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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

不破哲三前議長の安倍政権批判は衣の下の鎧が丸見えだ!

2015年12月13日 | 政局

日本共産党には党内民主主義がない。不破哲三前議長がノコノコ日本記者クラブに出てくるのは、今なお隠然たる力を持っているからだろう。先月24日に姿を見せた不破前議長は、安倍政権を徹底的にこきおろした。日本共産党を含めた野党連合で政権を奪還するためにも、ここぞとばかり真打ち登場となったのである▼その会見での発言を産経新聞は詳しく伝えている。「戦争法案反対」をスローガンにしており、表向きは憲法を擁護するようなことを口にしていても、不破前議長の本音はまた別なのである。「対米従属というが、どういう背景で60年続いたのか」との質問に対して、「米国の占領下に作られたことが第一だ。この体制が」と述べたのである。日本を弱体化するにあたっての決定打が憲法であり、まさしくそれは占領下でのことであった。当時の日本共産党が反対したのも、米国による押し付けであったからだ▼日本共産党の体質は昔とまったく変わらないのである。歌って踊ってのやり方は、新左翼の各派から「代々木の運動会」と揶揄されたが、それが現在のシールズにも受けつがれている。構造改革を唱えて宮本顕治体制に楯突くことが期待されたのに、トロイの木馬になるどころか、スターリニストの軍門に下ったのである。憲法制定の経過を熟知していながら、それを政治的に利用しようとしているのだ。日本共産党は白アリでしかない。日本の屋台骨が揺らぐことがあってはならないのである。

 

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雪降らぬかえって淋し盆地かな

2015年12月13日 | 俳句

もう根雪になってもいいのに、会津も暖冬なのでしょうか。雪が降らない冬はかえって淋しさが募ってなりません。

 

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グローバル化に抗するためにも保田與重郎の美意識の再考を!

2015年12月13日 | 思想家

グローバル化を拒否することはできないのだろう。それでも日本人であることを、私たちは主張しなければならない。欧米の文化に取り込まれ、民主主義という政治システムを選択したにしても、根本においては日本人は日本人であるからだ▼昭和11年に世に出た保田與重郎の『日本の橋』は、世界における日本の位置を示した画期的な書であった。「まことに羅馬人は、むしろ築造橋の延長としての道をもってゐた。彼らは荒野に中に道を作った人々であったが、日本の旅人は山野の道を歩いた。道を自然の中のものとした。そして道の終りに橋を作った。はしは道の終りでもあった。しかしその終りははるかな彼方へつながる意味であった」。無理に建築物のような壮大な橋を建設するのではなく、橋は自然の延長でなければならず、あくまでも自然の一部であったのだ▼大岡信は『超現実と抒情』において「橋はこの時、現実であると同時に象徴であった。具体であると同時に抽象であった。それは道の到りついたところであり、同時に道をさらに延長させるもの、道と道、ものとものとをつなぎとめるものであった。それはまさに、人のおもいのゆききする橋である『ことば』の象徴であった」と解説している。橋を論じることで、保田は人と人を結びつける日本人の言霊信仰を問題にしたというのだ。今後どれほど国際化を強いられようとも、日本人としての核心部分は保存されなくてはならない。『日本の橋』をもう一度読み返すべきなのである。

 

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