草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

中共の覇権に対抗するために日米同盟の強化と軍備拡大を!

2019年10月07日 | 安全保障

このままでは我が国は中共の独裁政権に屈服することになるだろう。それは東アジアにおける唯一の自由と民主主義国家の消滅にほかならない。それをいち早く予言していたのがサミュエル・ハンチントンの『文明の衝突』(鈴木主税訳)であった▼ハンチントンは「冷戦後の重要な国際関係に中心的な舞台があるとすれば、それはアジア、とくに東アジアである」と書いたのだった。東アジアだけでも日本文明、中華文明、東方正教会文明、仏教文明、イスラム文明、西洋文明があることで「多極化する状況に特徴的な、流動性と不確実性にみちている」と指摘した▼とくに経済的に大きくなった中共は、先の大戦後ほとんどの隣国と一戦を交えたほか、今では東シナ海や南シナ海で覇権を確立しつつある。ハンチントンは、21世紀に入ってアメリカが安全保障問題での転換を余儀なくされることに言及し、中共の台頭を阻止するために「日本との同盟を結びなおし、その他のアジア諸国と密接な軍事提携をすすめる」か、さもなければ「中共の覇権と共存する」といった、いずれかの選択が迫られることを明言した▼前者を選ぶならば、いうまでもなく「日本は急速に軍備を拡大し、核兵器を入手し、他のアジア諸国からの協力を積極的に取り付けることが必要だ」との見方を示した。東アジアで中共がアメリカに取って代わりつるあるのだ。それに日米が対抗できないのならば、我が国は香港と同じような悲劇を味わうことになるのである。

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朝鮮(韓国)の歴史の真実20 (嫌韓有理)
2019-10-07 08:05:29
 清が敗退し、日本が三国干渉と閔妃殺害(乙未事変)で後退した後に、朝鮮で存在感を増したのはロシアである。高宗は、ロシアに“事大”する。高宗は、王宮から抜けだし、ロシア公使館に居を移した(俄館播遷)。
 「ロシア公使館に遷幸して以来国王が享受した自由は朝鮮にとっては益とならず、最近の政策は、・・・好ましくない。」「昔ながらの悪弊が毎日のように露見し、大臣その他の寵臣が臆面もなく職位を売る。国王の寵臣のひとりが公に告発されたときには、正式の訴追要求がなされたのに、その寵臣はなんと学務省副大臣になっている! (中略)国王はその王朝の伝統のうち最悪な部分を復活させ、チェック機関があるにもかかわらずふたたび勅令は法となり、国王の意思は絶対となった。そしてその意思は国王に取り入ってその不安や金銭欲につけこみ、私腹を肥やそうという下心のある者や、王宮脱出の際に助けてくれた側室の朴氏や厳氏の言うがままであり、国王が人の好いのをいいことに、難なく職位を得ては自分の一族にそれを売ったりあたえたりしている寵臣や、愚劣なへつらい屋のなすがままなのである。(中略)善意の人ではありながらも優柔不断な国王は、絶対的存在であるのに統治の観念がなく、その人柄につけこむさもしい寵臣のおもちゃであり、貪欲な寄生虫にたかられ、しかもときには外国の策士の道具になっている。そして常設しておくべき機関を壊すことによって政府の機能を麻痺させ、私欲に駆られた官僚の提案する、金に糸目をつけない計画を承認することによって、経済財政改革を一過的で困難なものにしている。」(『朝鮮紀行』)
 「朝鮮国内は全土が官僚主義に色濃く染まっている。官僚主義の悪弊がおびただしくはびこっているばかりでなく、政府の機構全体が悪習そのもの、底もなければ汀(ミギワ)もない腐敗の海、略奪の機関で、あらゆる勤勉の芽という芽をつぶしてしまう。職位や賞罰は商品同様に売買され、政府が急速に衰退しても、被支配者を食いものにする権利だけは存続するのである。」(同書)この“官僚主義”は、現代官僚制のものではなくて、アジア的王朝的なマンダリンなものである。

 「日本がその隆盛時に悪弊を改めるために行った試みは大部分が廃止された。国内は不穏で東学党にかわり『義兵』が出現した。地方長官職その他の職位を売買する有害きわまりない習慣は多少抑制されていたが、宮内大臣をはじめ王室の寵臣は破廉恥にもこの習慣を再開した。また国王自身、潤沢な王室費がありながら、公金を私的な目的に流用し、安全な住まいにおさまってしかも日本人その他の支配から自由になると、さまざまな面で王朝の因習に引き返してしまった。」(同書)
 これが史実である。
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