たり前でした」と言っていましたが、日本でもタバコの葉を単体で売って、それを買い手がブレンドして自分なりのタバコを作って楽しむというビジネスはできないものでしょうか。

 税金はタバコの葉を売る段階でかけておけば良いでしょう。こういう新しいタバコの楽しみ方ができれば、周辺ビジネスとして、タバコを巻く機械が売れて、巻く紙も売れることでしょう。

 ブレンドの仕方を教えてくれる雑誌が売れて、個人が作ったオリジナルなタバコを互いに交換するような趣味ができてくるかもしれません。

 単に売れなくなることを嘆いて恨んでいるよりも、こんなときこそ新しいビジネスを作り出すようなアイディアと行動力があってもよいのではないでしょうか。

 タバコを吸わない私ですが、嗜好品の新たなあり方として考えればビジネスチャンスはまだまだ広がりうるように思います。

 禁煙ファッショがどうも気に入らない私。世間のバッシングに負けないで、新しい趣味のジャンルを形成してほしいと思います。頑張れタバコファン! 

 
コメント
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