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●漫画・・ 「金田一少年の事件簿-魔犬の森の殺人」

 「金田一少年の事件簿-魔犬の森の殺人」を読んだ。再読。講談社漫画文庫の20巻。これ、一度読んだのは今から十年以上前だとばかり思っていたら、奥付見ると2006年8月第六刷となっている。内容をすっかり忘れていたから、今から6、7年前に読んだものさえ忘れてるんだ、と自分で驚いた。ボケが始まっとるな~。少年コミック「金田一少年の事件簿」は、2000年前後くらいに、週刊少年マガジン連載分をまとめた、本誌と同じB5雑誌タイプの総集編で読んでた。続けて10冊くらいは読んだと思う。TⅤドラマの、キンキキッズ・堂本剛主演のドラマは2時間スペシャルものは、多分、2、3度くらいは見てると思う。まあ、僕はアンチ・ジャニーズ系の方だから、ドラマは見ても、そんなに好きになるドラマでもないが、原作漫画の方は面白かった。ファンになるほどでもないけど、面白い謎解き漫画。雑誌タイプ総集編は全部何処かへ行ったが、文庫版「金田一少年の事件簿」は家に十数冊ある。昔読んだ作品を読み返してもほとんどストーリーを忘れていて、無論、犯人も解らないし、再読で楽しめる。まあ、ワシの脳味噌の劣化といえばそうですな。やっぱ、ボケの始まりか?怖い。



 再読で、「魔犬の森の殺人」というタイトルから、少年の頃読んだ、シャーロック・ホームズの長編、「バスカヴィル家の犬」を想起して、あの小説をもじるかなぞるかした作品かなあ、とか思ってたら、全然違うストーリー。そういうことさえ忘れとった。ネタバレになるけど、犬はいっぱい出て来るけど、「魔犬」はいない。「魔犬」がキーポイントだもんね。未読でこれから読もうって人は、「魔犬」出ないってバラして、ゴメンネ。



 「金田一少年の事件簿」っていつだ? 週刊少年マガジンに92年から2001年までか。その後も続編で不定期連載されてるけど、最初の連載分は90年代だな。と、すると、僕が雑誌タイプ総集編で読んでたのは2000年よりだいぶ前だな。95年とか96年97年頃かも。まあ、別にイイんだけど。

 小説の「本格推理」ジャンルのコミック版ですね。横溝正史のおどろおどろ怪奇ムードの本格推理小説をコミックでやりました、というスタイルの漫画ですね。まあ、主人公設定が、横溝正史代表作の名探偵、金田一耕介の孫というお話だし。謎解き犯人当てゲーム漫画、とも言えるかも。雑誌連載では、毎号掲載分の扉にお話の登場人物がズラッと並べられるし、殺害された人のワクにはアミ掛けされてる。ゲーム・コミックと言っても良いんだろうね。犯人当てが醍醐味だろうから。



 申し訳ないんだけど、謎解き推理・少年コミックの双璧、週刊少年サンデーの「名探偵コナン」は僕、読んだことないんだよね。勿論、アニメも見たことない。小学館さん、ゴメンネ。

 「金田一少年の事件簿」は復讐譚がだんぜん多いですね。中には遺産相続争いとかもあるけど。復讐鬼による見立て殺人が断然多い。見立て殺人は、怪奇ムードを煽るからね。あ、天樹征丸さんの小説版もあるんだな。

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