草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

お騒がせな中国とは距離を置いて付き合うべきだ

2022年12月30日 | 国際問題

 最近になっての中国での新型コロナの爆発的な感染の拡大は、「極悪変異株」ではないか、と世界中を不安に陥れましたが、イタリア政府がゲノム解析した結果によれば、イタリアに入国した中国人の陽性者は、全て既知のオミクロン株であることが明らかになりました。
 今日本でも流行しているオミクロン株と同じであれば、それほど心配する必要はありません。高齢者にとって厳しい現実は変わりませんが、経済をストップさせるほどの要因にはならないからです。中国で死者数が急増しているのは、あくまでも人口が多いからであって、そのことも考慮されなければなりません。
 日本政府は、中国からの入国を規制するために、PCRの検査を実施するという措置は、予定通り行われなければなりません。警戒しながら、経済を回していく必要があるからです。
 我が国と中国の間には、東西冷戦の時代には「竹のカーテン」がありました。国交が回復していないときでも、日本は政経分離の原則で中国と付き合ってきたからです。「鉄のカーテン」ではなかったのです。
 しかし、中国が東アジアでの覇権を強めることになった現在では、新たな「竹のカーテン」が必要になってきています。関係を全面的にストップしなくても、警戒を怠ってはならないからです。
 その一つがスパイ防止法の制定です。中国と対等の関係になるには、日本としても身構えなくてはなりません。それが結果的にお互いのためにもなるのです。
 新型コロナの一難は去ったかもしれませんが、これから台湾有事が想定されています。日本の独立と主権を守るためには、それ相応の覚悟が求められるのです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国の属国になれば自由と人... | トップ | 令和4年川柳10句 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際問題」カテゴリの最新記事