草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

井川氏の発言は安倍さんとの友情から出たものだ!

2023年10月28日 | 祖国日本を救う運動
 井川意高氏の「知性と教養と見識があるオレは、昭和大帝は尊敬敬愛するが、平成上皇は尊敬などできない」との言葉を批判する人がいるが、安倍さんの側近としての感想だと思う。今上天皇であった「平成上皇」がご退位をお口にされたために、どれほど安倍さんが心悩ませたかを知っているからだろう。
 恨み言一つ述べず、天皇陛下のためにそれを成し遂げた安倍さんは立派であった。民間人である井川さんが、そうした感想を述べることは自由だ。だからといって、井川さんは皇室を否定するわけではないだろう。時には諫める人がいるおかげで皇室は連綿として続いてきたのである。
 三島由紀夫は『英霊の聲』で2・26事件の青年将校や特攻隊の若者に代わって「などてすめろぎは人間(ひと)となりたまいし。などてすめろぎが人間となりたまいし」と畳句をくりかえした。
「陛下がただ人間と仰せ出されしとき
 神のために死したる霊は剥奪せられ
 祭られるべき社(やしろ)もなく
 今もなおうつろなる胸より血潮を流し
 神界にありながら安らいはあらず」
 との言葉は、あるべきゾルレンとしての大君像を語ってはいるが、そこで願いがかなわなくても、竜顔を拝することに大きな意義を認めたのが三島であった。小泉信三によって週刊天皇といわれることになったのは、まさしく米国の日本弱体化の一環であった。
 安倍さんは墓場まで御退位で苦労したことを語ることはなかった。井川さんが代弁したのは、ある種の友情ではないかと思う。それを咎めて左翼と同列視するのは単なる嫌がらせでしかない。

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