くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「アイスマン」

2014-09-05 20:35:27 | 歴史・地理・伝記
 何度かトライしても、なかなか読み終わらない本というのが時々あります。わたしにとって、「アイスマン」がそれ。
 今日返却したので詳細を忘れてしまいましたが。
 五千年前の死体が雪山で見つかった事実を追ったノンフィクションです。興味あったものの、借りるたびに読まないまま。
 ところが、このアイスマンが発見されたのは、9月19日、息子の誕生日だというではありませんか。
 いや、ほかにも正岡子規の忌日とか苗字の日とかあるんですけど、これは読んでみようと思いました。
 アイスマンの近くには、銅製の斧や防寒のケープなども残っており、その年代や文化的な背景を推測していくと、五千年前に羊を飼っていた男性なのではないかということになります。家族からは少し離れていたらしい。
 研究のためにアイスマンは冷凍と解凍を繰り返されているのだとか。
 東大や東北大学の研究グループの写真があったので、執筆者は日本人だと思っていましたが、翻訳でした……。

 それから、八割くらい読んで返してしまいましたが、宮下奈都の「はじめからその話をすればよかった」。宮下さん自身の作品解説や読んだ本、映画の感想。掌編小説もあります。
 福井から大雪山に引っ越したんですって! 
 子どもさんの年齢を考えると、末のお嬢さんはうちの娘と同じ年のようです。
 ブルーハーツの話題とか、合唱の「cosmos」とかも、親近感があります。同じ世代を生きている感じ。(宮下さんの方が年上ですが)
 アーチェリーの山本さんのことも、印象に残ります。
 で、記憶していた好きな映画を見直したら、自分が感激したはずの場面がなかった、というエピソードが、わたしとしては気になります。他の作品と混同したのか、宮下さんがいつの間にか細部を補ってしまったのか。
 「窓のむこうのガーシュイン」も読んでみます。


 ちょこちょこ読んではいるんですが、感想をまとめる時間が取れないというか。仕事のストレスで疲れているというか。
 最近は「月刊少女野崎くん」をエンドレスで読んでます。
 千代と鹿島が好き。野崎くんも、ファンです!