○じじごろう日記。 ２００７－１０

○アンヌ隊員

じじごろう：　１０月１日というと、記憶に残るのは「ウルトラセブン」じゃな。TV特撮SFドラマ、「ウルトラセブン」の第１回が放送されたのが、１９６７年１０月１日の日曜日じゃった。あの頃の少年たちはみんな、アンヌ隊員に恋したもんじゃ。アンヌ隊員は「ウルトラセブン」の物語の紅一点じゃった。

当時のアンヌ隊員はそりゃもう、可愛くてキュートで、ウルトラ警備隊の隊員服もコスプレ的に魅力的じゃった。秘めた色気も、調度、思春期頃の少年たちの胸をドキドキさせたものなんじゃ。
アンヌ隊員は、とびきり素敵な特撮マドンナじゃったのう。

ハチくん：　「ウルトラセブン」ていうから、特撮実写のオタク的な知識でも披露するのかと思ったら、結局、女の話なんだね。

じじごろう：　まあ、そういうな。アンヌ隊員は、あの頃の少年たちの憧れのマドンナそのものじゃったのじゃ。本当に、可愛くて魅力的じゃったのう。アンヌ隊員に扮した当時の東宝若手女優、菱見百合子さんは「ウルトラセブン」後も、映画にTVのドラマや時代劇に出演して大活躍じゃった。特に当時の映画や深夜ワクのドラマでは持ち前のお色気を発揮して、エロさも魅力的に見せてくれたものじゃ。

ハチくん：　ん～、だんだん、いつものスケベ爺ィ調になって来たかな‥。

じじごろう：　馬鹿者！何がスケベ爺ィじゃ。ワシの少年時代、思春期の甘い思い出の一片に、しばし浸っておるだけじゃ。

で、その菱見百合子さんじゃが、『菱見百合子』は芸名で、今では公式には『ひし美ゆり子』と名のっておられるのじゃが、このたび何と、映画でフルヌードをお披露目した。「ウルトラセブン」から数十年、ひし美ゆり子さんは、お歳をいっては何じゃが、現在６０歳になられる。しかし、映画での裸身は「なめらかで均整の取れたプロポーション、とても還暦を迎えた女性とは思えない！」と、もっぱらの評判じゃ。TV特撮のウルトラシリーズにメモリアル出演をする以外は、しばらく女優業からは離れておったんじゃが、このたび久々に主役級で映画出演する。

ハチくん：　へえ～、すごいね。でも今の話で、一つ意義有り。じじごろうさんの少年時代って、日清・日露戦争の頃でしょ？あ、戦国時代だったんだっけ？安土桃山時代だとか‥？

じじごろう：　馬鹿者！まあ、そんなワシの生まれた時代なんかどうでもいいんじゃ。ひし美ゆり子さんの話じゃ。ひし美さんは「ウルトラセブン」後の映画出演などで活躍していた頃、当時の「平凡パンチ」等の雑誌のグラビアでヌードは披露しておるし、７０年代の東映の映画の中では、お色気シーンもこなしておるが、今回、数十年の時を経て、映画の中で刺青フルヌードを披露したんじゃ。

映画のタイトルは、「真・女立喰師列伝」。監督はあの押井守さんじゃ。団塊世代のセックスシンボル、などと喜んでいいのかどうかという褒め言葉でも呼ばれる、ひし美ゆり子さんは還暦を迎えて美しく、ますますお元気、活躍しておる。好評の公式ｂｌｏｇ「あれから４０年・・アンヌのひとりごと」でもご自分の生活空間から、社会問題へのコメント、昭和の思い出への語り掛けまで幅広く、等身大のひし美さんの姿が身近に窺える。

ハチくん：　ふう～ん、成程。

じじごろう：　ワシもひし見ゆり子さんの、アンヌ隊員時代の写真集などは、９０年代、２１世紀に入ってから再編集して出版されたものはいろいろ見て来たし、アンヌ隊員前後を語るエッセイ集なども読んだが、全国ロードショー公開ではないようじゃが、１１月１０日土曜日から東京渋谷で公開の「真・女立喰師列伝」での、郷愁の昭和のマドンナのフルヌード姿は、是非見てみたいもんじゃのう。

○自虐の詩

ｎａｏｊｉｉ：　４コマギャグ漫画なんだけど、後半、特に終盤は泣かせる感動ストーリーになる、漫画「自虐の詩」が実写で映画になった。

じじごろう：　あの漫画にはワシも泣けた。　

ｎａｏｊｉｉ：　４コマの長編連作、「自虐の詩」が、どう実写になってるのか見てみたい。阿部寛のヤクザな亭主が見たい。

じじごろう：　ワシは中谷美紀のユキエが見たい。

　　　　※松竹映画「自虐の詩」１０月２７日（土）全国ロードショー。

　　　　☆自虐の詩 プレミアム・エディション

○世界の車窓から

○５３歳！石丸謙二郎の抜群の身体能力はすごい！

　　「壮絶筋肉バトル！スポーツマンＮｏ．１決定戦！　最強の男は誰だ！」－５日ＴＢＳ系ＴＶ番組中の５３歳！

　　特に、腹筋、背筋、腕立てのウエイト系の身体能力はすごい！とても５０歳を過ぎているとは思えない運動能力！

ハチくん：　石丸謙二郎さんて、テレ朝系の「世界の車窓から」のナレーターやってる人でしょ。もう、随分長いことやってるよねえ。本業は、ドラマの名脇役の俳優さん。

じじごろう：　何？「世界の射精から」？何じゃか、いやらしい番組じゃのう。よくテレ朝系が放送できるのう‥？

ハチくん：　じじごろうさん、バカじゃないの？何処の世界に、そんな恥ずかしい世界的なレポート番組があるのさ！？

じじごろう：　いや‥、ワシはまた、インド人のだとか、アフリカ人のだとか、白人のだとか、その瞬間を、毎日いろいろと画面に映し出すのかと思ってのう‥。

ハチくん：　もう、アダルトビデオの見過ぎだね。無修正だとか不法に見てるんじゃないの？駄目だよ、じじごろうさん。

じじごろう：　いや、別にワシはそんなものは見ておらんが‥。

ハチくん：　ＴＢＳ系の特番「壮絶筋肉バトル！」の中での、中年オヤジにして気を吐く５３歳、石丸謙二郎さんの活躍がすごい！って話だよ。９５年からやってる「筋肉番付シリーズ」の継続番組だ。今回はワッキーが優勝したみたいだね。

じじごろう：　何？キンタマ番付？ワッキーが‥、腋臭（ワキガ）？キンタマ番付なら、ワシも充分、戦えるぞ。

ハチくん：　もういいよ‥。

ｎａｏｊｉｉ：　今回は（も）シモネタで済みません‥。

 

　※世界の車窓から
　イギリス編
　スペイン編‥

 

○１升６万円の、神様の万能水

ハチくん：　長野で、９月の下旬に、６３歳の熟年女性が年の若い夫や実の娘など、自分の身内数人に殴る蹴るの暴行を受けて、死んでしまった事件があったんだけど、その時は、もうお年寄りと呼んでいいような女性を、家族でリンチ殺人にしてしまうなんて、とんでもない事件だなと、驚いた。その時は、近頃は親子や兄弟の、身内間の殺人事件があちこちで起きているし、そら恐ろしい嫌な時代になったものだと、しみじみ思ったものだ。

　その事件が今月１５日、宗教がらみの集団リンチ殺人だとわかり、暴行に加わった女性信者ばかり２１人が逮捕された。６３歳の犠牲者の女性は、自宅で身内だけに殺されたのではなくて、事実は、入信している宗教の信者たち大勢に、宗教団体本部内で、寄ってたかって暴行を受けて死んでしまったものだった。

　９月に聞いたときに覚えた謎が、一つ解けた感じ。宗教がらみっていう謎がまた一つ出て来た訳だけど、宗教がらみのリンチ殺人という方が理解しやすい。まだ事件の詳細は報道されていないけど、この宗教団体の代表者等幹部の指示があって、集団リンチに至ったみたいだね。殺人ていうけど、一応、傷害致死罪の容疑。

　この宗教団体、紀元会は神道系の新興宗教で、規模的には小さい方で、信者は全部で４００人くらいだと言われている。今の代表者は、初代の実娘で、今回逮捕された４９歳のオバハン。この教団には、何でも、不治の病を治す、万能の神様の水というものがあるそうで、これを紀元水と呼び、１本６万円くらいで売っていたらしい。石を２５万で売っていたという話もある。

じじごろう：　何、６万円の水に、２５万円の石じゃと！？それはすごいのう。水と石が６万と２５万か。水は１升瓶、１００本売れば６００万か。石はたった４個売れば、もう１００万じゃ。ぼろ儲けじゃのう。

ハチくん：　悪質な霊感商法だ。ひどいね。こういう霊感商法は、人の弱みに付け込むからタチが悪い。いろいろと悩みを抱えている人は多い。中には藁をもすがるように、苦悩している人だって居る。心の落とし穴をついて来る、本当に卑劣なやり方だ。

じじごろう：　そうか。６００万に１００万か。イイ商売じゃのう。基では全然いらんからのう。宗教とはおいしいもんじゃのう。ほれ、昔、あったじゃろうが、オウム真理教。あれなんかインチキ教祖様、麻原彰晃の入った後の風呂の水や、果ては小便までものすごい高額で売っていたんじゃろうが。こんなボロイ商売はないぞ！

ハチくん：　じじごろうさん、何、考えてんの‥？駄目だよ、妙なコト考えちゃ。

じじごろう：　しかし、ボロイ儲け話じゃ。出来れば真似してみたいのう。何とかならんか、このワシで。ワシは、どうじゃ、カリスマ性とかありそうじゃろうが。

ハチくん：　最低なこと、考えてるね！駄目だよ、ふんどし一丁のハゲた乞食爺さんなんて。まあ、見方によっては仙人みたいな感じで、騙せないこともないかな‥。いや、駄目駄目。見てくれが恐いし汚物そのものだもん。ジャワ原人か、ハゲゴリラモンスターみたいで、一目見てみんな逃げ出しちゃうよ。

じじごろう：　何じゃと、馬鹿者！誰がハゲゴリラモンスターじゃ。しかし、ワシの小便１０リットルくらいで１千万円、とかいうぼろ儲けをしようかと思ったが、やはり難しいかのう。

ハチくん：　そんなにうまい話はないね。人を騙して金を稼ぐなんて最低だよ。真面目にコツコツ生きた方が良いね。霊感商法なんて、許せないよ！