草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

保守派とネットが一体となって国を動かしたこの一年

2010年12月30日 | 思想家

 今年を回顧してみると、民族主義の胎動を感じる一年であった。保守派の運動が高揚し、ネットと一体になって、この国の政治を動かしつつあるからだ。まだその運動は緒に就いたばかりである。しかし、葦津珍彦の「日本思想の心理と論理」での言葉を拝借するならば、そこに参加している一人ひとりが「すぐれた政治思想と、英知ある政治力学の法則を学びとる」ことになるのは確実であり、「沈黙せる民族大衆の精神的同感と支援とを確保するに違いない」と期待してならない。米国から押し付けられた憲法のもとで、それこそ「沈黙せる民族大衆」は声を上げることができなかった。マスコミもこぞって、「民主化」なるものに迎合し、日本の弱体化を推し進めたのだった。ようやくここにきて、葦津が夢見た「精鋭なる前衛が政治の力学を学びとり、この大きな民族の底流と結びつくとき、ポツダム憲法はなだれのごとくくずれさるであろう」ということが、現実のものになろうとしているのだ。日本人に培われた伝統や文化は、さかしらな教育や言論統制によっても、根絶やしにはできなかったのである。今から40年ほど前、ヤルタポツダム体制の打破を叫んだ学生たちがいたが、今はそのとき以上の高まりをみせており、絶対にこの機会を逸してはならないのである。  

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