2021/8/2放送
世の光の時間です。今週番組を担当しますゴスペルシンガーの工藤篤子です。私は北海道で生まれ育ちました。ずうっと一人っ子でしたが7歳の時、待望の妹が生まれました。けれども妹は一歳になる直前に、ハイハイをして動き回っていた時、壁に立てかけてあった折り畳み式の重たいテーブルを後ろ足で蹴ってしまい、それが彼女の頭に直撃しました。その強い打撃が原因で妹は知的障害になりました。母は妹に文字を教えるようになりました。5分教えては30分遊ばせ、毎日毎日、文字を繰り返し繰り返し教えました。妹は新聞や雑誌なども読めるほどになりました。
けれども私は、一心に妹に愛情を注ぐ母と一心に母の愛情を受ける妹をねたみ、恨むようになりました。その心の状態は体にも出るようになり、吃音、自律神経失調症、しまいには、幻聴、幻覚といった症状も出るようになりました。
そのような状況でも何とか高校に入り合唱部に入ってみました。そうすると歌った時だけどもらないことに気づき、歌うことが心の慰めになりました。また声もドンドン出るようになり、音楽大学に進む決心をしました。
その受験準備をしていた時に偶然、「世の光」のラジオ放送を聴きました。メッセンジャーの先生が、「神は、生きておられます。」と語ったその一言が、何か一条の光のように心に差し込み、聖書を買って読むようになりました。そして私は聖書を通して、あの時聴いた生きた神様に出会い、私の心は癒やされ、許せなかった心も悔い改めに導かれ、大きく変えられてきました。
新約聖書のヨハネの福音書の1章にこうあります。
「初めにことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともにおられた。この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。」
このことばこそイエス・キリストであり、生きた神様です。あなたも生きた神様に出会うことができる聖書を読んでいただきたいと思います。
( PBA制作「世の光」2021.8.2放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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