くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

1月中に読んだ本

2021-01-30 23:30:13 | 文芸・エンターテイメント
ちゃんと記録しておこうと決意したはずなのに、1月は一度も書かないでしまった……。
それなりに読んだのですよ?

集英社文庫「短編少女」
バレーボールという単語で検索したら、図書館にあったので。
三浦しをん、荻原浩、中島京子といったラインナップで、女の子たちの鋭角さとか脆さとか詰め込まれていました。
なんか、罪悪感みたいなものを抱えている主人公が多い印象。返却したので自信ないのですが。
バレーは、主人公の友人が長身のために部活に誘われていたという一行のために採用されたワードらしいです。よく登録されていたね……。
連作があるみたいなので、探してみます。

相沢沙呼「雨の降る日は学校に行かない」(集英社文庫)
保健室登校のナツとサエ。ある日、サエが教室に戻ると宣言したため、ナツはぎくしゃくしてしまい……。
ラストで、サエが教室でどれだけ我慢してきたかが明かされます。昼に牛乳を拭いた臭い雑巾を押し付けられ、そのバケツの水をかけられたり。
雨のベランダに机を動かされて、「ちょっと男子ー」とか同級生にわざとらしく言われたり。
他にも学校という空間で自分らしさを失っていく少女たちが描かれていて、どうにかならないものなのかと悔しくなってしまう。
サエの担任は「何こいつ……」と思うような嫌な奴ですが、自分にもこういう傾向があるのではないかと不安になってしまいますね……。
どうしても一面しか見えないこと、あると思うので。
でも、サエの支えになってくれた保健の長谷川先生ですら、解説のはるかぜちゃんにとってはまだ足りないらしい……。
難しいな。いじめた側を教室から出すべきという主張はわかるけど、うまく言えません。
相沢さんの本、もっと読みたくて、借りてきました。

大崎梢「もしかしてひょっとして」(光文社)
アンソロジーに収録された短編を集めたもの。巻頭は読んだことがありました。
次のは体育館部活のトラブルを解決しようとする生徒会役員の話。シリーズものにしても面白いと思います。
急に辞めてしまったお手伝いさんと都忘れの花を重ね合わせた作品もよかった。

あとはクイズの本とか。
まだあるような気がするので、一日考えてみます。

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