くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「学校のぶたぶた」矢崎存美

2015-07-13 05:24:05 | 文芸・エンターテイメント
 今回のぶたぶたは、学校が舞台!(タイトルも「学校のぶたぶた」ですからね) スクールカウンセラーです!
 わたしも学校に勤めていますから、カウンセラーさんのポジションわかります。ぶたぶたの行動は相当型破りですが、なにしろ彼の存在自体も型破りですからね(笑)
 
 スクールカウンセラー担当になった美佐子。相談の予約が二件とあって少しがっかりしています。教頭先生は意地悪だし、どうやっていけばいいのか、自分が相談したいくらい。
 そしたら、顔合わせに来たはずのカウンセラーさんがいなくて、ソファにはぶたのぬいぐるみ。
 もしや、新しいカウンセラーさんは逃げてしまったのでは!
 と焦る彼女に、ぶたのぬいぐるみが声をかけてきて……。
 
 今回はぶたぶたのお弁当がおいしそうでした。おにぎらずまで持ってきているよ。わたしも毎日弁当づくりをしていますが、自分では持っていかないので(給食がある)、なんだか楽しそう。
 大好きだったお父さんが、かつていじめをしていて、そのことに罪悪感を持っていないことにショックを受ける少年の話「重い口」が印象的です。
 学校って、やっぱりいろんな人がいますね。鈍感だったり、家族のことで悩んでいたり。
 そして、中学生の生活って、背後に親が色濃く存在していることを感じました。
 我が子も中学生、これからどう変化していくのか、楽しみです。

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