2021/7/30放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
私たちの暮らしに欠かせない水、冷やせば氷になりますし、熱すれば水蒸気になりますね。このように一つの物質が温度によって固体、液体、気体と姿を変えることを「物質の三態」といいます。それから、私は妻の夫であり、子どもたちの父であり、親の息子でもあります。三人の私がいるのではなく、みんな一人の私です。なぜこんな話をするのかというと、神が三位一体、三つで一体であるという事実を例えを用いてなるべくわかりやすく説明したいと思ったからです。
しかしどうしても限界がありますね。なぜなら神の他に三位一体というものは存在しないからです。神はただお一人であり、同時に父・子・聖霊というお方です。そして神ご自身のうちに愛の交わりを持っておられます。ちょっと難しく感じられるかもしれませんね。でもこの事実と私たちの祈りとは深い関係があるんです。私たちはこの神のご性質に似せて造られたので、私たちもまた神との交流、会話を求めるのです。それが祈りです。
聖書のエペソ人への手紙6章18節に、「あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。」とあります。
私たちの祈りは聖霊に導かれて献げます。また聖霊によって私たちは天の父なる神を呼ぶことができます。
さらにローマ人への手紙8章26節にはこうあります。
「同じように御霊も、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、何をどう祈ったらよいか分からないのですが、御霊ご自身が、ことばにならないうめきをもって、とりなしてくださるのです。」
聖霊は私たちに何を祈ればよいかを教えてくださいます。それだけでなく、心が沈んで私たちが祈れないと思うような時でさえも、そのことばにならない祈りでさえも、聖霊は父なる神のもとに届けて下さるのです。このことを知るとき、深く慰められ支えられるのではないでしょうか。
あなたも祈ってみてください。祈りを通して、私たちを愛してくださる三位一体の神をもっと知り、神と親しくなりましょう。
( PBA制作「世の光」2021.7.30放送でのお話しより )
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