草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍内閣にお株奪われた民主党の新党結成を嗤う!

2016年03月13日 | 政局

今の日本の政治がダメなのは、野党がしっかりしないからだ。自民党に対して対立軸を示せないばかりか、反対のための反対に終始している。ここにきて民主党が共産党と共闘を組むにいたっては笑止千万である。もともとが理念のない政党であり、事務局は旧社会党の影響が色濃く残っている▼経済政策ではアベノミクスによって安倍内閣に先をこされてしまった。金融緩和によってデフレから脱却し、企業の競争力を取り戻し、雇用を確保するのは、いうまでもなくリベラル経済学である。正規と非正規とを含めて雇用が増加すれば、一時的に個人所得はマイナスになるが、それも徐々に改善されつつある。大筋では間違っていないのである。逆に民主党はリベラルを名乗りながらデフレを容認したのは、役人の言いなりであったからだ▼民主党は維新の党と一緒になって何をしたいのだろう。まずは立場を明確にすべきだろう。本当に護憲政党でいいのだろうか。世の中は急速に変貌してきており、憲法9条にとどまらず、日本の統治機構にもメスを入れなくてはならない。「官僚政治」から脱却するには、それが前提なのである。憲法を神聖視することは、思考を停止することと同じではないだろうか▼民主党に残留している保守派の国会議員は、勇気をもって飛び出すべきだろう。安倍内閣は「同一労働同一賃金」まで口にしている。イデオロギーにこだわらずに、先に先に進もうとしているのだ。いくら民主党が新党になっても、リベラルのお株を奪われた野党に未来はないのである。

 

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コメント (1)
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