草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

米国や中国の圧力で『大東亜戦争』も『中共』も使用禁止に

2024年04月10日 | 祖国日本を救う運動
 一応は我が国の目的は「大東亜の解放」であったし、戦場は中国大陸などにも及んだから、それで「大東亜戦争」と呼ばれたのであり、それを「太平洋戦争」と言うようになったのは、米国のせいである。言葉を奪われたことで、私たちは自分たちの歴史観も失ってしまったのだ。
江藤淳は「『大東亜戦争』が『太平洋戦争』と言い換えられて、そこにこめられた夥しいいエネルギーが空無化されたとき、『ふるさと』も『日本』も、あの徒労感の霧をへだててしか認識できぬものになった」(『自由と禁忌』)と書いた。
 江藤はあの戦争をまるごと肯定しているわけではない。自らの言葉を喪失したことで、過去をなかったものにし、現在が宙ぶらりんなものになることが許せなかったのだ。我が会津は、戊辰戦争で敗れたとはいえ、薩長を「官軍」とは認めなかった。あくまでも「西軍」という呼び方をした。言葉へのこだわりがあったからだ。
 アメリカに媚びた日本は、中国にも媚びたのである。日中国交回復以前は、日本人の多くは「中共」という言い方をした、新左翼の吉本隆明すらもそれを使っていたのだ。しかし、今はどうだろうか。マスコミは全て「中国」で統一されてしまったのではないか。
 不甲斐ない日本人が危機に対処できるわけがない。言葉を大事にしない国民が国の文化を語る資格はない。そうした悲惨な現状を直視することから、私たちは出発し、日本を取り戻さなくてはならないのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする