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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■本来の礼拝の姿 / 関根弘興

2019年09月27日 | Weblog
2019/8/23放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 イエス様がエルサレムに入られ神殿に行かれた時のことでした。イエス様が見た当時の神殿の現実はどうだったかっていうと、人々がそれぞれ区切られた庭によって仕切られ(※異邦人の庭、ユダヤ女性の庭、ユダヤ男子の庭)、そして両替人や商売人たちは自分の利益だけを求めているような、そんなような状態でした。

 イエス様はそんな両替人や商売人を追い出し、本来の神殿の姿を身をもって示されたのです。すると、イエス様のもとに目の見えない人たちや足の不自由な人たちがやってきました。イエス様は彼らを暖かく迎え入れ、一人ひとりを癒されたのです。

 イエス様は、もし両替人や商売人が本来の「祈りの家」としての礼拝を妨げてしまうなら、そんなものはやめてしまえ、むしろ今ここにいる人々に愛と憐れみを差し出すことの方が本来の神殿にあるべき光景だ、ということを身をもって示されたんですねえ。

 するとこんどは、子どもたちが庭の中で「ダビデの子にホサナ!」と叫んでいた、と書かれています。旧約聖書には、救い主はダビデ王の子孫から生まれる、と預言されていますから、「ダビデの子」とは救い主のことを意味しています。子どもたちはイエス様に向かって、あなたは救い主です、と賛美していた訳ですねえ。

 でもそれを聞いた宮の神殿の指導者たちやまた当時の学者たちは腹を立てました。「あなたは礼拝に必要な両替人や商売人を追い出したり、勝手に癒やしを行なったりするだけでなく、自分が救い主だと言われて否定もしないとは、自分を何様と思っているのか!」と怒った訳です。

 するとイエス様は、詩篇8篇を引用し、「『あなたは幼子と乳飲み子たちの口に賛美を用意された』と聖書に書かれているその事を読まなかったのか」と言われたんですね(マタイの福音書21章16節参照)。

 神様は子どもたちに賛美をさせておられるのだ、子どもたちがわたしを救い主として賛美するのは神様の御心なのだ、ということなわけですよねえ。子どもたちは100%意味が分かって「ダビデの子にホサナ」と歌った訳ではなかったでしょう。しかしイエス様はその賛美を受け入れ、喜んでくださいました。イエス様こそ賛美を受けるに相応しい方だからです。誰もが、分け隔て無く受け入れられ、イエス様によって癒され、イエス様を賛美する場所。それが神殿の本来の場所であり真の礼拝の姿なんですね。

     (PBA制作「世の光」2019.8.23放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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