草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今は天武持統朝と同じく国家意識が試される時代だ!

2013年06月29日 | 歴史
 古代史を見ても、日本が日本たらんとするときに、日本人は立ち上がるのではないだろうか。大化の改新にしても、その根本は迫りくる危機への対処ではなかったろうか。渡来人の影響力がある蘇我氏を一掃することで、日本の国内をまとめる必要があり、それを断行してから中大兄皇子は朝鮮半島に大軍を送った。663年に自村江で唐と新羅の連合軍の前に敗れたが、その後は日本が侵略されるのを恐れて、九州に防士を置いたリまでした。さらに、中大兄皇子は天智天皇となり、都を近江に移したのも、唐からの攻撃を恐れたのだろう。しかし、それは同時に、百済人の亡命を認めることであり、国内の権カバランスに変化をもたらした。奈良盆地を中心にした豪族は猛反発し、壬申の乱では天智天皇の子である大友皇子ではなく、大海人皇子に付いたのである。そうした歴史的経過を経て、日本の国家意識は確立したともいわれる。海外との抜き差しならない関係があって、日本は身構えざるを得なかったのである。今の日本もそれと似てはいないか。唐と新羅の連合軍ならぬ、中共と韓国・北朝鮮の連合軍にやられ放題である。日本が何もしなければ滅亡の危機に瀕する。それを避けようとしてナショナリズムが高まっているのではないだろうか。いかに過激に見えようとも、それには必然性があるのだ。天武と持続の時代になって、日本の仏像もより日本化したのであり、オリジナルさが問われるのは、危機の特代であるからなのだ。


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Unknown (Unknown)
2013-06-30 00:23:10

韓国侵略には目を瞑り… 中国と過去抜き“蜜月ムード”

産経新聞 6月29日(土)17時45分配信



 朴槿恵(パク・クネ)大統領の中国訪問は韓国では「中国が異例の厚遇」「中国に朴槿恵ブーム」「朴大統領が華麗なファッション外交」「“経熱政冷”から“経熱政熱”へ」などと大々的に伝えられている。

 「経熱政熱」とは、これまで経済に比べ政治はいまひとつだった両国関係が、今後は経済も政治も緊密になるという意味だ。見栄えのいい女性大統領の人気もプラスアルファになっているが、今や中国と韓国は“蜜月ムード”だ。

 韓中は1992年の国交正常化以来、21年たつ。しかしこれまで多くの首脳会談が行われてきたにもかかわらず不思議なことに両国の“過去史”が問題になったことはない。

 韓国にとって中国は過去、朝鮮戦争(1950~53年)の際の侵略者であり、南北分断固定化の元凶である。当時の毛沢東は北朝鮮の金日成(キム・イルソン)の韓国侵略戦争を支持、支援した。さらに韓国・国連軍に反撃された後、中国の軍事介入がなければ韓国主導による南北統一も可能だった。

 韓国は当然、その戦争責任、侵略責任を中国に問うべきなのに終始、黙っている。今回の大統領訪中に際しても、政府はもちろんマスコミも識者も誰もこの“過去”を語ろうとはしない。6月は朝鮮戦争開戦63周年だったにもかかわらず。

 日本に対し“植民地支配”の過去を限りなく追及し続ける態度とは対照的だ。

 韓国は日本が公式に「謝罪と反省」を繰り返しているのに執拗(しつよう)に日本との過去史を追及し「謝罪と反省」を求めてきた。この違いは何なのか。

 韓中国交正常化の際、このことを韓国当局者に質問したことがある。回答は「中国の戦争責任と日本の植民地支配とは違う」といい、「日本の方が責任が重いから」といわんばかりのものだった。

 しかし戦争被害や南北分断、統一妨害など現代韓国への悪影響を考えれば中国の戦争介入責任の方が重いという見方も可能だ。それに韓国にとって日本の支配は近代化というプラスの副産物(?)ももたらしたが、中国の韓国侵略戦争には何のプラスもなかったではないか。

 今回、朴大統領訪中を前に、韓国マスコミの中国専門家を囲むセミナーでこれが話題になった。筆者の質問に対し彼は、中国に過去を追及しない理由として「中国と日本とは体制と価値観が違うから」といい、さらに韓中関係の基本として「求同存異」を挙げた。

 つまり、日本は自由民主主義体制の国だから「謝罪と反省」はちゃんとすべきで、かつしてくれるはずが、中国は体制が違うので要求しても応じないから、という趣旨の答えだった。

 韓国は中国が侵略戦争責任を追及しても応じないと分かっているので黙っているのだ。とすると結果的に日本のように応じると限りなく追及される?

 韓国は中国とは朝鮮戦争の評価(侵略かどうか)を含む歴史認識がまったく異なる。しかしだからといって中国を非難、糾弾などしない。経済や政治など実利のためには中国と仲良くし、ご機嫌をうかがわなければならないからだ。

 それが「求同存異」-日本でいう「小異を残して大同につく」である。現在、歴史認識問題をはじめ日韓の過去がらみの対立もいわば「小異」である。すぐに解決できないものにはこだわらずお互い棚上げすればいいのだ。セミナーでは日本に対しても「求同存異」でやってほしいものだ、と言っておいた。(ソウル・黒田勝弘)
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