草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

権力に迎合するサヨクの凋落

2009年11月30日 | Weblog
 日本のサヨクが冴えないのは、第二自民党でしかない民主党に、あまりにも擦り寄り過ぎだからだよ。期待する方が間違っているのに。反体制派というのは、やはり負け犬に徹しなくては。その意味では、五木寛之が鳩山政権の文部科学大臣になったりしたら、見損なってしまうよね。彼の立つ位置とは違うはずだから。五木は春日八郎や美空ひばりの流行歌を排斥しなかった。羽仁五郎との対談では「流行歌ってのは、どんなに明るいメロディ-でも、つまるところ負け犬の歌なんですよね。そして、その負の心性を頭で否定しながらも、ぼくらはそれに共鳴する部分があることを認めざるをえない」(『羽仁五郎対談集』・絶望的青春論)とまで言っている。いつになっても権力を手にすることがなく、それに背を向ける者たちにこそ、民衆そのものなんだよね。鳩山由紀夫が総理大臣になった途端に、サヨクがその擁護を買って出るというのは、あまりにも情けないよ。どんな体制になろうとも、権力批判は永続的に続けないと。脱税総理をかばい、闇将軍に尻尾を振るのがサヨクであるわけがないでしょう。もはや日本のサヨクは、その存在意義を失い、真の平成維新を目指す者たちに取って代わられつつあるんだよね。あくまでも少数派として、名もなく、財産もないからこそ、回天の事業に身を投じられるわけだから。
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