2021/8/5放送
世の光の時間です。今週、番組を担当しますゴスペルシンガーの工藤篤子です。
私には7歳下の知的障害者の妹がいます。小さい頃、その妹に一心に愛情を注ぐ母と母の愛情を一身に受ける妹をねたみ、恨むようになり、その鬱憤晴らしに、盗みをするようになりました。けれども鬱憤が晴れるどころか、心の状態はますます悪くなりました。心の病になり、幻聴、幻覚という症状も現れるようになりました。
18歳の時、偶然ラジオで「世の光」を聴きました。それをきっかけに私は聖書を読むようになりました。その十年後、留学先のスペインでイエス様に出会うことができました。そして聖書のことばを通して過去の盗み、母と妹を恨んだこと、意地悪をしたこと、すべて私の罪を神様が赦してくださったことを知りました。
神の子であったイエス様は神であられるのに私たちと同じように人として生まれました。私たちの罪の身代わりに十字架にかかって死ぬためでした。
旧約聖書の時代、ユダヤ人は自分が犯した罪のために自分の身代わりのいけにえの動物を献げました。祭司はその動物を切り裂いて屠(ほふ)り、祭壇に捧げて焼いたのです。そうやってその人の罪は赦されました。でもその捧げものは何度も何度も捧げなければなりませんでした。
イエス様はただ一度、本物のいけにえとして全人類の罪のために十字架にかかってくださいました。そこでイエス様は七つのことばを叫ばれました。その最初が、「父よ、彼らをお赦しください。」ということばでした。これはイエス様を十字架に付けた人々だけでなく、あなたとわたしを含めた全人類のために叫ばれた祈りです。
私は聖書を通してこのことばを聞いた時、自分のすべての罪が赦されたこと、また、将来も赦してくださることを確信しました。十字架でご自分のいのちを捧げながら叫んでくださった、この赦しのことばがあなたの心にも届きますように。
( PBA制作「世の光」2021.8.5放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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