♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■イエスの名で祈る理由 / 山本陽一郎

2022年02月03日 | Weblog

2021/7/29放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。今日は、クリスチャンが祈りの締めくくりに言う、あのことばについてお話ししたいと思います。

 「イエス・キリストの御名によって祈ります。アーメン」
 「イエス様のお名前によってお祈りします。アーメン」

 キリスト教会ではおなじみのことばですが、その意味をご存じでしょうか。

 まず「アーメン」は「まことにその通りです。」という意味です。教会の歴史を通じて祈りや賛美歌の最後に唱えられてきたことばです。

 ではその前の「イエスの名前によって祈る」というのは一体どんな意味なのでしょうか。「名」とはその人の存在を表すものです。ですから「イエスの名前によって」というのは「イエス様によって」「イエス・キリストを通して」ということを言っているんですね。

 イエス・キリストは私たちの罪をすべて負って十字架でご自分のいのちを投げ出し、私たちの罪の代価を完全に支払ってくださいました。私たちが罪を赦され、聖なる神の前に立って祈ることができるのは、このお方がおられるからこそなんですね。

 ま、こういうわけで、イエス様のお名前によって祈りを捧げるのです。単なる決まり文句ではなく、イエスの名で祈ることは私たちの祈りの土台なんです。

 イエスご自身がこのように語っておられます。新約聖書 ヨハネの福音書16章23節です。
 「まことに、まことに、あなたがたに言います。
  わたしの名によって父に求めるものは何でも、父はあなたがたに与えてくださいます。」

 若い時の私自身の経験をお話しします。自分の失敗を悔いて不安の中で落ち込んでいた時、尊敬する先生が私のために祈ってくださいました。その最後に、「イエスの御名で祈ります。」と静かに力強く語られたんです。なんと心強かったことでしょうか。私は、こんなに不真実な者だけれど、イエス・キリストの十字架によって赦され、イエス・キリストによってこの祈りもちゃんと神に届いているんだ。・・・ それは本当に感謝なことでした。

 さあご一緒に、今日もイエスの名で祈りましょう。

    ( PBA制作「世の光」2021.7.29放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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