ある日、家に帰ったわたしに、息子が、
「これの二巻、どこにあるの?」と聞くのです。これとは、講談社文庫の「妖怪アパートの幽雅な日常」①。
わたしはこの本で、これまで、生徒や同僚とその娘さんなど10人以上を香月ファンに導いてきたのでありますが、息子はなかなか読んでくれず。一巻だけを勉強部屋の本棚に仕込んでおいたのです。
二巻を読んだ息子、翌日わたしが部活から戻ったら、五巻までを既に読み終えていました。夫と出かけて、買ってもらったのだそう。
息子は読むスピードが非常に速いのです。ものたりなそうなので、図書館から借りた「ラスベガス外伝」を貸しました。
いや、でもよく考えてみれば、シリーズ途中でその続編を読まなくてもいいよな。
「やっぱり、十巻読んでからにしたら?」
「そうだね」
……でも、読んでました……。
登場人物半分以上わからなくて、それでも読んでしまったそうです。
翌日、わたしが残り五冊を買って(その日古本屋に行ったら、買ったばかりの巻がありました……)その日中に読破。
息子としては、気に入った話は何度も繰り返して読むので、手元にあるのがいいみたいです。
わたしもやっと「外伝」読みましたが、千晶さんのファンじゃないと正直、読みづらいんですよ! カジノに行こうがパーティーしようが、おばさん(わたし)には「ふーん」って感じです。
クリたちが成仏したのはよかった。新しい猫の「なっこ」もかわいいと思いますが。
わたしはキャラクターものよりもストーリーものが好きなんだと思います。夕士は自作が映画化する際に片方女子にして恋愛を絡めようなどとアレンジ話をされるのを嫌がっていましたが、それもキャラクター小説ゆえですよね。
でも、それでもわたしは、この本を中学生におすすめしてしまうのです。図書室にはまんが版のお試し冊子を吊して、PRしています。
だってねぇ、香月作品はうまいところでうなずかされてしまうんですよ。コーヒースタンド事業を展開する人が、
「まっとうな社会人は、商売相手に礼を尽くすなんて、当たり前なんだ」という、このセリフ。他愛ないんですが、わたしは好きです。
さあ、息子、次はこの本の隣りに置いた「獣の奏者」を読んでくれ。
「これの二巻、どこにあるの?」と聞くのです。これとは、講談社文庫の「妖怪アパートの幽雅な日常」①。
わたしはこの本で、これまで、生徒や同僚とその娘さんなど10人以上を香月ファンに導いてきたのでありますが、息子はなかなか読んでくれず。一巻だけを勉強部屋の本棚に仕込んでおいたのです。
二巻を読んだ息子、翌日わたしが部活から戻ったら、五巻までを既に読み終えていました。夫と出かけて、買ってもらったのだそう。
息子は読むスピードが非常に速いのです。ものたりなそうなので、図書館から借りた「ラスベガス外伝」を貸しました。
いや、でもよく考えてみれば、シリーズ途中でその続編を読まなくてもいいよな。
「やっぱり、十巻読んでからにしたら?」
「そうだね」
……でも、読んでました……。
登場人物半分以上わからなくて、それでも読んでしまったそうです。
翌日、わたしが残り五冊を買って(その日古本屋に行ったら、買ったばかりの巻がありました……)その日中に読破。
息子としては、気に入った話は何度も繰り返して読むので、手元にあるのがいいみたいです。
わたしもやっと「外伝」読みましたが、千晶さんのファンじゃないと正直、読みづらいんですよ! カジノに行こうがパーティーしようが、おばさん(わたし)には「ふーん」って感じです。
クリたちが成仏したのはよかった。新しい猫の「なっこ」もかわいいと思いますが。
わたしはキャラクターものよりもストーリーものが好きなんだと思います。夕士は自作が映画化する際に片方女子にして恋愛を絡めようなどとアレンジ話をされるのを嫌がっていましたが、それもキャラクター小説ゆえですよね。
でも、それでもわたしは、この本を中学生におすすめしてしまうのです。図書室にはまんが版のお試し冊子を吊して、PRしています。
だってねぇ、香月作品はうまいところでうなずかされてしまうんですよ。コーヒースタンド事業を展開する人が、
「まっとうな社会人は、商売相手に礼を尽くすなんて、当たり前なんだ」という、このセリフ。他愛ないんですが、わたしは好きです。
さあ、息子、次はこの本の隣りに置いた「獣の奏者」を読んでくれ。