ようやく民主党の幹事長である小沢一郎にお縄がかかるかどうかという事態になってきたよね。東京地検特捜部を、あたかも2・26事件の青年将校に例える連中がいるけれども、それって褒め言葉ではないかな。国を憂いて天誅を加えるというのを、国民が支持しないわけがないから。しかも、法に則って権力者に立ち向かうんだから、弱い者虐めではないし。デモクラシーは、よりベターな制度ではあっても、ベストではないから、度々危機に見舞われんだよね。昭和45年11月25日に「天皇陛下万歳」を叫んで自刃した三島由紀夫は、ドンキホーテであっかたもしれないが、命より大事なものを訴えたかったんだよね。きっと三島も「日本を救ってくれ」と検察の関係者を応援していると思うよ。彼の死は、後に続く者を信じての行動であったわけだから。怯むことなく小沢の罪を暴くべきだよ。検察がここで奮起しなくては、日本は崩壊してしまいかねない。それだけに不退転の決意で取り組んでもらわないと。ここで腰砕けになり、鳩山首相の二の舞になったらば、日本は取り返しがつかないことになってしまうよ。
鳩山由紀夫首相や、小沢一郎民主党幹事長は、何をしても許されると思っているらしい。しかし、一部のテレビメディアがよいしょしてつくりあげた世論なんかは、一変でひっくり返るんだよね。そもそも郵政利権は、旧田中派の牙城で、地方テレビ局の開局に口をさしはさんだのは、小沢一郎らだったわけで、そのときからの癒着が続いているんじゃないの。国を思う心ある国民は、現状に言い知れない危機感を抱いているんだよな。このままでは爆発するしかなくなってしまうよね。脱税総理であっても、ゼネコンから不正な献金を受け取っても、何をしても許されるんだから。さらには国を売るようなことを平気でしているし。法に触れれば、一般の庶民であれば、手錠をかけられて留置されて取り調べられるのに。権力を持っていると見逃されるというのでは、もう法治国家の体裁をなしていないわけだから、エキサイトしてあたりまえだよ。金丸信の脱税事件のときには、法務省だかにペンキをかけた人間がいたけど、同じことが起きると思うよ。権力者が悪に手を染めて、それで胸を張られたんでは、国民はたまったもんじゃないよ。
鳩山首相や民主党はもう国民に相手にされないんじゃないの。偽装献金をめぐって秘書が起訴されたことについて、鳩山首相が記者会見したのをテレビで見たけど、あれは酷すぎるよね。まるっきり居直りだよ。巨額の脱税をしていたのに、まるで清廉潔白のようなことを言うんだから、神経が普通ではないよね。国民の多くは鳩山首相が嘘をついているのを理解したと思うよ。カメラの前では騙しようがないから。月に現金で1500万円も母親からもらっていたのを、わかりませんで通るわけがないでしょう。東大総長を務めた山川健次郎は、「フロックコートを着た乃木将軍」と評され、人格者として仰ぎ見られたんだってよ。嘘をつかなかったから。白虎隊の生き残りの会津人であっただけに、無責任なことを広言しなかったんだよね。総理大臣を蹴った男として有名になった伊東正義元外務大臣も、同じ会津人だったせいか、政治信条として「嘘はつかない」とパンフレットに書いていた。総理大臣ともなれば、やっぱり山川、伊東のようにならなくては。もはや鳩山首相は国民からの信頼を失ったんだから、さっさと首相の座を降りるべきだよ。
民主党の幹事長である小沢一郎の傲慢無礼さは許せないよね。天皇陛下のことだって、あごで使おうとしているんだから。まさしく不敬だよ。その小沢を弁護するかのように、東京都知事の石原慎太郎が、宮内庁を批判したのには、まいってしまったよね。小沢から総理候補にされたこともあるから、リップサービスをしたんじゃないの。もともと石原は共和主義者だから、天皇制には関心があるわけもないし、ついつい口が滑ってしまったんでしょう。石原は「月刊ペン」の昭和44年11月号で「守るべきものの価値 われわれは何を選択するか」という題で、三島由紀夫と対談している。そこでだよ、あろうことか「三島さん、変な質問をしますけど、日本では共和制はあり得ないですか」と言った男だよ。これには三島も怒ってしまって、「あり得ないって、そうさしてはいけないでしょ。あなたが共和制を主張したら、おれはあなたを殺す」と顔色を変えたんだって。三島にとっては日本の文化の中心は天皇という思いがあったから、聞き捨てならないと激怒したんだよね。石原はドゴールを賛美した権力主義者で、小沢と体質がそっくりだよ。三島ではないが、天皇危うしということになれば、日本人は決起するはずだから、小沢も石原も甘く見ない方がいいよ。
日本危うし。このままでは、過去から受け継がれてきた歴史も、伝統も否定されかねないよ。民主党の幹事長である小沢一郎の一言で、天皇陛下を政治利用することが認められていいわけがない。宮内庁が抵抗したのも、あたりまえだよね。にもかかわらず、鳩山首相は、小沢の理不尽な要求に異を唱えることもできなかった。最終的に日本人が守らなくてはならない一線が、土足で踏みにじられたわけだから、国を思う日本人であれば、断じて許してはならないと思うよ。陛下が神聖であらせられるのは、三島由紀夫に言わせれば「純粋な日本の最後の拠点となるむずかしい使命を帯びられた」(『対話・日本人論 林房雄・三島由紀夫』)からなんだよ。つまり、非西欧化の最後の砦となることで、「西欧化の腐敗と堕落に対する最大の批評的拠点になり、革新の原理になり給うことです」(同)という考えから、恋焦がれたんじゃないかな。小沢は、陛下の神聖な部分をそぎ落とし、自分たちの政治党派の道具にしようとしている。先の総選挙で大勝したことをいいことに、やりたい放題なんだよね。民主党のばら撒きや、外交問題におけるいい加減さも目に余るけど、それ以上に、陛下を思いのままに操ろうとするのは、日本の国柄を根本から否定することだよ。今こそ祖国を救うために決起しないと。今は亡き先人たちの嗚咽の声が、日本のいたるところから、もれ聞こえてくるから。
鳩山家にどうしてそんなに金があるんだろう。誰もが疑問を持つのはあたりまえだよね。鳩山首相の母親が35億円だったかを現金化したそうだから、いくらあるのか見当がつかない。母親がブリジストンの創業者の娘で、株を相続したといわれているけど、タイヤというのは軍事産業でも使われるよな。つまり死の商人なんだよね。胸をはれるわけはないでしょう。それに北海道にあるという膨大な土地も、あまりにも不自然だよ。国有地の払い下げでタダ同然に取得したとしか考えられない。戦後の農地改革に引っかからなかったのは、耕作地ではなく、牧場にして法律をすり抜けたんだと思うよ。鳩山首相の祖父一郎と児玉誉士夫との結びつきも無視できない。児玉から資金を提供してもらったことで、保守合同によってできた自由民主党の初代総裁威に就任できたわけだから。児玉は先の戦争中、大陸で海軍の物資の調達にあたっていたために、敗戦後になっても、莫大な資金を所有していたといわれているんだよね。児玉は自らが作詞して、作曲家の古賀政男と一緒に「民族の歌」というのをつくっている。「天にこだまし地を籠る 怒りをこめた民の声 悪政にらむ銃口に 権力の座はくずれたり」という歌詞は、強烈だよね。鳩山首相は鳩山一族の闇の部分を受け継いでいるからこそ、大金持ちになったんじゃないの。民主党の政権が誕生したのも、鳩山一族の金がわんさかあったからでしょう。それにしては、脇が甘すぎるよ。みっともないから、総理大臣をさっさと辞めた方が無難ですよ。