くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「店長がバカすぎて」早見和真

2019-12-14 20:12:21 | 文芸・エンターテイメント
 本当に読みたくて、朝読書用に持って行ったものを持ち帰りました。
 書店員谷原京子。店長のテンションについていけません。変なビジネス書に踊らされて、朝礼で話すのはもちろん、常に見当違いのことを言われています。
 勝手に作家のサイン会を企画され、言いたくないコメントを言ってしまうなど、様々なトラブルが続きます。
 社長との軋轢や、バイトだった営業への嫉妬。書店員ものが好きなので、おもしろいです。婦人雑誌のお正月号、ノルマあるってキツイ! 書店を見る目が変わります。
 でも。
 帯では「サプライズ」とか書いてあった出来事が、わたしには、さっぱり……。
 これ、どうなんですか?
 ネタバレです。
 京子をモデルにした書店員が登場する小説が出版されて、ベストセラーに。ただし、京子が別の本に投票したせいで、受賞を逸します。
 作家に交際を求められながらも、店長のことが引っかかっていて頷くことができない京子。
 うん? わたしは作家と付き合う方がいいと思うよ? 店長、一緒に生活できる人だとは思えない。
 で、アナグラムで考えると、どうも店長は例のビジネス書の筆者? 
 ……というオチなんですが。
 自分の書いた本なら、マーカーで線引く必要ないんじゃないかと?

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