世の光の時間です。お元気でしょうか? 村上宣道(のぶみち)です。
えー、お正月が明けた1月の6日から節分の2月3日までの間を寒の内---寒中とも言うようですねえ。そしてこんな時に、まああのー、寒梅と言うんですか、梅がこう咲いているのを見たりすると、ほっとする思いがいたしますけども、またこの寒の中で、いわゆる寒い中にですね、寒稽古っていう、または寒中水泳ってのがありますねえ。えー、思いますねえ、この寒い時にあの冷たい水の中にどうして入って泳いだりするんだろうか(と)。又は、何ですか滝に打たれてとかですねえ、そういうふうなことをする方もいますよねえ。
でも思うんですけれども、もしかしてですねえ、私たちの人生には、いつも温泉に浸かっているような生温い湯に浸かっているようなそういうような時ばかりではなくって、こういうその寒中、吹き荒(すさ)ぶような冷たい中を生きなきゃならない現実があるのだという、そういうようなことを想定してですね、そういう厳しさに直面した時でも耐えていけるようにというような一つのこう訓練と言いましょうかねえ、そういうこともあるのかなあと思ったりするんですねえ。
こんな話しがありますけれども、一人の男性がですね、「私はどうしてこんなに不幸なんだろう。たまには幸せというものを経験してみたいもんだ。」というので、一所懸命こう神仏に祈願をしてた。ある時に一人の女性が訪ねてきて、まあ美しい本当に素敵な方なので「お名前は?」って。「私は幸福と言います。」って。「ああどうぞお入りください。」 (すると)「実は私にはもう一人の妹がいまして、一緒でないといけないんです。」って。 (で、)「どうぞどうぞお入りください。」って言って妹さんが入ってきたら、お姉さんとは全然似ても似つかないようなそういう感じの方だったので、「お名前は?」って(聞くと)。「私は不幸と申します。」 (で、)「ああ不幸は結構です。もう幸福のお姉さんだけで結構です。」って言ったんですけれども、お姉さんは、「いや、私はいつも一緒でないと入れないんです。」って言って、「何でしたら二人で引き揚げてもいいんですが。」って。「いやあ、そうもいかない!」というようなことで、迷った、悩んだというふうな話がありましてね。
まあとかく幸福と時には不幸と思われるような事とが一緒というようなことがもしかしたら人生なのかもしれませんけれども、しかしながらイエス様はおっしゃいました。「あなたがたは、世にあっては患難がある。悩みがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは世に勝ったのだ。あなたを助け、あなたに力を与えてあげるから。」(ヨハネの福音書16章33節参照 )とおっしゃってくださっている。患難を覚悟しながらも患難のままでは終わらない、そこに必ず幸福に変えてくださるお方がいる、と信じて歩む人生は素晴らしいですね。
( PBA制作「世の光」2008.1.21放送でのお話しより)
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