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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

マスコミの旗色が悪いのはネット住民が日々進化しているからだ!

2013年08月18日 | マスコミ評

 悪口雑言をマスコミから言われても、大方の日本国民は安倍晋三首相を支持している。何かすると槍玉に挙げているマスコミや自称リベラル派は、拍子抜けしているのではないだろうか。公文俊平の『情報社会学序説 ラストモダンの時代を生きる』は、情報社会を生きる上での羅針盤である。2004年発行だが、まだまだ色褪せていない。とくに私が評価するのは、「第三章共進化する智民たちとコンピューター」である。見出しだけを拾っただけでも、智民たちがどのように進化しているのかが分かる。「八ッカーズー対抗智民」「ギークスー智民の進化」「ギークスから子供(キッズ)へ」。ハッカーズは同じようにパソコンを駆使するテクノクラートへの対抗文化として登場した。高等教育を受けていた点ではテクノクラートとは共通していたが、日本の「おたく」という言葉がふさわしい、サーカスの最下層の芸人を意味するギークスになると、まったく違ってきた、成績の優劣は問題外になった。公文はギークに関して「もともとのテクノギークスとしてのそれから、より広い文化・社会的なものにまで拡大していった。こうしてギークスという言葉は、まさに第一次情報革命の『出現の突破』を担った智民たちの総称としての地位を占めるにいたった」とまで書いた。1990年代のことであった。そして、次に登場したのがキッドだ。専門的な知識をひけらかすそれまでのネット住民とは違って、ネットで生まれ育ったキッドは、専門的な知識に疑いを抱き、確実に実績を重ねてきている。専門家として名の通った経済アナリストよりも、まともな情報を発信するキッドが出てきているのである。日本のネット住民もまた、そうした流れとは無縁ではありえず、だからこそインテリ批判は徹底しているのだろう。

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集団的自衛権の見直しは米艦擁護にとどめるべきだ!

2013年08月18日 | 安全保障

 集団的自衛権の解釈の見直しに手がつけられようとしているが、忘れてはならないのは、今回の処置はあくまでも緊急的な面があることだ。中共に侵略を思いとどまらせるためには、日米の連携は欠かせず、それによって戦争の危機を回避するのである。そして、日本の防衛の義務を負うているアメリカの軍艦が攻撃された場合には、反撃できるようにするだけであって、同盟国として自衛隊が海外にどんどん出て行くのとは、まるっきり訳が違う。野党などから出ている批判は、そこに集中しており、私もそれについては危惧がないわけではない。日本が望まない戦争に駆り出されることに対しては、一定程度の歯止めが求められる。日本は戦後一度たりとも国家間の武力紛争に巻き込まれなかった。それは憲法9条があったためではない。いかなる正義の名のもとに行われる戦争でも、そこに胡散臭さがあるのを、大東亜戦争の敗北によって痛感させられたからだ。急場しのぎのレベルにとどめておくべきであって、最終的には憲法改正で決着を図るべきだろう。政府の有識者の会議である「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」は、9月にも議論を再開し、憲法解釈に向けた作業を加速させることになっているが、それほどまでに日本を取り巻く状況は、危機に直面しているのである。政治はお花畑のマスコミと同次元であってはならない。しかし、それと同時に、拙速も慎まなくてはならないのである。極東における安全保障環境を整えることが優先されるのであって、間違ってもアメリカの傭兵として、自衛隊を海外に送り出すことではないからだ。

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