中共は日本の保守派言論を恐れている。中共からの観光客は年間400万人を超えたのではないだろうか。我が国に来て自由な空気に触れ、独裁者の習近平を批判する日本人がいることを知って、共感して帰国する人たちが後を絶たないからだろう。中共国内では言論統制ができても、日本ではそうはいかないからである▼産経新聞によれば、自民・公明両党と中国共産党との定期対話「日中与党交流協議会」が今日午前行われ、中国共産党の宋涛中央対外連絡部長は、日中関係の発展のためには、一定程度のメディア規制が必要だとの認識を示した。全体主義国家らしい考え方である▼すでに中共の意を受けた者たちが、地上波のテレビや新聞を通じて、保守派言論を必死になって攻撃している。しかし、それは功を奏していない。中共によるチベットやウイグルの人たちへの人権蹂躙が大きく取り上げられるようになってきた。これに業を煮やした中共は、自民・公明の両党の力で、保守派言論に圧力をかけようというのだ▼まさしく言論弾圧ではないだろうか。日本のマスコミはこぞって、中国共産党を槍玉に挙げるべきなのに、せいぜい産経新聞が記事にするだけである。自由であることは、人間の尊厳にかかわる。物質的なものよりも重要である。どこにでも出かけられ、気兼ねせずに物を言うことできるのは、自由の賜物である。理不尽な中共の要求など跳ね付ければいいのである。
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